WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 そこに自分の発病という新たな局面が 荒野に俺は一人だけ(笑)
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本ボシ確定

爺様入院騒動2010 その6・完

婆様の病院から、東△伊勢崎線と亀☆線を乗り継いで、最寄り駅から徒歩5分の、◯田中央病院へ。

3階に上がり、ナースステーションの入口近くに居る男性看護士に声を掛ける。

POTE「昨日、ICUに入れて頂きましたPOTE村爺(仮名)の家の者ですが」
ちょっとお待ち下さいと言われ、廊下で待っていると、別の看護師が出て来て、どうぞと招き入れてくれた。

一番奥のベッドですと言われ、ごつい医療機器を避けながら、呼吸器装着され横たわっておられる何人かの患者さんのベッド横を通り(本来、こういう重篤な方が置かれる場所だから)

昨日同様、窓際のベッドの爺様に近付き、声を掛ける。
POTE「お爺ちゃん、大丈夫?」

うっすら目を開け、POTEを認めると、爺様は小さく頷いた。

そこへ、足早に一人のDr.が近付いて来られ、

Dr.「どうも、S藤です」
POTE「ああ、今朝ほどはお電話有り難うございました。色々御迷惑お掛けしましたようで、本当に申し訳ございません」
と、平身低頭するのに対し、S藤Dr.はいやいやと明るく笑って、
S藤Dr.「お食事も食べておられますし、看護婦によるとその度事に表情が変わって来ているということですし、落ち着かれているんだと思います。
まあ、まだ痛みは強いようなので、そこだけですね、問題は。
今日、整形の先生が来ておられるんですけどね。まだ午後の外来の方が終わらないものですから、そちらの診察が一段落したら、こちらに来て診て頂けることになっています。もう少し時間かかっちゃうかもしれませんが、お時間の方は大丈夫ですか」
POTE「はい、お爺ちゃんがこちらに居る以上、私が急いで帰宅する必要もありませんので」
S藤Dr.「じゃ、すみません、そういうことで、もう少しお待ち下さい。よろしくお願いします」
POTE「はい、こちらこそ、よろしくお願い致します」

S藤Dr.が颯爽と去られた後、所在なげにベッドの脇に立ち尽くしていたら、看護師さんが丸椅子持って来てくれたので、腰を下ろす。

他の患者さん方の、呼吸器から漏れるひゅうひゅういう呼吸音を聞きながら、待つことしばし、サンダルの音も高らかに、長髪眼鏡の、一見秋葉系の白衣を来たDr.が息を弾ませながら駆け込んで来る。

「(ぜいぜい)整形の(ぜいぜい)真々◯です(ぜいぜい)」
外来診察室は1階なのだけれど、外来の合間を縫って、階段で三階まで駆け上がって来て下さったらしい。
POTE「あ、はい、POTE村でございます。よろしくお願い致します」
真々◯Dr.「ちょっと、痛む箇所を確認したいんですが」
POTE「と言いますと、どうすれば」
真々◯Dr.「一度起き上がってもらえますかね」
POTE「無理です。それが出来なくなったので、救急搬送してもらったんです」
真々◯Dr.「じゃ、横になるだけでいいから、ちょっと手伝ってもらえますか。POTE村さーん、ちょっと、右を下にして私の方に向いて下さいー」
爺様「痛い、痛い」
POTE「お爺ちゃん、頑張って、ベッドの柵に掴まって、そーっと押すから」
と爺様の身体を捻らないよう、反対側から肩と背中をPOTEが支える。
真々◯Dr.「POTE村さーん、どこが痛いー?」
爺様「このあたり」
と尻に近い腰のあたりを左手で示すと、
真々◯Dr.「そこー?いや、そこじゃない筈なんだけど」
爺様「じゃ、このあたり」
と今度は脇腹のあたりを示し、
真々◯Dr.「えー、そこだったら、私の診たて違いってことになるんだけど」
POTE「あの、多分、手が届かないんだと思うんですけど、年寄りなんで関節硬いから」
真々◯Dr.「そっか、じゃ、ちょっと失礼」
と真々◯Dr.は拳で軽く爺様の腰を押し、
真々◯Dr.「ここは?ここは?ここは痛くない?」
と、探っていくと、
爺様「うう~、痛い」
と呻く場所が判明。
真々◯Dr.「やっぱりここだ(嬉しそうに)。ここねー、ここが痛いのねー?」
爺様「痛い、痛いです」
POTE「そこが、本ボシですか」
真々◯Dr.「そうです、第1と第5腰椎にひびが入ってるんです。骨折です

あっらー\(* ̄□\) ̄□\) ̄□\))))オォ~ット!!。
打撲じゃなかったのねー。ひび、骨折、そーりゃあ、痛くて起き上がれなくなる訳だわ。

真々◯Dr.「転んだんですか」
POTE「現場は見ていないんです。前日まで普通で、翌朝起こしにいったら、もう起き上がれなくなってました。夜中、何度もトイレに行ったようですので、その途中、廊下で転んだことは充分考えられます」
真々◯Dr.「なるほど、とにかく1週間じゃ無理です。しばらく入院してもらうようになりますねー。それと、コルセット作りましょう。腰椎圧迫骨折にはコルセットが要ります。今日ならまだ業者さんが居ますから、今日を逃すとまた1週間先になっちゃいますから、今から寸法測ってもらいます。コルセットが出来たら、順次リハビリに入りたいと思いますが、それまでは保存的治療で安静にして頂くようになります。お年もお年なので、あまり寝かせ過ぎると、筋力も低下しますし、認知症の心配もあるので、そのあたりは様子を見ながらやっていくようになると思います。じゃ、そういうことで」

そう言って、真々◯Dr.は来た時と同じように足早にICUを飛び出していき、

骨折、骨折、しばらく入院と、状況を整理しようと務めるも、すぐに若い別のDr.と装具業者さんが現れ、挨拶もそこそこに採寸に取り掛かる。

とはいえ、起き上がれますかの問いに、無理ですと答えると、どうにか寝たままでメジャーを背中に回したり、親指と人差し指で計測したりして数値を記入していき、間もなく採寸完了。

装具業者「来週月曜には出来上がります。料金は29,162円となりますが、お支払い頂いた後、私どもが発行します領収書と、真々◯先生のお名前の入った診断書(有料で3,000円かかりますが)があれば、お住まいの区の保健課に申請を行い、後から9割戻って来ますので、銀行口座と認め印を持参して手続きなさって下さい」

それでは我々はこれでと、若いDr.と装具業者も立ち去り、何だかばたばたばたばた、一気に事態が動いたなーと呆然としているPOTEと爺様だけが後に残された。
ε-(;ーωーA フゥ…

と、そこへ、今度は「お食事でーす」と看護助手さんが夕飯を運んで来た。
看護助手「はい、POTE村さん、起きましょうー」
と、ベッドの足元にハンドル回して、ベッドを起き上がらせる。

POTE「お爺ちゃん、一人で食べられます?」と聞くと、ダメダメと顔を横に振るので
(ノ_-;)ハア…、しょーがねーなと箸を取り、はい、アーンして下さいと食事介助。

途中、看護助手さんが様子を見に来てくれたけれど、家族が付き添って食べさせているので、安心してすぐ出て行った
ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ。

で、この日から、毎夕食時の食事介助が決定。( ̄  ̄;) うーん

まーでも、朝と昼は来れないけれど、せめて夕食くらいは行かないとなー。
婆様は食堂で皆さんと食べるし、同室やリハビリ先でのお友達も居るけれど、爺様はコルセットが出来てリハビリが始まるまでは、このICUの隅っこに寝かされっ放しなんだもの。

そんな訳で、ダブルの病院付き添いの日々が始まりました。ε~( ̄、 ̄;)ゞフー

立って歩けてこそ

爺様入院騒動2010その5

爺様が入院したおかげで、一日の時間の使い方は物凄く自由になりましたー。
ヽ( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄)ノ

だって、ダンナが出勤しちゃえば、本来手抜きな掃除洗濯なんて30分もあれば終わっちゃうし、
(そもそも一番汚してた張本人が入院で不在なんだから)

リハパン交換や着替え、顔拭き、食事、薬、目薬、歯磨き介助しなくていいって、なんて自由でパラダイス
ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!。

で、早々に家を出て、ファミレスでお昼食べて(これまでは、それすら夢のまた夢)、婆様の病院に到着。

ところが、あんまり早くに着き過ぎてしまい、
爺様とのお昼が終わってから、POTEがリハビリ病院にやって来るのは、いいとこ1時過ぎでなければならず、
昼前にのこのこ病室に行ったら、いかな天然の婆様でも、お爺ちゃんの方はどうしたの?と異変を感づかれるかもしれんので、1階ロビーでしばし時間調整。

午後1時からのリハビリが始まった頃合いを見て、病室に上がり、タオルや着替えを棚に仕舞い、出番の無かった婆様外出用の上着他一式は、持って帰るのも癪なので、一番上のストック棚に押し込む。

で、リハビリルームの方に出向くと(ここの病院は家族のリハビリ見学、参加を積極的に推奨)、

ペ・ヨンジュン似の?(いや、ワタシ的にはそーすかあ?なんだけど、婆様がそう言うんで)PT療法士さんに支えられながら、リハビリマット(足付き)の上でストレッチしてる婆様発見。

すぐ脇の見学用ベンチに座ると、
婆様「お花見中止なんだって」
ヨン療法士(仮名)「残念でした」
POTE「うん、看護助手さんから聞きました。一応一揃え持って来ましたけど、今日は凄い寒いんですよ。支度しながら、絶対無理ーって思いましたけどね。小学校の運動会じゃないから、いちいち中止ですって電話連絡来る訳じゃないし」
婆「今日の為に、わざわざ仕事休んだ息子さんも居るんだよ」
P「はー、恨んでも恨みきれませんねえ。折角皆楽しみにしてたのに、順延日がいつになるとか聞いてます?」
婆「もう、ないみたいよ。三月末で退院する人も居るしね」
P「じゃ、後は各人で勝手に外出して見て来て頂戴ってことかー」
婆「うちの近所の桜はどんな感じ?」
P「やっぱり、咲き始めたばかりで、お花見するにはもうちょっと咲かないとなーっていう感じですよ。そーね、七分、いや五分ってところかなー」

ヨン療法士(仮名)「今日はちょっと新鮮なものを御覧頂こうかと」
は?新鮮?何ですろう。

ヨン療法士(仮名)が婆様の左足に樹脂装具を付けた後、四点ステッキを持って来る。
そして、ヨン療法士(仮名)に後ろから介助されながら、ゆっくり婆様がリハビリマットから立ち上がり、一歩一歩歩き出す。

リハビリ室内は一周約50M、二回の途中休憩を挟みつつ、婆様は見事一周して、ちょっと恥ずかしいそうにリハビリベッドに戻って来ました。

凄ーい!

先週迄は平行棒に掴まりながら、後ろからがっちりヨン療法士(仮名)に支えられて、どうにかぴょこたん動くのが精一杯だったのに。

婆様、素ん晴らしいでございますだよ。

幾ら自由に操作出来ても、所詮車椅子は幅もあるし、コーナーワークも大きいものだから、病院なら何処もかしこも広くて安全だけど、自宅じゃそういうわけには行かないからなー。

車椅子対応を考えて、バリアフリーの家にしたと言っても、個人宅なんだから病院や老健施設のようにはいきません。

病院内は全館空調でいつでもどこでも快適な温度だけど、家は居室は冷暖房出来ても、廊下やトイレは外気同然。
爺婆部屋の和室から、ふすまを開けて車椅子で出て来ることは出来ても、健常者のように後ろ手で簡単にふすまを閉めるのは難しい。

結局、POTEがこまめに付き添って、ふすま開けたり閉めたりしてやらなきゃならんのだなーと考えていた矢先だったので、

四点ステッキ歩行が出来れば、掴まり歩きも可能で、ふすまの開け閉めやスイッチの付け消しも、自分で出来る。

婆様本人が自分で出来る項目もかなり増えるし、とりもなおさず、それは介護者POTEの負担軽減に繋がる訳です。

思い起こせば、墨◯病院搬入後、あっちこっち管で繋がれて、左目のまぶたも持ち上げられず、くったり力なくベッドに横たわっていた婆様が、例え四点ステッキと介助付きとは言え、立って歩いているんですよ。

婆様、凄い、素晴らしい!
これも、婆様のいじらしい迄の頑張りと、主治医の先生、OT、PTの先生方、看護師さん、皆さんが陰に日向に支えて下さったお陰と、まぶたが熱くなりました。( ̄ーÅ)ホロリ

ヨン療法士(仮名)「この歩行訓練を続けていくことによって、マヒしている左足のむくみも取れれば、採寸が出来て、オリジナルの装具が作れるようになります」

よよよろしくお願い致します~。

日々の積み重ねがいかに大切か、改めて実感した出来事でありました。

良い感じで疲れた婆様と病室に戻り、喉乾いたでしょうと冷蔵庫からヤクルト出して飲んでもらって、一息ついたところで、ついに腹を括り、

POTE「実は一件、御報告があります。昨日、お見舞いにお爺ちゃんを連れて来なかったんですが、実は今家に居ません。入院してます」
婆様「えー?」

これこれこう言う事態になりまして、日曜日に救急車で◯田中央病院が受け入れてくれました。
10年前、大腿骨骨折で手術して、看護師さんや看護助手さん達に随分良くして頂いた、あの病院です。
お姑さんが、◯田中央病院の診察券もひとまとめにしておいて下さったので、手続きするのにとても助かりました と言うと、

婆「よく、一人で頑張って凌いだねえ」と有り難くも労いのお言葉。
婆「Y子(義姉上)には?」
P「まだ言ってません。受け入れ時は外科の先生しかいなくて、レントゲンでは腰椎の骨が随分削れてるって言われましたけど、整形の先生じゃないと詳しいことは分からないって言われてます。今日の夕方、整形の先生がお爺ちゃん診て下さって、その後、どれだけ入院するようになるのか、どういう治療になるのか話が聞けることになるので、はっきりしてからお義姉さんにもご報告しようと思ってます」
婆「そうだね、その方が良いね」
P「すみません、昨日、こちらに来る前に、Sさん(ダンナ)は早く言った方が良いって言ったんですけど、今日、お花見の予定があったものですから、折角の楽しいイベント前に水を差すようで、ワタシの一存で強引に伏せてました」
婆「かえって気を使わせちゃったね。それで、アンタ、今日これからお爺ちゃんの方にも行くの」
P「夕方ね。先生からのお話もあるし、何か夕べは点滴抜いたり色々やらかしてたみたいだから、誰か行って、夕食くらいは付き添って安心させないとね」
婆「あっちもこっちもなんて、アンタには迷惑かけっ放しになっちゃって」
P「しょーがないすよ、でもまあ、ワタシ的には三交代本職のところにお爺ちゃん預かってもらえたので、正直ラッキーとか思うてます」

で、自宅で待つ人間が居ないので、この日は5時くらい迄婆様に付き添い、その後、爺様の病院へ。

果たして爺様の診断は?

ごめんなさいー
終わると思ったんだけど、もう1回続きます。

嘘つき嫁は何枚舌?

爺様入院騒動2010 その4

爺様を入院させ、何日ぶりかの夫婦水入らずの外食ランチのひと時の後、婆様の病院へ。

いつもなら午前に来る筈の息子夫婦&爺様が、午後になってから、しかも爺様抜きで息子夫婦だけが来たことに、婆様は無邪気に「お爺ちゃんは?」と尋ねてきたが、

鉄面皮POTEの「今日は私達だけー!」に、
婆様「お爺ちゃん、来るって言って困らせなかった?」
POTE「大丈夫、口開けて寝てるから」に、
あっさり納得して下さるところは素直というか、人を疑うことを知らない婆様らしくて、その点は大変助かった。

その後は慌ただしく持参した洗濯物やタオルを棚に収め、テレビカードを買って来たり、吸い飲みに新しい麦茶を詰めたりして、
(水分摂って下さいねと看護師さんは言うけれど)
(麦茶は食堂の給湯台にヤカンがあって、誰でも自由に飲んで良いようになっているけれど)
(車椅子使用者で半マヒの婆様が吸い飲みの蓋を外して、自分で麦茶注いだり、手洗いの水詰めたりするのは大変な作業な訳で)
(飲めと言うなら、言葉だけじゃなくて、水でも良いからおまはんらが汲んだれよ( ̄皿 ̄;と、
家族としては思ったりもする訳です)
(最近はあまり手伝ってくれないことが多くて)
(そらまー、生活様式全般がリハビリ対象なので、自分でやるようにしないといけないというのは分かりますがね)

一段落した後、ダンナも交えて、うちの庭のカイドウがもうすぐ咲きそうだとか、近所のガラス工場の八重桜の古木が切られて、敷地の半分が更地になったので、何か建つんじゃないかとか、近所の動向のあれこれをお喋りし、夕方病室を辞去。

「久しぶりにSちゃん(POTEダンナ)の顔見れて良かった」と手を振る婆様の笑顔に、罪悪感を感じつつ、車に乗り込み、
POTE「よく(爺様入院の件)ゲロしなかったグッ!! ( ̄ε ̄〃)b」
ダンナ「何度か爺さんの話題になる度、冷や冷やしたけどな」
P「明日のお花見が無事に済めばね。そしたら、ちゃんと話すから」

問題の先送りといわば言え、

が、しかし、

翌日は、雨がぱらつき、気温も低く、ホントにお花見するんかいなー?と首をひねりたくなるような寒い朝。

そもそも、このところの低温続きで一度は膨らみかけた桜の蕾は開く寸前で固まったまま、どう考えても見頃にはまだ早過ぎると思うんだけど。

患者有志のお花見で、家族参加も呼びかけられたとはいえ、小学校の運動会のように開催の有無をいちいち電話連絡してくれる訳でもない。

で、とにかく婆様に着せる上着やら手袋やら使い捨てカイロやらをバッグに詰めていると、携帯が鳴った。

覚えの無い番号だったけれど、爺婆揃って入院している今、見知らぬ番号だからと言ってシカトする訳にも行かず、電話に出ると、

「◯田中央病院の外科のS藤と申します」
どっきーーーん!Σ( ̄ロ ̄lll)

POTE「ははははいっ、(ままままさか、ききき急変とか?)」
S藤Dr.「今現在、POTE村爺様(仮名)は落ち着いておられます」
P「(思わず脱力ε=( ̄。 ̄;)フゥ)…あ、はあ、それはありがとうございます」
S藤Dr.「昨夜は点滴の針を自分で抜いたり、ベッドから下りようとしたり、問題行動があったようですが」
P「(思わず携帯持って平身低頭(>д<))ももも申し訳ございませんん~!」
S藤Dr.「いやいや、それは大したことじゃありませんから。まあ、危険なので、点滴はやめにしました。食事は普通に摂れているということですので」
P「…あ、そうですか」
S藤Dr.「それで、レントゲン写真、私も拝見したんですが、整形は専門外なもので、痛みの原因についてははっきり分からないんですね。整形の先生は週三回こちらの病院にお見えになるんですが、今日外来がありますんで、POTE村さんの診察と写真も見てもらおうと思います。その上で、どのような症状なのか、どのくらいの入院になるか、ハッキリお話し出来ると思います」
で、今日の夕方か、明日の昼に病院に伺い、S藤Dr.と面談するお約束をし、電話を切る。

何にしろ、三交代の本職に預かってもらえた分、爺様については当面安心。

さて、それでは次は婆様のお花見会と、その後に控える事実の告白。

帽子にマフラー、手袋、ダウンジャケットという真冬の格好(ホントに花見するんですかああ?)に、婆様の身支度を詰めてパンパンに膨らんだバッグを担いで病院に到着すると、廊下の途中で会った顔馴染みの看護助手さんが、申し訳無さそうに、

「お花見中止になっちゃいましたー」

( ̄▽ ̄;)…やっぱりねー。

まだもう1回(多分)続きます。

準備万端整えて

爺様入院騒動2010 その3

28(日)
状態変化なし。
おむつにおしっこあり。大量。
さすがに空腹になったようで(最後の食事は金曜の通所介護のお誕生会のお昼ご飯)、表情もかなりはっきりし、ご飯食べます?の問いかけに「うん、そうだね、食べようか」と返事してくれたので起こそうとしたが、やはり痛みがあり断念。

ことここに来て、漸くPOTEが119番通報を決断。 \( ̄^ ̄)/ 決定!!

お産でしか病院に入ったことのない婆様と違って、爺様の罹患歴は豊富なので、

まずレポート用紙に、氏名、年齢、生年月日、簡単な状況説明(金曜まで普通に生活してたのに、土曜の朝から起きられなくなり、食事も水分も取っていない)、
30年前に胃の手術(ガンだが本人告知せず、胃潰瘍ということになっている)、
10年前に左大腿部骨折 手術、
去年骨盤蝶骨骨折 安静 と書いてから、
常用薬、お薬手帳、保険証、診察券、タオル、バスタオル、ティッシュ、歯ブラシをバッグに詰め込んで、
119番通報。

10分で救急車到着。
血圧は正常だが、体温37.1℃で微熱あり。
搬送先希望を聞かれ、10年前に左大腿部骨折で手術して頂いた○田中央病院をお願いする。

幸い、少し電話で待たされたものの、無事受入れ了解が取れ、POTEが付き添って出発。

爺様の罹患歴記録とか保険証、お薬手帳、長寿検診結果(身長体重血液検査尿検査までデータがあるのでとっても重宝ですよー)まで色々そつなく揃えてたもんだから、道中、救命士の人から「お仕事は病院関係ですか」と聞かれてしまった。
いえいえ、単なる専業在宅介護主婦ですー。ほっほっほ♪( ̄▽+ ̄*)

日曜日ということで当直は外科のドクターしかおらず、整形は専門外だけれど、即レントゲンオーダーを出して下さり、写真を見たところ、はっきり分かる骨折はないとのこと。

ただ、93という高齢のせいもあるのだろうけれど、通常綺麗な菱形が縦に続いている腰椎の骨の先端が、どれも潰れてしまっている、こういうところに神経が触って痛みを起こしていることも考えられる。

いずれにしても緊急性はないようですと説明されるも、

はいさいでと、帰宅させられたらかなわんので、
実は1月からお婆ちゃんが脳梗塞で入院しておりますので、ワタクシ一人でお爺ちゃんのお世話をしていたのですが、とにかく起き上がらせて水分取らせようとしても痛がって、うちは電動じゃなくて普通ベッドなものですから、こうなってはとてもワタシ一人ではお世話しきれません。
無理なお願いでしょうけれど、数日でも一週間でもこちらで預かって頂けると助かります。
(-人-)懇願!

と、泣きついたら、では経過観察ということで一週間くらいの入院でよろしいですか ということになりますた。

やったぜ!経過観察だろーが、何だろーが、三交代の本職が看てくれるなら、何でもオッケーでーす!
YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!

当直Dr.「ただ、水くらいは無理にでも飲ませないといけませんよ」
(そんなことは百も承知してますって)
(高齢者は脱水症状に陥り易いから)
(只でさえ、口開けて寝てる訳だし)
(だから、昨日から何度となく、水分摂らせようとしたんですから)
(寝たままだと飲めないから、どうにか起き上がらせようとすると痛がって起き上がれないから、結局搬送するしかなかったんです)
(口から水分摂れないなら、生食点滴してもらうしか無いじゃないですか)
…とは言いませんで、申し訳ありませんと殊勝に頭下げましたけどね。(ー'`ー;)

こっちにはこっちの事情があるの!

看護師長「病室についてですが、ちょっと今日はお部屋がいっぱいで、個室しかありませんが」
POTE「結構です」

と答えたものの、病室希望書類が出され、サインしようとしたら、何と1日15.000円の部屋だった。
げ。( ̄Д ̄;;
いちまんごせんえんー?三日で45.000円、一週間で105,000円かよー…でも、しょうがないかー。

ちょっとがっくりしてたら、病棟の当直の先生が降りて来て下さった。

俳優の松山ケンイチ似の若い先生はにこやかに師長と何やら相談していたが、
「個室でも結構だと仰って頂いてます」「あー、無理ですねー、ADL低い患者さんは、かえって目が届かなくなるのでー、ICUの方で作ってもらってますからー」等と言っているのが聞こえて来て、

松ケン「お待たせしましたー。それでは、病室の方にご案内しますー」
と松ケンDr.が爺さまのストレッチャーを押し、3階に到着。

松山「お部屋がですねー、ちょっといっぱいなものですからー、車椅子の高齢者の方は入院なさると混乱することが多くて、何かあると危ないんでー、すみませんがお部屋が空くまで、集中治療室のほうでご辛抱頂くようになりますー。お部屋空き次第、病室の方に移動して頂きますからー」

はあ、そうすか、いや、ICUなら24時間態勢だから、考えようによっては一番信頼出来る病室かも。
何たって、ナースステーションから丸見えだし。

で、目出たく?爺様は入院完了。ε=( ̄。 ̄;)フゥ
翌月曜に整形外科医の先生が来るので(週三回しか来ないらしい)、また改めてレントゲン写真を見てもらって、今後の治療のこととか入院期間のお話は整形の先生がして下さるらしい。

POTE「また明日来ますからね。看護婦さんたちが看て下さるから、安心してね」と声をかけると、爺様は小さくうんうんと頷いた。
「宜しくお願い致します」と松ケンDr.や看護師さん達にご挨拶し、自宅で待機してるダンナにtel、無事入院出来たことを伝えると、

ダンナ「うん、じゃ、待ってる」とあっさり電話が切られる。

へ?待ってる?ここ、車で10分も掛かんないところなんだけど、あんだおー、迎えに来てくんないのー。( ̄? ̄;) ムカッ!

しょーがねーなーと病院前のバス停でバス来るの待ってたら、その日はものスゴーーーク寒くて、身を切るように冷たい風の吹く日で、バスが来るまでの15分間、頭に来るくらい寒かったす。

で、漸くバスが来て、最寄りJR駅前で降りて、そこから徒歩で帰ったんですけど、よく考えたらタクシー乗っちゃえば良かった。
それだけの働きはしてたのに、どーも貧乏性でいけませんわい。

で、家に帰り着くと、ダンナが今度こそ車出してイタリア料理食べに連れて行ってくれました。

さて、残るは爺様連れて、恒例の日曜面会に来る筈の息子夫婦を待っているであろう婆様のこと。

POTE「お爺ちゃんの入院は、まだ言わないでおこうよ」
ダンナ「何で」
P「明日月曜日は、お婆ちゃんの病院は患者さんのお花見会があるの。
お花見ったって車椅子押してだから、近場と思うんだけど、リハビリ終わってから3時頃の予定なんで、なるべく家族の方も来て下さいって言われてるし、お婆ちゃん、楽しみにしてるんだよね。
折角のお花見なのに、お爺ちゃんが入院したなんて聞いたら、お婆ちゃん心配して、桜どころじゃなくなっちゃうよ。
お花見が終わったら、ちゃんとお話しするから、それまで伏せておきたいんだけど」
ダ「俺たちが見舞いに行くのに、爺さん来ないのって、変に思わないか?」
P「思うかもしれないけど、そこは私達がどれだけシラを切れるかにかかってるんだから、気取られないように」
(何と言う謀略嫁)

はてさて、息子夫婦は見事爺様入院の一大事を婆様に気取られずに済んだのか?

まだ続く。

救急車呼んでいいのか悪いのか

爺様入院騒動2010 その2

ダンナも同様だったようで、翌27(土)は出勤日だったので、まず6時にダンナが起きだし、トイレとガスのスイッチ入れがてら和室の様子を覗いてみたら、

取り敢えず、生きては居る。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
息はしてるし、ベッドで寝てることは寝てる。
ただし、布団は半分ずり落ち、夜中に大きな物音は無かったけれど、入り口のふすまは全開、トイレのドアも開けっ放し。階段下の収納扉も開いてると言う。( ̄□ ̄;)

やっぱり夜中トイレ行ったなー、一人で戻れなくなって、助けも呼べず、あちこち掴まりまくって、どうにかベッドに辿り着いたらしい。(ノ_-;)ハア…

ワタシも睡眠不足でへろへろしながら、ずれた布団を直し、ベッドの爺様に声をかけると「寒い」というので(爺様は電気式毛布入れてるけど、入り口開けっ放しじゃ、廊下の冷気が全部入って来て寒かっただろう おまけに布団も半分しかかかっていなかったし)、

押し入れから毛布を出して、電気式毛布の温度を上げて、朝ご飯も食べないで寝ていたいと言われ、まあ午前中一杯は寝かした方が良かろと、ワタシ達は朝食を済ませ、ダンナは出勤。

掃除洗濯の合間に、何度か和室を覗き、お茶でも飲みますかと声をかけるも、要らない、寝ていたいというばかり。( ̄  ̄;) うーん

10:00いくら何でも、そろそろおむつ交換しないと危ないので、頑張ってリハパン交換。相当おしっこ吸ってズッシリ重くなってた。危ない危ない。

昼以降も何も飲み食いせず、寝たまま。
現在うちで使用しているおむつは動ける人用のリハパンなので、速攻でテープ式おむつ1パック買ってくる。

15:00リハパンからテープ式おむつに交換。おしっこ出てる。
排尿が通常ペースなのに、昨日の昼以降何も飲み食いしていないというのはさすがにマズい。
それでも、夕食も拒否。

睡眠剤だけ飲んで寝ると言うので、手伝って起き上がらせるが(爺様はニトリで買った普通ベッド使用)、上体を立てさせようとすると腰の痛みを訴え、起き上がれない。
斜めの姿勢で、どうにか睡眠剤を飲ませ、就寝させる。

寝ていれば痛くない、暖かくして寝ていたいというが、起き上がらせるたびに痛みを訴え、食事も水も取れていない現状では脱水症状を起こしかねない。

痛みで七転八倒しているとか、呼びかけに全く反応しないなら即119通報するところなのだけれど、今の状態で救急車を呼ぶべきかどうかさすがのワタシにも判断出来ず、

消防庁の救急相談センターに電話し、現状を説明すると常駐している看護師さんが代わって下さって、あれこれ質問に答えた結果、緊急性は無いと思われるが、何分高齢であることと本人が正確に状況説明出来ないようなので、病院で詳しく検査された方がよろしいでしょう、このまま救急車依頼の方にお電話をお回し出来ますと言われ、

そ、そ、そ、それはー、まだちょっと心の準備がと、( ̄∇ ̄;)

え、え、え、えーと、しゅしゅしゅ主人の父親なので、すみません、主人が帰ってきましたら相談して、改めて119番通報させて頂きます とお断りしたら、あまり時間をおかず、救急相談で救急車を呼ぶように勧められたこともお話しになって下さいと言って頂きました。

で、ダンナ帰宅、救急相談センターからも救急搬送を勧められたと話すも、やはり二人ともどうにも決心がつかず、
(婆様が入院してる最中に)
(爺様まで入院なんて)
(手続きも支度もしなきゃならんし)
(正直、めんどくせーなーという本音もなきにしもあらず)

結局、更にもう一晩様子を見ることに。

続く