WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 そこに自分の発病という新たな局面が 荒野に俺は一人だけ(笑)
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要介護度変更

2月4日(水)
ケアマネs氏の計らいで、爺様の要介護度を上げてもらうため、認定調査員(介護相談員・女性)に聞き取り調査に来てもらう。

婆様は歯医者で不在、爺様は殆ど爆睡していたので、一連の説明と、調査員さんの質問には私が一人で答えていた。

最後の方だけ爺様が目を覚ましたので、名前と年齢と簡単な受け答えが出来るかの質問があり、調査終了。

認知症ではないので、要介護4は難しいが、おそらく要介護3になるだろうとのこと。
結構でーす。
自宅内でも車椅子、おむつ使用、訪問入浴サービスという実情に合わせたいだけだから、要介護2のままじゃ困るというだけで、要介護4だの5だのを貰おうとは思っとりません。

でも、私が色々ネットで調べたり、熱心に勉強してて、話し振りも明るくて前向きだとかで、調査員さんに褒められちゃいました

そうかなあ。
必要最小限のことしかやってないんですけど。
無理して、また一晩中便器の彼とらんでぶー、みたいなことはないよう気を付けるようにしてるし。

あ、でも、嫁という他人であるが故に、動揺する婆様やダンナやダンナの姉上よりは冷静で居られたかもしれない。
それと、実父やダンナ、自分の入院体験と、近年親しい人を続けて見送った経験が、これほど肝を太くしてくれようとは。
(えー、肝っ玉ですよ、度胸ですよ。実際の胴回りじゃありませんから)

その後、婆様が帰宅して、爺様と3人でお昼にしたんですけど、認定調査員はどんな人だったのかと婆様から尋ねられた爺様、
「凄い美人で、前回来たのと同じ人だった」

…ほえ?
凄い美人?確かに綺麗は綺麗な人だったけど、凄いって程でもないんでないかい。
いやそれより、今回を含めて認定調査は3回あって、私全部同席させて頂いてますけど、私の記憶の中では、今回来た調査員さんは初顔の筈…だけどなー。

ま、いいか。
結局爺様の記憶の限界って、そんなもんだよね。
今までも、爺様にとって「今」が全てで、さっき、昨日、数日前のことはなかったも同然なんだから。

その曖昧な記憶力のおかげで、何度怒鳴られたことか。
(殆どがこっちには身に覚えの無い、爺様の思い込みによる勘違いなんだけど)

ところで、今この記事書いてる現在、3月2日(月)なんですけど、未だ要介護度認定変更通知は来ていません。
介護保健課ー!ひと月経つぞー、どうなってるんだー?
早く要介護度アップしてくりー!


救世主来る

えー、すみません。ちょっと日があいてしまいました。
雪が降ったり、電気ポットが壊れたり、洗濯機の風呂水給水ポンプが壊れたり、介護保険使ってのトイレの手摺増設工事の手続きやらでばたばたしてたもので。

3月に入ったというのに、まだ1月の出来事を振り返ってるんですけど、早いとこ現在に追いついて、介護以外のことについても書きたいのですが、爺様のお陰でネタが尽きなくて…

他所様ほど、ここ覗いてらっしゃる方は多くはないと思いますが、暇つぶし程度にゆるゆるお付き合い頂きたければ。

で、
28(水)
室内用車椅子 届く。

今迄、通所介護、電動ベッド(悪名高き介護法改正のせいで、1年で回収されちゃったけど)、お風呂椅子の購入、段スロープ、訪問入浴と、介護保険で随分色々なサービス受けてきましたけど、この室内用車椅子の恩恵は最大級でした。

座幅40cmを保ち、かつ全幅わずか48cmの超幅せま設計。
トイレの出入りや狭い通路に最適!のセールストークに誤りなし。
小回り利くし、外用に比べてずっと扱い易い。

これに乗っけてしまえば、婆様だけでも爺様を、トイレ、洗面所、ダイニング、どこへでも連れて行けるんです。
凄い!素晴らしい!

朝晩の歯磨きも口濯ぎも心置きなく、洗面シンクに向かって思いっきり「くゎーっ、ぺっ」が出来るわけです。
朝昼晩、婆様と私との三人で食卓囲んで、皆でテレビ見て、あーだこーだ喋りながら食事出来るわけです。

今までは婆様がベッドに洗面器持ってって爺様の口濯がせたり、一人分の食事を運んだりしてたけど、何だかそれじゃ座敷牢に押し込めてるみたいでねえ。

ダイニングで食事するようになって、やっぱり爺様も嬉しそう

振り返ってみれば、入院直後はジェットコースター並みに展開する事態に、髪振り乱して追いすがるのが精一杯だったけれど、ケアマネs氏始め、e戸川区の助成制度、婆様の協力と、ネットの情報収集のおかげで一つずつ問題をクリアし、学習し、必要な道具、備品も揃え、どうにか態勢も整ってきました。

おむつもテープ式、フラットシート、尿パッド、おむつパンツの4種類をすぐ出せるように各タイプ別に整頓し、洗面所の収納棚を片付け、顔・身体清拭とおシモ用タオルのストックを入れる引き出しを作り、清拭時用のエプロンも用意、洗濯洗剤、漂白剤、殺菌ハンドソープも充分に買い揃えました。

あれもない、これも足りないばかりだった始めの頃に比べれば、必要な介護用品が揃っているだけで、随分気分的に余裕が出来るものですね。

落ち着いて来ると、何でもかんでも新規購入するばかりじゃなくて、元々あるものを代用したり、使い易いように研究したり工夫するようになってきました。

日を追う毎に、爺婆共に室内車椅子に乗るのも、扱うのにも慣れてきて、やれやれこれで一息つける…と思うと、そうはならないのが現実というもので

爺様がおむつではなく、トイレで用を足したがるようになりました。
呼ばれて、室内用車椅子に乗せて、トイレに行って、この頃には随分力が戻って来て、自分で便器に移動することは出来るのだけれど、おむつフル装備な訳ですから、一度腰を上げてもらって、テープ式おむつを緩め、中のフラットシートと尿パッドを外さなきゃならんわけです。

で、小用が済むまで廊下で待機して、終わったよーと声がかかると、トイレに入ってテープ式おむつを上げて、和室に戻って、ベッドに横になってもらって、新しいフラットシートと尿パッドを当てて、おむつを整える訳です

これが朝食後、10時、昼食後、2時、4時、夕食後、8時、9時半と、7~8回繰り返されるとですねー。
はしょうがないにしても、おしっこはおむつにしてくれりゃいいのに、いちいち外して付けてじゃめんどくさくてかなわないーって、思っちゃうんです。

でも、出来るならトイレでしたい爺様に気持ちもわかるしねー。
いまのおむつって、本当によく出来ていて、使う人も世話する側も、快適であるように研究された優れものだけど、おむつにするってことは本人より世話する側の都合が優先されてる訳だから、どっちを優先するかで判断が分かれるところだと思います。

病院や施設のような大勢のお年寄りを、限られた時間内で少ない職員が世話するような所ならともかく、うちは爺様一人なんだから、これも仕事のうちと思って、文句言わずに付き合うか。

そんで、もちっと様子見て、失敗しないようなら、日中はおむつパンツにしよ。

お尻だって、洗ってほしい

今回もおシモ関係のお話ですので、大丈夫な方だけどうぞ~

おニューのドクター

26(月)続き
訪問入浴スタッフが引き上げた後、昨日の夕飯の残り物でお昼ご飯。
お爺ちゃん、この後、往診の先生が来ますからねー。お風呂で綺麗にしてもらった後で良かったねー。

13:00~14:00の間に来て頂けるということだったので、手早く後片付けを済ませ、玄関に来客用のスリッパを出し、準備OK。

ところが、13:40を過ぎても一向においでにならない。

爺様はとっくにベッドで口開けて爆睡してるから良いけど、待ちくたびれた婆様がリビングにやって来て、遅いねえとこぼす。

うーん、でも午前中の患者さんを診終わってからじゃないと、先生出られないんだよ。
中には午前の受付ぎりぎりに来る患者さんもいるだろうし、受付時間過ぎてても役所じゃないんだから、午後に出直せとは言わないでしょうし。
何たって、先生の好意で、折角のお昼休みを削って、わざわざ来てもらうんだから、のんびりお待ちしましょうよ。

なんて話してたら、電話が鳴った。
急いで出ると、やはり噂のn先生。

「御免なさい、遅くなって。さっきまで患者さんが来てたもんだから」
ああ、いえいえ、お忙しいのに、有り難うございます。
「それで、今近くまで来てるんだけど、どの辺りか、わからなくて」
じゃ、今、外に行きまーす。

スニーカー突っかけて外に出ると、500M先できょろきょろしている自転車のn先生発見。せんせー、こちらでーす!

初めて病院を訪ねした時、診察室のデスクのPCでGoogl地図出してもらって、この角ですと指し示したけれど、うちの周り、下町なもんで路地がやたら多くて、実際その場に来ると分からなくなることが多い。
しかも新道が出来たりすると、かえって周辺風景が変わって、古くから住んでる人の方が道に迷ったりする。
うちのダンナや婆様も近道しようと思ったら、全然違うところに出てしまって、結局遠回りになっちゃった、ということはしょっちゅうです。

「先生がお見えでーす」と和室に入ると、爺様も目を覚ます。

「初めまして、nです。お尻の骨、欠けちゃったんだって、大変だったねー。じゃ、ちょっと診せてもらおうかなー」
若くて(多分40代前半?)元気いっぱいの体育会系n先生の威勢の良さに圧倒されつつ、爺様寝たままで、血圧測定、痛みの箇所の確認をする。

今は容態も安定しており、常用薬の処方を第一にお願いしたい旨、確認。それと、熱が下がってからが出ていないので、緩下剤の処方をお願いする。

月一の往診で、後ほど、嫁が病院に出向き、診察代+往診費(500円)を清算する。
常用薬はまだ残りが充分あるので、足りなくなりそうになったら、その時にまた病院に連絡。薬を出して頂くようにする。
前に通っていたt医院は発行された処方箋を持って、隣接する処方箋薬局へ行き、薬は別清算だったが、n医院は院内処方なので、薬も病院で頂けるとのこと。

帰りがけに、「こちらには昔、父親のお供で伺ったことがあるんですよ」とのこと。ええ?
先代の婆様(当然故人)が大先生(こちらも故人)に診察して頂いたのだという。
でも、先代の婆様という方は、うちのダンナ(50代)が中学生くらいの時に亡くなっているので、当然今のn先生はもっとずっと子供だった筈で、まあ、お医者の家の子供だということで、鞄持ちみたいなことさせられていたんじゃなかろうか。

「そういえば私も、随分前になりますが、風邪で大先生に診て頂いたことがありますよ」と婆様。
「今はもう大先生、いらっしゃらないんですか?」
「ええ、もう、亡くなって10年になります。それで、自分がアメリカから帰って来たんです。正直、臨床に携わるとは思っていなかったんですけど」
「ああ、では研究の方で」

後で調べたら、病院HPに、n先生の経歴として
米国ミネソタ大学心臓血管部門留学 の一文が。
病院は父先生に任せて、アメリカで研究三昧の毎日を送っていたのだろう。
それが父親の逝去で急遽帰国。研究生活を断念し、病院を継いだということらしい。

人生、誰もが予想外の連続ですね。
うちだって、結婚した当初はダンナの会社が多摩地区にあるので、そっちで生活してて、その頃は盆と暮れと彼岸に訪問する程度で、千葉在住のダンナの姉一家の方がよほど親密にしてて、孫も居たからしょっちゅう一緒に食事に行ったの、旅行に行ったのしてたから、爺婆に何かあって同居するようになったら絶対お姉さんがするんだろうなーと思っていたのに、10年前爺様が大腿骨骨折で手術入院した時、家建て直して同居すると言ったのはうちのダンナだった。

婆様の方の話ししか聞いていないし、だからその時のニュアンスとかもわからないし、何時の時点の話しなのかも微妙なんだけど、婆様が義姉に、こっちに帰って来ないかと水を向けても、色良い返事はなかったらしい。
私はそもそも他人で、口出す立場ではないけれど、娘と孫可愛さに、爺婆は経済的にも物質的にも随分姉一家に良くしてあげていたのに、いざとなりゃ、娘なんてそんなものなのかなー。

同居するにあたって、私は仕事辞めましたし、身贔屓だとは思いますが、うちのダンナなんか、それまで会社まで徒歩10分という超至近距離に住んでいたのに、今は総武線と中央線乗り継いで通勤してるんですけど、ラッシュアワーなんかまるで未経験の人だったので、それだけでも偉いもんだと感心しとります。
現場直行の、早出が結構ある仕事なので、朝の5時とか、冬だとまだ真っ暗なうちから出勤したりするんですよ。
それに中央線、総武線てしょっちゅう信号機トラブルだ、人身事故だとかで止まりますよね。
同居してなきゃ、その通勤の苦労はなかったよねーと、パジャマに膝掛け巻いて半纏引っ掛けて見送りながら思ったりする。
で、その後ワタクシもう一度寝直しております(をい))


「それじゃあ、今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそお世話になります」

n先生がお帰りになった後、婆様に新しい先生の印象を聞いたら、元気が良くて、話しし易そうな先生で良かったとのこと。
前の掛かり付けのt先生は寡黙な紳士って感じだからねー。
でも、これでt先生に診てもらうことはないんだねえ、あんなにお世話になったのに、とか言い出した。

爺様はn先生に変わったけれど、婆様は変わらずt先生に診てもらう訳だから、t先生との御縁がなくなる訳じゃないよーと言ったら、安心したようにそうよねと頷いてた。

お年寄りって、環境や習慣、交際関係が変わるのって駄目ですね。
よく田舎で一人暮らししてた親御さんを都会暮らしの子供が引き取ったら、惚けちゃって大変だとか聞きますけど、お年寄りにとって「変わらない日常」は何より大切で、「変わる」ことはそのままストレスになってしまうようです。

ともあれ、n先生が好印象で受け入れられて、良かったっす。

やっぱりお風呂はいいもんだ

26(月)
9:10訪問入浴サービスuェル森永のスタッフ来訪。
車はワンボックス、スタッフはオペレーター(男性)、ヘルパー(女性)、看護師(女性)の3名。
同時刻にケアマネs氏も来て下さる。

初めましての御挨拶の後、爺様は看護師さんに健康チェック(検温、血圧測定)、婆様と嫁はヘルパーさんの問診に答え、爺様の現在の状態、罹患歴、家族構成等話し、入浴サービス内容についての説明を受け、契約書類に署名捺印。

和室の形状を見て、コタツを部屋の隅に寄せてしまえば、ベッドの隣に浴槽を置くことが出来るとのこと。
庭の蛇口と電気コンセント、浴室の排水口を使わせて欲しいとの要望。もー、何でも使って頂戴な。

これからまた他の利用者宅を回るというケアマネs氏を見送る際、他に何か希望のサービスがあれば仰って下さいと言って頂いたので、室内用の車椅子が早急に欲しいと伝える。

今、家の中で使用している車椅子は元々外用なので、頑丈だけど横幅がありすぎて室内では使い勝手が悪い。口濯ぎも食事もいちいち和室に運ばなきゃならないので困っていると伝える。

希望のものがありますかと問われ、候補にあげていたfランスベッドメディカルサービスのカタログを開いて、ページとメーカー名、品番を控えて貰い、早急に発注してもらうこととする。

よろしくお願いします、sさん。
ホント仕事が早くて、今回も頻繁に来て下さって、頼りになるケアマネさんで助かります

で、S氏がお帰りになった後、では、これからお風呂に入って頂きます、ということになり、爺様は看護師さんに脱衣を手伝ってもらい、オペレーターさんとヘルパーさんが車から浴槽を運び入れる。

私、これ、以前から興味あったんですよ。
家(室内)でお風呂入れるって、どうやるんだろうって。

子供用プールみたいに空気で膨らませた浴槽にお湯を張るというのが、婆様が仕入れて来た無責任情報だったけど、やっぱりそんなことはありませんでした。

で、実際はですね、あらかじめ防水シートを敷いた上に、二つに分割された浴槽が運び込まれて、室内で即座に組み立てられるんです。
楕円形の洋風浴槽みたいなのが出現します。

で、そのなかで利用者が頭を乗せたり、踝を乗せられるようにスチールとロープで出来たやぐらを浴槽内にセットし、身体を乗せても痛くないようにウレタンクッションを被せる。

浴槽の上面に担架を渡したような感じで、レバー操作で、この担架を支えている四方のロープが引き出されたり巻き上がられたりして、浴槽内の担架を上げ下げし、利用者の身体をゆっくり湯に入れたり、出したり出来る訳です。

庭の、外水道の水はホースを伝って一度ワンボックスカーに入り、車内に搭載されたボイラーで適温に温められたお湯となって、またホースで室内の浴槽へ。湯温は常にラッコちゃんの温度計でチェックされ、あとは利用者の好みに合わせて、温めにしたり熱めにしたり調節してくれます。

因みに今日の入浴剤は「檜の湯」でした。

裸に剥かれた爺様も、タオル、バスタオルに包まれ、寒さや羞恥心を配慮されつつ、丁寧な誘導で、およそひと月ぶりの湯船に浸かることが出来ました。

ボディシャンプーをたっぷり泡立てて、頭から、顔から、足の指、手の指、首周り、胸、腹、腕、脚、背中、尻はヘルパーさんと看護師さんに、陰部はオペレーターの男性によく洗って頂きました。

ヘルパーさん達が洗浄してる間に、オペレーターさんはシーツ交換もしてくれます。

90の年寄りで、常に身体にはタオルが掛けられ、素っ裸が晒されている訳ではないとはいえ、皆が見てる中で女性に陰部洗ってもらうのはやっぱり恥ずかしいだろうし、まかり間違って勃起でもすると本人だけじゃなく周りも困るから、(いや、うちの爺様はさすがに勃たないだろうけど、中には本人の意思と関係なく反応しちゃう人だっているだろう。だって、ちんちんってそういうもんじゃないすか。達観)だから、肝心のところは同性に洗ってもらうのがいいのだろうなーとか、色々考えさせられました。

一ヶ月ぶりのお風呂は大層気持ちよかったようで、「じゃあ、t雄さん。そろそろあがりましょうか」と看護師に言われたら「いや、もうちょっと浸かっていたい」とか言い出して、それじゃ、のぼせないようにもう少し入ってましょうかということになった。

でも、ものの3分も立たないうちに、「もう充分です。ありがとうございました」と満足したようなので、湯を排水(車内ボイラーから引いたのとは別のホースで、浴室の排水口に排出)しつつ、手早く濡れた身体を拭き、3人掛かりでベッドに移し、看護師さんが着衣を手伝い、検温と血圧測定をし、保湿ローションを塗り、爪を切り、耳掃除までしてくれました。(何か物凄い量の耳垢が取れて、婆様と恐縮すること頻り。よっぽどほったらかしにしてる家族だと思われたんじゃないだろか。うん、でも、その通りだけど)

その間に、やぐらが外され、排水完了した浴槽ともども内部の水気を残さぬよう拭き上げられ、二つに分割した浴槽と一緒に車内へ撤収。
浴室と庭のホースも片付けられ、防水シートの水ハネも拭き取ってから、コンパクトに畳んで車へ。

浴槽を置く為にどかしておいたホットカーペットカバーを敷き直したり、部屋の隅に寄せておいたコタツも元に場所に戻してくれたり、もー、至れり尽くせりでして、使用するタオル、バスタオル、ボディシャンプーは全て持ち込みで、うちが用意するのは爺様の着替えと新しいシーツだけなので、婆様と嫁はその場に立ち会ってるだけで、なーんにもすることもなく、ただただ、凄ーい、早ーいと感心しているばかりでした。

今日は説明と契約があったので9時過ぎに来てもらったけれど、来週からは毎週月曜日AM11:10頃来て頂けて、入浴所要時間は30分前後とのこと。

一日何軒くらい回るんですかと婆様が問うと、8軒くらいだそうで、利用者とその家族から感謝される、やりがいのある仕事ではあるけれど、体力勝負の仕事だなー、お疲れ様です。有り難うございます。

喉乾いたでしょうと婆様が冷蔵庫からヤクルト出して配ろうとしたけれど、どうぞお構いなくときっぱり固辞された。

何か御礼せずには居れないんだろうけれど、婆様、介護サービスでそういう物品の供与は禁止されてるんだよー。ありがとうって言ってあげるだけでいいんだよー。

爺様は昔、まだ元気で威勢が良かった頃は実年齢の割にはかなりの健脚だったものですから、杖付いてる他所のお年寄りに対して、バスに乗ったり電車に乗ったりするのに、切符買うのもお金がすぐ取り出せず時間が掛かるのに苛ついて、もたもたしやがってとか、あんな姿になってまで出掛けることないじゃないかとか、かなり辛辣なことを言ってたものですが、今となっては人の手を借りなければ風呂もトイレも、部屋の中を移動することすら満足に出来ない身となってしまったのですから、人生一寸先は分からないものですね。

でも、そこにはそれなりに何か意味があるのだろうし、爺様的には今の状態は不本意かもしれないけれど、こうなったら現在利用出来る全ての介護サービスを体験してもらってもいいかもしれない。そうさ、人間、大変な時こそポジティブシンキングでなくっちゃね

訪問看護、介護保険使っての住宅改修、ショートステイ、リハビリ。
無理なこと、爺様が厭がることはしようとは思わないけれど、利用出来る制度は全部使ったるわいと密かに企んでおります。

この後、お昼を挟んで、午後からは初の往診になりますが、長くなったので、一旦切ります。