WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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その一言で 白編

その一言


その一言で 励まされ

その一言で 夢を持ち

その一言で 腹が立ち

その一言で がっかりし

その一言で 泣かされる

ほんのわずかな 一言が

不思議に 大きな力持つ

ほんの一寸の 一言で

 
  道灌山学園理事長 高橋系吾



***** ***** ***** *****



当家先代(爺様生母 婆様姑 じゃっく祖母)は早くに夫を亡くし、

女手一つで子供を育て、商売を切り盛りしてた男勝りの女丈夫で、

誰に聞いても、相当キツい性格のお方だったので、

流石の天然お嬢の婆様も度々耐えかねる時があり、


実家でつい弱音を吐いてしまったことがあるそうです。

実家は小売業で、
(その商売関係の紹介で、爺婆様は結婚に至ったそうな)

父は既に病没、母は存命だったけれど、

店は弟夫婦(この方々が常日頃ひとかたならぬお世話になっているI川のおじさん)が後を継ぎ、

老母と4人の幼い娘を抱えながら、奮闘している最中だったけれど、


若き日の婆様「…お母さん、どうしても辛抱出来なくなったら、私、こっちに帰って来てもいい?」

「それは…」と言いかけた母上より早く、ヨメである若き日のI川のおばさんがひときわ大きな声で言ったそうです。




「お姉さん、
 大歓迎ですよ!!」




それを聞いた途端、ああ、いざとなれば自分には帰るところがあるんだと、

凄く気持ちが楽になり、

結局、婚家で頑張り抜いて、時間の経過とともに実権を握り、ついには件の先代も自宅で看取ってあげられたという…


その一件を聞いた時、ワタクシを俄然感動足らしめたのは、婆様の頑張りより、弟ヨメであるI川のおばさんの懐の広さでありました。




実家の店は、夫婦で頑張って来た甲斐あって、丁度店も軌道に乗って来て、猫の手も借りたい頃合いでもあったし、

幼い娘4人(それも全員相当な武勇伝も持ち主ばかり 笑)の子守りでも、家事手伝いでも、

とにかく手伝いの手数は幾らでも欲しかった時期でもあったので、

働き手としての期待値も正直あっただろうけれど、


実は婆様とおじさんは夫々親の連れ子で、血の繋がりは無く、
(戦後はそういうの珍しく無かった)

言ってみればI川のおばさんにとって婆様は、嫁ぎ先の義親の再婚によって繋がっただけの、

縁もゆかりも無い他人でしかない。

しかし、血縁が無いにも関わらず、婆様を本当の姉のように慕い、結婚後も実家兄弟として尽し、

甥夫婦(じゃっくとPOTE)にも大変良くして下さるおじさん同様、

おばさんもまた、何の見返りも求めず、本当の妹のように何くれと婆様や我々に世話を焼いて下さる方で、


人と人の繋がりに、血の繋がりは関係無いんだなあと、じゃっくさんと結婚して以来、

様々な場面で身を以て知った次第でございます。


あの時、もし、「帰って来たい」と婆様が打ち明けた時、

母上やおばさんが、そんなこと言わずに頑張れ とか、
困ります とか、
お前はもうこの家の人間じゃないんだから、婚家に骨を埋める覚悟で云々 と言っていたら、

婆様は何処にも逃げ場が無く、絶望し、かえって出奔の意志を固めてしまっていたかもしれない。


傷つき、追い詰められた人間に必要なのは叱咤激励ではなく、

肯定し、受容することなのだと、

改めて実感しました。





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拍手して下さるアナタに感謝
【 2013/07/30 (Tue) 】 日々のたわ言 | TB(0) | CM(2)
亡くなった義母とは喧嘩もしたし、腹の立つ事も有りましたが
私を受け入れてくれた有難い人でした

嫁姑と言う関係より嫁同志と言った関係が近いです
年代が離れてるので意見が違うこともしばしばでしたが
決して実子と嫁のくくりで人を見ずに接してくれました
おかげで最後までちゃんと見送れましたし義母の弟さんから最後まで見てくれてありがとうと言う言葉のプレゼントももらえました
本当に言葉は力になります
【 2013/07/31 】 [ 編集 ]
>ツンデレさま
どうしたって、ヨメより娘の方が可愛いし、娘の為だったらヨメののり巻き取り上げてでも御馳走してやりたいのが親心ですから、(まだ根に持ってます 爆)(子側がそれを喜んでるかは別として 笑)ある程度諦めています。
口を開けば義姉子が・義姉子に・義姉子を〜の連発です。

でも良くしたもので、流石に婆様の前では婆様の主張に相槌打ってる近所やご親戚の方が、お帰りの際、玄関先までお見送りさせて頂くと、皆さん、本当に深々とPOTEに頭を下げて下さって「迷惑かけて本当に申し訳ない」と仰って下さいます。

だから、もうちょっと頑張ってみようかと。
(まんまと乗せられてる気もしないではありませんが 笑)
(でも、80~90の方々が若い者に頭を垂れて下さるって、なかなか出来ないことだと思うんですよ、だから、ね)

コメント有り難うございました。
【 2013/08/01 】 [ 編集 ]
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プロフィール

POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・91才要介護4 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

since2009.2.10

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