WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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貴方に届け

19(日)現在、おかげさまでランキング3位に上昇でございます。

在宅介護ブログなのに、こんな連日、糸の切れたタコ状態の所業の記事で上位というのも、申し訳ないような気も致しますが、

婆様帰宅後は、ワタクシも粛々と、三食、着替え、ポータブルセット、与薬、摘Ben前段階処置等々主介護者日常を送っておりますので。




えー、で、15(水)の朝、婆様のショート終了前日。

じゃっくさんも出張中なので、テレビも付けず、静寂を満喫しながら、行儀悪くもネットしながらのんびり朝餉を頂きつつ、

今日はどうしよっかなー、そろそろ婆様の方に顔出して、余分な荷物引き上げた方が良いから、

夕方老健に出向くとして、昼過ぎくらいまで遊べるものって言ったらやっぱり映画か〜?

などと思いつつ、情報収集してたら、



歌舞伎座 午前11時の部
 
3階A席最前列に空席一つ発見。




間髪入れず、押さえました。
(ネットでチケット取れるって、なぁんて便利なんざんしょ)


A席6,000円はかなりの出費ですが、一等席20,000円、二等席15,000円に比べれば格安だし、

今回は泊まりも新幹線・飛行機突発も無しの休養だったので、まあちょっと無理して奮発しますた。

因に演目は
一、鶴亀(つるかめ)
   
皇帝 梅 玉
亀 橋之助
従者 松 江
鶴 翫 雀



菅原伝授手習鑑
二、寺子屋(てらこや)
   
松王丸 幸四郎
武部源蔵 三津五郎
戸浪 福 助
涎くり与太郎 亀 寿
百姓吾作 由次郎
園生の前 東 蔵
春藤玄蕃 彦三郎
千代 魁 春



三、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
  大川端庚申塚の場
   
お嬢吉三 菊五郎
お坊吉三 仁左衛門
夜鷹おとせ 梅 枝
和尚吉三 幸四郎


ワタクシのようなド素人でも、橋之助、幸四郎、三津五郎、福助、菊五郎、仁左衛門くらいは知っております。

そんな名優を、こけら落とし公演中の新歌舞伎座で、直で見られるのであれば、この6,000円は決して高く無い。
(つか、絶対これお値打ち、最強コスパ)

で、流石にユニクロはマズイだろと、黒のシャツブラウスにヒール穿いて、

最寄り駅からJR、都営浅草線乗り継いで、10時過ぎに東銀座に到着。

地下通路からそのまま「木挽町広場」に出て、

ネットで押さえたチケットを自動券売機で発券し、
お土産売り場の奥のセブンイレブンで昼食用のおにぎりとお茶を買い、
ひとまず外へ。
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壁の白さも目に眩しい
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新生第五期歌舞伎座でございます。
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3階席から見下ろす客席。
エスカレーターもEVもバリアフリートイレも完備。車椅子用ブースも4席有り。
(やっぱりそっち目線で見てしまう)
(前の歌舞伎座はエスカレーターすらなくて、階段上がれない人は来れなかった)
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通路に飾られていた、往年の名優達…
ここに、勘三郎と団十郎の写真があるのが悔しく切なく悲しいのはワタシだけでは有りますまい。
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幕間には館内放送で緞帳の説明があったり、
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色々飽きさせない工夫がなされていました。
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しかし、やはり本物の歌舞伎は素晴らしい。

劇団四季や東宝ミュージカル、大衆演劇等、最近観劇づいていましたが、

舞台装置、音響の劇場としても、

謡、楽奏、役者も、

人間国宝になられる方が居るくらいなんだから、ここは何から何まで最高峰の「芸」が披露される場所であり、

心意気は等しく有れど、やはり野は野、雅は雅。

「芸」と「芸術」の間には純然たる、確固たる隔たりが存在するのだと感じました。


いわば、いつでも会えるし、握手も出来るAKB48やモモクロと、
園遊会で今生天皇陛下からお声をかけて頂ける、世界に通用する正当派芸術家 の違いみたいなものでしょうか。

本物の気迫と気概と誇りの一端に触れ、思わず背筋が立つ思いです。


ここが限界、ここで満足と自分で決めるのも自由。

だけど、あともう少し頑張ればもう少し上に進めたかもしれない。

そこで納得し、満足するのも自由。

必ずしも天上に到達出来るとは限らないけれど、頑張れる以上は頑張りたい、そう思って頑張るのも自由。



誰に諭されるのでも促されるのでもなく、

決めるのは自分であり、やるのも自分、失敗して落ち込むのも、成功してひと時の喜びに浸るのも自分。 

中国の諺、井戸水を搔い込むと濁る とあるように、問題が複雑怪奇な様相を呈して来たら、慌てて更に水を濁らすより、敢えて放置静観して原点に返る、シンプルに考え直すというのが良いかもしれません。

人生は難所続きのWINDING ROAD。

だから、人はケ・セラ・セラで軽やかに躱して生きて行く知恵を持った。

主義転向は恥ずかしいことじゃない。

臨機応変、方便は生きる為の知恵。

真面目であることは正しいけれど、

真面目すぎるのは、時として、間違っているより始末が悪い。




とりとめない独り語りの〆は、三人吉三で、菊五郎演じるお嬢吉三が決める、

作者 木阿弥得意の五七調の名調子で。

「月も朧(おぼろ)に白魚の篝(かがり)も霞む春の空、
冷てえ風も微酔(ほろよい)に心持よくうかうかと、
浮かれ烏(うかれがらす)のただ一羽
塒(ねぐら)へ帰る川端(かわばた)で、
棹(さお)の雫(しずく)か濡手で粟、
思いがけなく手に入(い)る百両、

[御厄(おんやく)払いましょか、厄落し(やくおとし)、という厄払いの声]

ほんに今夜は節分か、
西の海より川の中、
落ちた夜鷹(よたか)は厄落し、
豆沢山(まめだくさん)に一文の銭と違って金包み、
こいつぁ春から縁起がいいわえ」




>19日23時拍手からコメ下さったIさま

続きでお返事させて頂いております。





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>19日23時 Iさま

ご主人様が行けと仰って下さっているのなら、お出かけ下さい(笑)。
きっと、素晴らしいひとときとなりますよ。

コメント有り難うございました。

Comment

都会の
編集
歌舞伎なんて都会の楽しみですね~
こっちの田舎には歌舞伎なんて言葉はございませんね~(笑)

たまたま青空に飛行船が浮かんでたので、旦那さんに知らせたら
ネットで調べて着陸地点に行って、写真を取ろう、ってことで
出かけてきました。スポンサー付きですので、一人づつペットボトルの飲み物をくれて、ぬいぐるみもプレゼントでスタッフさんはとっても親切で
二人の写真まで撮ってくれてとっても経済的なお遊びでした。
2013年05月20日(Mon) 09:29
編集
新生歌舞伎座の写真ありがとうございます!私も一緒に行った気分になりました。
さて、癌の夫、入院した途端に発熱、点滴、導尿、酸素マスク、痰の吸引と、怒涛の十日間。
義母をショートステイに預け、やがて来る最期に向けて、あーヤダヤダと思いつつ遺影の写真や喪服の準備をしています。
実娘さんは、相変わらず呼び出しには応じるものの、応援の申し出も差し入れもありませんので。
息子と私の姉の支援、もちろん医療チームの皆様の支えを得て、粛々と行動しております。
ブロ友の皆様にも感謝、感謝です。
2013年05月20日(Mon) 12:50
河の流れに
編集
人は所詮 大きな河を海へ海へと流されてるんだけど
その流れや 見渡せないような大きなうねりには逆らえないけど

たまには 葦の根元で一息ついたり
キラキラ光る水面にジャンプして お日さまを掴もうとしたり
するのって すごく大事で ステキな事だと思います

大衆演劇は未体験
祖母と“豆芝居”~大阪池田で豆の収穫が終わった頃にかかる~
に行こうねと言ってて 叶いませんでした
(思ったら 動かんと ヾ(_ _。)ハンセイ…)

歌舞伎は
その 三人吉三 大川端 を 三之助 で見た頃から 見てないです
(辰之助 惜しいね 菊之助 そらきれいだった…)

行きたいなあ…  と言ってる間に行動せにゃね (* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
すっごい 励まされます  ありがとう!!
2013年05月20日(Mon) 18:32
歌舞伎はテレビで
編集
毎年シーズンになると歌舞伎観劇バスツアーが募集されます
博多座にも勘三郎さんや団十郎さんもこられてましたが残念ながら行くことは有りませんでした
一度是非生で舞台を観たい物です
一張羅の着物着て観劇~♪やってみたい
2013年05月20日(Mon) 20:42
>みかんさま
編集
ワタシはユニクロではないというだけの、大差ない普段着で行っちゃいましたので、はんなりと和装の奥様方に混じって席に居ると、幕間で館内照明が明るくなる度、とーーーっても場違いな思いひしひし痛感でございました。

確かに、どこに行くのも30~60分の所要時間で行けるなんて、東京に住んでないと出来ませんが、あまりかしこまった御趣味だと色々無理が有りますので、身の丈に有った遊びが適当のようです。

コメント有り難うございました。
2013年05月21日(Tue) 21:57
>かたくりさま
編集
誰もがいつか彼方へと旅立つ日を迎える。
それを誰がどのように寄り添い、見送るのか。
誰が望み、誰が願い、誰が叶わぬのか。

神ならぬこの身には知る術も有りませんが、
どうぞご自分の信じる心の侭に。

そして、離れていても心は共にお傍に有ります。

コメント有り難うございました。
2013年05月21日(Tue) 22:05
>TOMAMAさま
編集
案外東京の大衆演劇劇場は少なくて、千葉や埼玉、川崎の方に何軒か。
専門劇場というより小岩同様、健康センターでお風呂もお芝居も、という所が多いですね。
あれはあれで嵌ると結構面白いです。
歌舞伎座も綺麗になりましたよ。東京もどんどん変貌していきます。
是非、一度お出かけになって下さい。
思い立ったら吉日です。

コメント有り難うございました。
2013年05月21日(Tue) 22:14
>ツンデレさま
編集
TVや映画と違って、舞台は臨場感が凄いです。
衣服でも食事でも音曲でも、一流を知るのは大事なことだとつくづく感じます。

コメント有り難うございました。
2013年05月21日(Tue) 22:18
癒されて
編集
POTEさんのことだから、これからの新盆、お彼岸、一周忌の
段取り考えていらっしゃるのではないですか。
その前の束の間の休息、どんな事でも良いから、癒されてくださいね。

というか、介護に携わっている皆さんは、子として、配偶者として、親として、時には孫という立場で、全身全霊で介護というサービスを提供しているのだから、偶には、最大級のサービスを受けて良いはずですよね。
でも、自腹切って、癒されているのだから、私のいうこと、矛盾を含んでいてすみません。

2013年05月22日(Wed) 10:18
>まさひまさま
編集
お彼岸はともかく〜、新盆と一周忌は…考えたく無いです〜〜〜。
法要そのものより、そのあとの会食がまたきっと自宅になりそうで…
今度はちゃんと食べたいですっっ

コメント有り難うございました。
2013年05月22日(Wed) 21:13












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