在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

在宅介護は油断禁物・2

午前3時過ぎ、夢うつつの耳に、遠く微かに聞こえる「お爺さんの時計〜♪」のメロディー。


…おじいさんの、とけい…?

と、
横で寝ていたじゃっくさんが身じろぎし、

じゃっく「何の曲だ?俺のケータイ?」
POTE「…何が聞こえたって?」
じゃっく「おじいさんのとけい〜って鳴ってた」


げ。ΣΣ( ̄◇ ̄;)!ハウッ!?


それは、



コールされてるー!

∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!


ベッド〜ポータブルトイレ移乗中の、ボタンの押し間違いという可能性も無きにしも有らずだったが、

上着引っ掛ける暇もなく、それでも素足にスリッパ突っ掛け、転げ落ちないよう注意しながら、階段を駆け下りる。

引き戸を開けると、



ベッドの足元、車椅子とポータブルトイレの間の畳に、

膝掛けやショールに包まって、ぺたんと座り込んでいる婆様。
il||li(つд-。)il||li でも、転落じゃなくて良かった〜

(うちの婆様は今だ普通の下着パンツ使用で)
(夜間2~3回の排尿は、本人としては車椅子でトイレに行き、そこで用を足したいのだけれど)
(ポータブルだと気持ち良く出来ないのだと、本人主張)
(しかし、就寝時に眠剤も服用しているので、夜中の車椅子移動は危険)
(夜中のトイレの度にコールされ、トイレ介助するのはワタシが辛いし)
(ケアマネが勧めるリハパンもオムツも本人は断固拒否)
(で、間を取って、夜間だけポータブルトイレ使用ということになってます)
(ベッドにはコールボタンもあるし)

婆様「…ごめんねえ…」
POTE「落っこちちゃったんですか?」
婆様「ベッドに戻ろうとして、ずり落っこっちゃった」
POTE「どこか痛いところありますか。落ちた時、ぶつけたりしてません?」
婆様「大丈夫、ゆっくり落ちたから、どこもぶつけてない」

車椅子とポータブルトイレを脇にどかし、膝掛けとショールを一旦外し、
POTE「手当たり次第手近にあるものに包まって凌ごうとしたんですか。でも、畳は冷たいですよ」
婆様「朝までこうして居ようかとも思ったんだけど、やっぱり寒くなって来たんでベッドに戻らないとダメだと思って、何度もベッドの柵に掴まって立とうとしたんだけど、ダメだねえ。やっぱり立てなかった」

自分で何とかしようとする、その努力は大変立派だと思いますが、
とっととヨメを呼んでもらった方が安全だし安全です。
(´Д`;)/ヽァ・・・

POTE「じゃ、柵につかまって下さい。立ち上がりますよ」

婆様をベッド柵につかまらせ、後ろに回り、パジャマズボンの後ろをつかんで、1、2の3で引き上げ、ベッドに座る。


自立支援バーや、ベッド柵、手すりにつかまって、床から立ち上がる練習は、老健の理学療法士付き添いで何回かしてはいるが、

実際のところ、婆様のように脳梗塞後遺症のマヒによる立位不能、歩行障害の人が車椅子やトイレ便座から床に落ちてしまった場合、手摺につかまることが出来ても、その先、自力で立ち上がることは無理。

結局、施設・病院ならスタッフが、自宅なら家族が気付いて助けに来るまで、そのまま床に居なければならない。

床の冷たさもさることながら、その冷たさから身体が冷え、尿意を催しても、どうすることもできず、ただひたすら誰かが気付いてくれるのを待つか、もし我慢出来なければ、そのままその場で…という事態になる訳で。

その場合、現場処理する側の苦労より、その場で失禁しなければならなかった本人の屈辱といたたまれなさは如何ばかりかと思うと、

どれだけ一人で大丈夫だ、何でも出来ると豪語されても、

主介護者の最優先責務として、目は離せない と改めて思う。

「たまたまだから」「そんなの1回だけのことだから」と言われても、


これっぽっちも信用出来ません。

( ̄曲 ̄)


取り敢えず、無事、婆様をベッドに入れ、

車椅子とポータブルトイレをベッド脇にセットし直し、

2階へ戻る。


じゃっく「婆さん、落ちてた?」
POTE「うん、落ちてたから拾って来た」

で、この日は終わったのです


が、


翌日、近所の、お爺ちゃんが元気だった頃から大変お世話になってる(出張理髪で来て頂いたこともあった)床屋に車椅子で出掛け、

婆様の髪をカット。

婆様は理髪店奥さんに手際良くカットして頂きながら、楽しいお喋りに花が咲き、

他のお客さんが居なかったこともあって、ワタシもダンナさんと(実はこちらとは元・介護仲間で、喪主仲間 笑)あれこれ内輪話で盛り上がり、

毛先と襟足をすっきりカットして頂き、(*´∀人)ありがとうございます♪

シャンプー、ブローで美人さんに仕上げて頂いて、

ご主人と奥さんに見送られ、帰宅。



その時、またもや事件は起こった。
(いや、厳密には未然に阻止しましたけどね)

続きます。ε-(;ーωーA フゥ…





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コメント

お姑さん、大したことがなくて良かったですね~

これでまた義父さんのような状態になってしまったら、
ありゃりゃですのもね。
デイは女性が多くて意識のはっきりとした男性が少なくて
面白くない、と父親が文句を言ってます。
やはり長生きは女性の特権なんでしょうね。
お怪我が無くて何よりです
本人は自分は大丈夫と根拠の無い考えの元に動きますから
介護する方にすれば
迷惑以外の何者にもならないと言うのに

でもそういう考え自体及ばない程老いてしまってるのかもしれません

しかし一緒に緊急コールを聞いているのに
寝室で待ってるとは
ジャックさんにも凸ぴん物ですわ!!
(*^)/☆(+。+*)

婆様 大事にならなくてよかった(´▽`) ホッ
今回の事は 我が身に( ..)φメモメモしときます

私 きっと声をかけずに頑張って 服から巻いた物から床まで汚して
芯まで冷えて… 介護者に大迷惑かけるタイプのような…
早く助けを求めたら それだけ傷が小さくて済む… 自戒(-∧-;) ナムナム
だって これは「始まった」のであって「たまたま」じゃないもんね 
久々の深夜コールでしたので、ワタシも反応が遅れました。

戦争が無ければ、もっと多くのお爺さんが居た筈でしょうに。
九死に一生を得て、焼野原の祖国に復員して、或は食うや食わずの食料難を耐えて、働いて働いて、長生きはしたものの、人の手を借りなければ着替えもトイレも風呂も使えない…というのは、こんな筈じゃなかったと思いたくもなりますね。
ただ、心穏やかに毎日を過ごしてくれればと、ワタシ達も施設職員も努力してるんですけど、なかなか難しい。

コメント有り難うございました。
退院直後の頃に比べれば、格段に無謀なチャレンジはしなくなりましたが、気持ちと身体の動きが合致しない時があるので、こちらもそのつもりで居なければならないようです。

じゃっくさんはいつもそうです。
自分は外で働く人、家のことはお母ちゃんの担当と、はっきりしてますよ〜。
まあ、家事はそれでも良いですけどね。
だ・れ・の・お・や・か・な〜〜〜?(笑)

コメント有り難うございました。
生前の爺様も、失敗する度「初めてだ」「たまたまだ」と言い続けていました。
確かに、初めての時もたまたまの時もありましたが、「これは明らかに違う」と感じ、しかし、それをダンナや義姉上に相談しても「杞憂」で片付けられるだけでした。
今ならハッキリ言えます。
一番傍に居て、世話してるワタシが「危ない」って言ったら危ないんです。
(独りよがりと言わば言え、信じられるのは自分だけ)
(結局、最後までそうだった)
(多分、婆様の時もそうなるかな〜)

コメント有り難うございました。

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