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在宅介護という終わりなき戦いもついに終着 これからはのんびり生きていきたい

霧降高原有料道路途中にある六方沢橋。
長さ320mの逆ローゼ型アーチ橋。標高1434m、谷底からは高さ134m。
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谷下の古道は「戊辰の道」と呼ばれ、幕末の戊辰の春、江戸を脱出、日光山に拠った旧幕府軍「大鳥圭介」ら2000名は、官軍「板垣退助」率いる土佐藩隊の追撃を受け、3月29日夕刻日光を撤退。この地霧降高原六方沢の谷底に仮泊。翌日会津に向かった。
県花でもあるヤシオツツジが咲き誇る景色を見て、大鳥圭介は次のように詠んでいる。
深山日暮宿無家(深山日暮れて宿るに家無し)
枕石三軍臥白砂(石に枕し三軍白砂に臥す)
暁鳥一声天正霽(暁鳥一声天正にはる)
千渓雪野州花白(千渓雪は白し野州花)

300余年の幕藩体制が終焉を迎え、それでも武士たる者は武士以外の何者になることも出来ず、
朝敵の誹りを受け、唯一の同胞たる会津を目指しつつ、見知らぬ不慣れな山道を超えていった男達の想いは如何ばかりであったことか。

女夫渕温泉 奥鬼怒温泉郷遊歩道 スタート地点。
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こんな階段が延々と続き、階段が終わると、木道や、斜面に段差を付けた登山道が更に続きます。

中将乙姫橋。ここまで来ると、後は川沿いを歩くだけですが、既に太腿はパンパン、膝は笑い、足元もおぼつかない有様です。
連日の夕立で、山全体が保湿してる感じで、道はぬかるみ、水たまりがあちこちにあって、ダンナさんは大股で跨げば良いけど、ワタシはコンパスが足りず、水たまりをいちいち迂回して行かなければいけないのも大変でした。
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涼しげな渓流も、緑濃い景色も、ゆっくり眺めてる余裕もなく、
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へろへろになって、「八丁の湯」に到着。
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夕方から降り出した雨は、大雨警報になったりして、翌朝まで降り止まず、帰りは宿の送迎バスで駐車場まで送ってもらいました。
この日は群馬県片品村丸沼高原のペンションに泊まるので、奥鬼怒から戦場ヶ原に抜ける唯一のルート山王林道へ。(山王林道だと1時間程度で奥日光湯元に出られる。山王林道が使用出来ないと、鬼怒川温泉、日光まで戻るか、霧降高原を超えるしか無く、その場合の所要時間は3時間)
その、頼みの綱の山王林道に入った途端、法地(崖斜面)の落石防止ネット補強工事に遭遇。
迂回路が無い為、重機(クレーン車)が作業を一段落させるまで通行止めになり、仕方なく20分くらい工事作業を眺めてました。
待たされたことは残念だけど、雨の中、法地に貼り付いて作業してる方も、重機オペレーターの方も、交通整理のおじさんも、国だか県だかの土木課担当者の方も、大変な仕事で、ホントお疲れ様でございます。
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日光だいや川公園の小川に群生してたわすれな草。
西洋の騎士道華やかなりし頃、令嬢だか姫君だかが崖下に咲いている青い花を欲しがり、その願いに応えようと崖から身を乗り出した騎士は誤って崖下の川に転落。急流に流されながら「我を忘れることなかれ」と叫び、その騎士の死を悼み、その花は「わすれな草」と呼ばれるようになった。
…それって、只のドジな男の失敗話じゃないかとか、(思っても)言ってはいけません(笑)。
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だいや川公園は、最初は何も無い、芝生の広場と、水が溜まってるだけの池しかなかったんですけど、年々良くなって来て、特に池は、小川に群生するわすれな草もそうだけれど、睡蓮とかコケとか藻とか水生植物は次々生える、アメンボやミズスマシは増える、トンボは飛ぶ、カエルは居る小魚は居るで、立派なビオトープが出来ていたので吃驚しました。
また、生きもの(植物含む)が豊富なもんで、水が綺麗なんですよね。
自然て凄いなー。人間が余計なことしなきゃ、幾らでも自然は自浄作用で豊かになって行くんですねー。
魚道潰した護岸工事とか、利用者の少ない高速道路建設とか、金目当ての公共工事ばかりしてないで、必要な箇所に必要な工事(メンテ)したれや。
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あと、今年の春から、地場野菜の直売所がオープンしてて、夏野菜(特にトマトとトウモロコシ)はお買い得です。
ジェラートも美味しかった。ダンナはブルーベリーミルク、ワタシはトマトシャーベット食べました。
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2011.08.24 / Top↑
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