WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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迂闊にも程がある 2 完

卒業アルバム掲載写真撮影の為、移動教室に同行するダンナさんが、

こともあろうに、カメラバッグを忘れて行った。
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

カメラ、レンズ、フィルム、電池、充電器等々の入った、50×30×30のカメラバッグは、10キロを超す重量で、

それ担いで、児童と一緒に山歩き(ハイキングレベルだけど)するダンナさんの仕事は、大変な重労働だけど、

カメラバッグ持たないカメラマンなんて、

調理道具の無い料理人か、はたまた楽器の無い演奏家、或は銃を持たない狙撃手みたいなもんで、

そらもー、どうしようもありません。
(ノ_-;)ハア…

ダンナ「すぐ気が付けば、その時点で高速下りて、バッグ取りに帰ったんだけど、もう新宿も過ぎちゃってて、そこから家に引き返していたら、現地で合流する学校の集合時間に間に合わない。
それで、国分寺インターで下りて、会社(国分寺市)に寄ったら、後輩の山波(仮名)が出社してたんで、訳を話して、彼のカメラバッグをそのまま借りる事が出来た。
借りた機材で、何とか必要最小限の撮影は、出来ると思うが、やはり自分の機材じゃないと対応出来ない部分もある。
だから、どうにかしてカメラバッグをこちらの学校の宿舎に送って欲しい。
宿舎の住所は追って連絡する」

と、一方的に話して、電話は切れた。

…あーた、簡単に送るっつーても、これ、カメラとかレンズって取り扱い注意の貴重品の精密機械でしょー。
ρ(`D´#)もぉぉっ!

こんなの、宅急便で送るったって、重量はあるわ、そもそも梱包とかどーすんのよ。
(クロネコさんなら、それでも応じてくれそうだけど)

これが、婆様が元気でひと通り家事が出来て、爺様も自立でトイレに行けてた頃なら、最悪、ワタシが運び屋役になって、清里まで電車でカメラバッグ届ける事も出来たけれど、

今は爺婆揃って車椅子の身で、爺様に至ってはほぼ全介助状態なんだから、とーてーもー、家を空ける事は出来ない。

もーね、安全で確実に届けてくれるのならと、バイク便とか軽トラチャーター急送便とか、色々考えましたよ。

それでも、中身が中身なだけに、信用の置ける人間が運ぶのが一番確実なので、

爺婆の夕食を終えて、爺様の夜用オムツを替えてから、夜の7時過ぎにカメラバッグ担いで、新宿経由で電車乗り次いで清里迄行くしか無いのかと、

悲愴な覚悟で、電車の時刻を調べ出したところに、再度ダンナからの電話があり、

ダンナ「借りたカメラバッグの中身を確認したら、今回の撮影はこれでいけそうなので、カメラバッグ送ってもらうのは無しで良さそうだ。唯一、足りないのが充電器なので、自分のカメラバッグの外ポケットに入っているヤツを学校宿舎に送って欲しい」

で、指示された充電器三種類を、こんなこともあろうかと取っておいたプチプチで夫々梱包し、有り合わせの菓子の空き箱に入れ、クロネコヤマトのサービスセンターに走る。

ダンナ「いやー、それにしても山波(仮名)のカメラバッグ借りられて、ホント助かった。まさに地獄にホトケ」

その山波(仮名)さんも、翌日からは彼の担当校の移動教室があるのだが、その撮影には、会社の余っている別の機材をかき集めれば何とかなるそうで、
(さすが、撮影専門会社は機材充実しとる)

そーいえば、3月の震災当日、首都圏の交通網が停止し、大量の帰宅困難者が夜通し歩いて帰宅したあの日、ワタシは年寄り二人抱えて、余震の続く不安な夜を過ごしたけれど、

ダンナは山波(仮名)さんのお宅に泊めて頂き、夕食から風呂まで使わせて頂いたそうな。
(新婚さんのお宅だぞ)

地獄にホトケも結構だけど、そもそもは着替えバッグとブリーフケース積んで、カメラバッグ積み込みを丸々失念したダンナの迂闊さから発生した今回の騒動な訳で、

ええ、粗忽に足生えてるようなワタクシが、偉そうに物申せる立場ではございませんが、

ぺーぺーの若造ならいざ知らず、老眼きてる年頃の、部下を指導し、束ねなければならない立場の人間が、幸い周囲の人の好意と機転で事なきを得たものの、決して忘れちゃいけない道具を忘れたというのは、弁解の余地ない恥ずべき失策でありましょう。

その上、「一時はどうなるかと思ったけれど、助かったー。俺って、何でだか結構ギリギリのところで助かっちゃう、幸運に恵まれてるんだよな」
お( ̄o ̄)い

…などという、お気楽お目出度い能天気な口振りは、DNAのなせるワザか?

朝から、ひっきりなしにケータイで連絡取り合ってるヨメの会話から、事情がすっかりバレてしまった婆様に、会社の後輩の方のお陰で、うちからカメラバッグ送らずとも無事仕事が出来そうです、と報告したところ、

婆様は安心した様子で、居住まいを正し、車椅子で神棚の前に移動し、恭しく一礼。

婆様「息子をお守り頂きまして有り難うございました。どうか、このまま何事も無く仕事が出来、無事帰って参りますように」

その息子を想う慈愛深き母の、敬虔な姿の後ろから、

POTE「あんまり助けると、俺って強運♪みたいに、いい気になって調子こきますから、金輪際忘れ物しなくなるように、いい機会ですから、みっちりお仕置きしてやった方がいいと思いますけどー」

と、憎まれ口を叩く鬼嫁でありました。
ε-(;ーωーA フゥ…





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Comment

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忘れ物の(超)多いワタクシといたしましては
他人事でなく。
歳とともに回数も深刻度も増してくるワケで。

排水溝工事、見積もりの件も
POTEさんから早々にアドバイス受けていながら
舞い上がって失敗しました。
あ、こういう迂闊(というか粗忽)は昔っからですが…。
2011年07月26日(Tue) 13:21
編集
いくつになっても母なのね。(T-T) ウルウル
・・・・
なぁんて、私も思いませんが・・・。

周りをいい人に囲まれているのは、ある意味人徳なのかもしれないと思ってます。
ただ、振り回される方としては堪りませんね。
気が揉めたでしょ?
お疲れさまでした。m(_ _;)m
2011年07月26日(Tue) 17:47
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>山田あしゅらさま
失敗という事も無いと思いますよ。
下水道トラブルや屋根の修繕(雨漏り等)て、業者さんが頑張っても解決しない場合って結構有って、その場合でも料金は発生しますから。
ナイロンタオルは無事、除去出来たし、お爺様にも「流すとおおごとになる」という事を理解してもらえたようですから、(オチはともかく 笑)まずまず良かったと思いましょうよ。
あしゅらさんも色々大変でしたが、ご主人様も今回随分頑張られて、本当にお疲れ様でした。
いつか、お家をすっかりリフォームして、にほいのない綺麗なお風呂でのんびり長湯出来ると良いですね。

コメント有り難うございました。
2011年07月26日(Tue) 21:51
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>こらいおんさま
女房やヨメなんて、振り回されてなんぼですからねえ。
他所様で、ご主人や子供、果ては親兄弟まで振り回して、それでいて不満たらたらの奥様がおられると、ちょっとだけ羨ましい気持ちも有りますが、所詮性に合わない役割はかえって身の不幸ですから、割れ鍋に綴じ蓋と言いますか、迂闊夫には粗忽ヨメが相応しいという事で。

コメント有り難うございました。
2011年07月26日(Tue) 22:12
笑えないかも・・・
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そりゃハラハラバタバタ大変でしたね。
済んでみりゃあほーっと笑えますが、その時点では頭の中沸騰しますよね。
さざえさんを地でいくとダンナに言われた私も人様を笑えるどころではございません・・・
20年前、家族で2泊3日で海に出かけたとき、目的地直前で宿泊費を含むすべての費用を忘れてきたことに気づいたときは、目の前真っ白食欲ゼロ・・・
まぁ、ダンナが、とある地方銀行に親に借りて振り込むことを思いついてくれたからよかったものの、いまだにネタにされてます。
2011年07月26日(Tue) 23:08
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忘れ物なんて絶対無い私、ホッホ。

しょっちゅう携帯を忘れる旦那。
認知症じゃないの?なんてね。

仕事に必要な物を忘れてはいけませんよね。
なにせご飯の元ですから。
ここはやっぱりみっちりお説教を。多分暑くて聞いちゃ居ないでしょうけど。
2011年07月27日(Wed) 08:34
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>しーさま
笑って誤摩化せ 自分の失敗
激しく罵れ 他人の失敗 がモットーの我が家です。
それにしても、うちのダンナさんは忘れるブツが大き過ぎます。

コメント有り難うございました。
2011年07月28日(Thu) 13:36
編集
>みかんさま
喉元過ぎれば…の典型ですから、「終わりよければ全てよし」という感じで、反省も対策もしないんじゃないでしょうか。
重箱の隅突つくみたいな神経質なのは困りますが、余りに大雑把なのもどうかと思います。
取り敢えず、カメラバッグを快く貸してくれた後輩さんのお宅には、進物の桃を送りました。

コメント有り難うございました。
2011年07月28日(Thu) 13:42












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