2017 / 09
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おせちもお雑煮も、予定通り三が日で食べ終わり、

うちの近所の商店街の中には、昔ながらの習慣で、5日までしっかり正月休みするお店もあるけれど、コンビニ・ファストフード店は休みなく、ドラッグストアやスーパーも2日から初売りしてるから、お正月気分ののんびりさを残しつつ、ゆるゆると通常モードの生活が戻って来てて、掃除機掛けたり、ゴミまとめたりしてたら、

婆様「昔はお正月って言うと、男の子は土手で凧揚げ、女の子は道で羽根つきして、その羽根つきの音があちこちから響いていたもんだけどねえ」
(それは、昭和50年くらいまでの迎春風景ではないかと)
婆「今の子供さん達って、凧揚げも羽根つきもしないで、何して遊ぶの?」
POTE「そりゃー、ゲームです」
婆「(嫌悪感も露に)嫌だ、そんなの」

…嫌ったって…ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄;)ノ
婆様が認識してるゲームの印象って、外遊びもせず、部屋に閉じ篭って、ピコピコ鳴ってる変な箱で、日がな一日遊んでいるネクラ(死語)な変人 という、かなり時代錯誤かつ歪曲されたイメージしかないようで、

プレステもWiiもご存じないし、うちにあるのはせいぜい任天堂DSで、ダンナが漢検で撃沈したり、ワタシが子犬育成ゲームしてたくらいなもんで、婆様の悪印象を払拭するには遠く及ばず、

今のゲームがどれだけ進化しているか、また、かつて若者のたまり場だったゲーセンに、今は高齢者が集い、わにわにぱっくんや太鼓の達人が介護施設のリハビリカリキュラムに取り入れられているという現実も御存知ないから仕方ないのだけれど。

現状を理解出来ない年寄り相手に議論しても無駄なので、「いやー、結構家族ぐるみで遊べて、楽しいみたいですよー」と言って、洗濯物干しに2階へ逃げる。

婆様の麻痺がぶり返しつつあることは先日も書きましたが、食べこぼしが半端ないもんですから、ご飯粒はしょっちゅう付くわ、味噌汁は垂らすわ、きんとんと黒豆に至っては、服から床まで点々とこびりついて、
(一応用心してエプロン付けてもらってるんですけど)
(リハビリ病院に居た頃は首から下げる、上半身を覆うタイプを使用してたんですが、自宅に帰って来てからはせいぜいお腹から膝をカバーする前掛けタイプにしてたので)
(胸元からお腹辺りの、前掛けが掛かっていない部分がエラいことになっとります)
(やっぱり、上半身覆ってもらわんとダメかな~)

1回の食事ごとに、ワタシが気付いただけでも相当の食べこぼしが服に付くもんですから、朝昼夜と三食食べると相当な汚れっぷりになります。
(にもかかわらず、本人には服を汚したという自覚が殆ど無し)
衛生管理担当者と致しましては、限界まで我慢して、夕食を済ませ、歯磨きした後、パジャマに着替えてもらったら、脱いだ服は洗い物として即回収。

それは今日着たばかりだから、まだ洗わなくていい、そんなにしょっちゅう洗濯してたら、すぐ毛玉だらけになって生地が痛んじゃうと言い張るのを説得、
(ワタシが見ただけでも、朝のコーヒー、昼のソース、夜の味噌汁が沁みちゃってますっ)
(早めに洗わないと、毛玉以前にシミだらけで落とせなくて、外には着ていけなくなりますよっっ)

床も、ご飯粒や煮物の欠片、汁物の跡が点々とつき、気付かず踏んだり、テーブルを離れる際車椅子のタイヤで潰したりするから、がびがびにこびりついちゃって取るのが一苦労。
きんとんも黒豆も砂糖たっぷり使ったから、べたつきも相当なもんです。

三食作って、10時と3時にお茶入れて、ポータブルトイレ片付けて、洗濯して、干して、掃除機掛けて、床拭いて、トイレ介助して、買物行って。

…あのー、自分のやってることが無駄だとは思わないし、それが在宅介護というものだと思いこそすれ、偉くも特別でもないことは百も承知しているけれど、

なーんかねー、時折、どうしようもなく虚しくなることはありますなー。ε-(ーдー)ハァ

やってることは子育てと同じようだけど、子育てが2年、3年経つうちに、子供がどんどん成長して、一人で出来ることが増え、手が掛からなくなっていくのに、介護は年を経るごとに、櫛の歯が欠けるように出来なくなることが増えていって、世話する側の負担は増えるばかりで、しかもいつまで続くのか見通しすら立たないという、絶望的状況。

その中で唯一の救いは、介護に携わる子供世代が以前より格段に増え、介護そのものが特別なことではなく、割と身近なものになったことと、ネットによる情報共有が容易に出来るようになったことくらいでしょうか。

在宅介護という苛酷な環境に拘束され、自分の時間もなく、社会とも隔絶し、孤立し、自らを追い詰めてしまいがちな介護者が、自分だけではないのだ、どこの家でも、積極的に喧伝しないだけで、年寄りを抱えて苦労し、疲弊し、不公平感に苛まれ、枕を涙で濡らす日々を送っているのだと、それが分かっただけでも救われることはある。

本音は「早く終わりが来ないかな~」「まだ続くのかな~」ですけど、こればっかりは神のみぞ知ることで、神ならぬ下町のちんちくりんの専業主婦には、この先どのような月日が待っているのか、或は待っていないのか、知る由もなく。

それでも忙しく動いていれば、一日はあっという間に終わり、早や1月4日の朝を迎え、

うちのダンナさんはまだ正月休みで在宅だけど、おせちもお餅も終わったことだし、今日からパンとコーヒーと卵とヨーグルトの朝御飯~♪と、布団から起き出し、パジャマの上にフリースを引っ掛け、階段を下りようとして、
POTEを硬直させたのは、

階段下から漂う、強烈なにほい。
( ̄ω ̄;)!!

え?…ちょ…、これ、まさか、いや、だけど、
この強烈な臭いは、間違いなくべんべん出とるー!。
<( ̄口 ̄||)>!!!オーノー!!!

躊躇する暇もなく、眠気も吹っ飛び、
うわうわうわ~~~~っと、POTEは慌てて階段を駆け下りたのでありました。

続く。




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POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護4 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

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