WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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逝きつ戻りつ 1・元旦

年末年始は老健のぞみ(仮名)も、ウテナ江戸川(爺様の通う通所介護)もお休みだったので、

健気に、真面目に、ひたすらに、複数要介護者介護に勤しみ、

実家への年始の顔出しも断念(いちおー、実母には年末電話入れて、弟と妹宛てに甥っ子姪っ子達のお年玉も送っておきました)、

婆様はちょっとくらい顔出しして来なさいと仰るけれど、それで、ワタシが不在中に爺様がべんべん催したり、最悪オムツでしちゃったりしたら、誰が片付けるんですか。

と、言い返したら、ムッとされたらしく(笑 ワタシも言い方キツいもんですから~)「それくらいのことなら、私がやってやるよ!」と憤然と返して来たけれど、

…どうやってよ。( ̄? ̄;)

アナタだって、半マヒで、自分が車椅子からトイレ便座に移乗するのだってやっとだってえのに、いくら体重落ちて来てるとは言え、47キロをどうやって支えて、ズボン・モモヒキ・オムツ下げて、尿パッド抜いて、おシモ洗浄して、拭いて、また穿かせるっちゅうねん。

やってやるという心意気と、どうにかしてワタシを実家に出掛けさせて下さろうというお気持ちは御立派ですが、ハッキリ言って不可能です。

しょうがないんですよ。他に安心して頼める人材が居ない以上、ワタシに分身の術が使えない以上、ワタシは自分のするべきことを優先し、他は後回しにするしかありません。

婆様は納得しかねる様子だったけれど、冷静に考えれば、先だっての不眠、アカシジア(静座不能)、車椅子に乗っての深夜徘徊等の後、デパスとドラールで良く眠れるようにはなったものの、翌日の眠気と倦怠感が強く、

そうこうしているうちに、秋頃まではかなり動くようになっていた左半身のマヒが、ここにきて再び強く出ており、
食べこぼし、ヨダレ(咀嚼が左右均等でなく、口の左端がきちんと閉まらない)、
整容不備(左足が思うように動かないため、着替えがうまく出来ない)、
車椅子からの移乗不安定(同様に左足に体重をかけられない為、手摺に掴まる右手と右足だけで立つので、安定性が無くふらつき顕著)等々と、残念ながら不安要素が増加している。

9月末の、退院直後の回復ぶりは本当に目覚ましかったし、お喋りは絶好調、交際関係への返礼についてもびしばし采配ふるって、着替えも歯磨きもさっさと一人で出来てたから、悲観論者のワタシにしては珍しく、この分だと、春頃には車椅子を卒業し、4点杖と掴まり歩きで家の中くらいは歩けるんじゃないかと、かなり楽観的になっていたのですが、

84の高齢者が脳梗塞で倒れたんだから、そんな何事もなかったようにするするとV字回復するというのは、やはり有り得ないというか。

自宅に帰りたい一心で、60代の同室患者さん達と一緒になって、ひたむきに頑張ったリハビリの成果は確かにあったけれど、それは恒久的なものではなく、それを持続させることのほうが重要であり、かつ難しい。

今までは頑張った分だけ回復したけれど、同じように頑張り続けているのに、何故か思うような結果が得られなかったり、それどころか下降傾向になることもあるかもしれない。

それはダイエットやスポーツ、営業成績から企業収益、若しくは人生、国家に至るまで、物事が推移するということは、笑いが止まらない追い風の好調期がある一方で、怠けていた訳でもなく、同じように努力しているのに、ある日突然、今まで順調だったものが突如として風向きが変わり、為す術も無く逆風の氷河期に陥ってしまうというのは往々にして良くあることで、

だからこそ、そう言う停滞期、下降運の時期にこそ、進むべき時期と方向を見誤らないよう、覚悟を決め、腹を括り、苦境に耐え、次なる好調の風を逃さないように準備を怠り無くしておかなければならないのだけれど。

まー、言うのとやるのとでは大違いですし(笑)( ̄∇ ̄;)

そんな訳で、爺様のみならず、婆様も決して安心して目を離せるかというと決してそんな訳ではなく、

だから、年始の実家帰り断念は正しい判断だったと思うとります。グッ!! ( ̄ε ̄〃)b

それに、世の中の仲良し母娘さん達と違って、ワタクシ、あーんまり(というか、かなり)実母とはそりが合わない仲なもんですから、これで実家詣でが堂々とパス出来るのは願ったり叶ったり(罰当たりと言えば言え)。

それに、行ったところで、そんな楽しい話題にならず、「仕方の無いことだけど、まるで介護させる為に嫁にやったみたいで云々…」なんつー繰り言を延々聞かされるのが関の山。
(その点は、陰でうちのダンナさんもよく言ってます)
(親父のシモの世話させる為に、お前を嫁さんにしたんじゃないのに って、そうは言っても、他にやり手が居ないんだから)
(もわ~んと生温かい尿パッド丸めて、寒風に震えて庭の専用バケツに捨てながら、何でワタシだけこんなことしてんだろと思ったこともありますけどねー)
(´∀` )
で、義姉上一家は1月2日(日)においでになると連絡があったので、

最終入浴は爺様が12月27日(月)、婆様が29日(水)だったので、折角娘一家を迎えるんだから、綺麗でさっぱりしてた方がよかろと、ワタクシ、自宅のお風呂で一人で爺婆様を順番に入浴させますた。
ガンバ!o( ̄へ ̄o)

いちおー、有事の場合に備えて、ダンナはリビングに待機。(…って、手伝わないの?はい、実働はワタシに丸投げ。でも、途中、脱衣所の外から何度もどうだ?大丈夫?と声かけてくれますた 笑)

先ず、浴室を床暖房で温めておき、お湯はり。
和室で下着姿になってもらって、室内用の車椅子で脱衣所へ直行。
予めセッティングしておいた介護用シャワーチェアに移乗。
シャワーでざっと流し、洗髪と身体洗い。
手摺に掴まりながら、浴槽に入る。

婆様は2~3分、お風呂好きな爺様は5分以上、湯に浸かってから、手摺に掴まって立ち上がり、浴槽を跨いでシャワーチェアに移動。
ざっとシャワーで全身を流し、掴まり立ちしてる間に身体を拭き、
座面と背もたれにバスタオルを敷いた室内用車椅子を浴室内に入れ、シャワーチェアーの横にセット。
そのまま横移動してもらい、車椅子に乗ったら、一旦脱衣所に出て、再度タオルで水気を拭き、下着(爺様はリハパンも)着用。
和室に戻って、洋服を着て、終了。

二人風呂に入れて、40分位で出来たから、結構手際良く出来たほうじゃないかと。

何より、お二人が喜んで下さったので、頑張った甲斐があったというものです。
(おせちとお雑煮の支度に奔走しながら、前夜、脳内予行演習繰り返した成果です)
(あそこにシャワーチェア置いて、横から抱えて移動させて)
(裸相手だから、ハグするようにホールドして)
(フェイスタオルが何枚で、バスタオルが何枚要って)
(ぶつぶつ…)

えー、それでですね。この入浴に関しては、ケアマネs氏、老健のぞみ(仮名)スタッフに事前に相談し、ことごとくダメ出し喰らってまして、
\(* ̄□\)オォ~ット!!

素人の、ちんちくりんの、専業主婦が、一人で入浴介助なんて危険過ぎる ってことらしいんだけど、

んなこと言ったって、年末に入浴したっきり、通所介護が再開する年明け(婆様は1月5日 爺様に至っては10日迄風呂無し)までお風呂入れないってどうよ。

ワタシ、実父の病院の付き添いで、3日泊まり込んだことあるんですけど、実父の容態とか、簡易ベッドの寝心地とかより、3日間風呂に入れないことの方がキツかったんですよね。
(=n=;)
もー、だから災害に遭われた方の避難所生活とかニュースで見ると、居ても立っても居られません

その経験もあって、もう他に楽しみもない人達なんだから、お風呂くらい好きなだけ入ってもらいたいじゃないすか。

だから、内緒で、頑張っちゃいました。

婆様は「何よりのお正月でした」と改まって御礼を言って頂きましたし、
爺様は「家のお風呂に入れるんなら、もう、あそこ(通所介護)に行かなくてもいいな」
( ̄Д ̄;)

…(をい)それはダメ。

(つか、それはイヤ)

続く。



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Comment

No title
編集
準備万端、読ませていただき、○たくさんあげたくなりました。
介護される立場になったら、何よりのプレゼントですね。
転ばないでよかった。
はらはらします。

2011年01月14日(Fri) 18:19
No title
編集
入浴の手際と準備の良さ、さすがPOTEさん。私にはできないな~
よくがんばりましたね。
私も入院した時は、1回の食事より入浴の方が本当に嬉しかった。
でもね、脅かすわけではないけれども、
いくらご主人が側で待機しても、転倒でもしたら大変。ご存知でしょうが、お年寄りは若い人と違い手や足が即座に出なくて、頭から転倒することがほとんど。急性硬膜化血腫(俳優細川俊之が亡くなられた)危険性もあります。POTEさんのためにも無理しないでくださいね。

家の舅は3年前に転倒して頭を打ち、3ヵ月後に急性硬膜化血腫の症状、そして転がるように認知症が酷くなりました。昨年は誤嚥性肺炎そしてノロウイルス。次々と乗り越え復活しました。でも認知症は下降するばかり。う~んこのギャップ私着いていけません。
2011年01月14日(Fri) 22:45
>まさひまさま
編集
安全を最優先に考えるのなら、入浴は通所介護が再開するまで待って、自宅では清拭と下着交換くらいで済ませるのが正しい判断だったかもしれませんが、

お風呂入るって、やっぱり気持ち良くて嬉しいもんですから。

無謀、危険の誹りを敢えて被ってでも(大袈裟)、お風呂入って頂けて良かったです。

コメント有り難うございました。
2011年01月16日(Sun) 16:08
>pegiさま
編集
ガン同様、どうして認知症やアルツハイマーのような病気があるんでしょうね。

自分の身の回りの始末も出来ないのに、心臓と内蔵はやたら元気で、能天気に威張って、皆が振り回されて。

順番だからと、これも仕事と思いながら、やはり、荒野に俺は一人だけ(笑)。

それでも、逃げずに、投げ出さずに、目の前のことを一つ一つ片付けていくだけです。

pegiさんも、お義父様のことでは本当に色々御苦労なさって大変だと思います。
いつでも、現場が一番大変。
pegiさんも無理せず、お大事になさって下さい。

コメント有り難うございました。
2011年01月16日(Sun) 16:22












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