WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

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一難去って、また一難

y病院に到着し、簡単な診察の後、レントゲン撮影。

骨盤の左上、クマちゃんの耳みたいに膨らんでいる腸骨の部分が割れていることが判明。
…そら、痛いわな。

緊急に外科的措置は必要ないものの、腸骨骨折により、内部の筋肉組織、血管、神経等が傷ついていると思われるので、保存的治療で栄養補給と安静で状態の改善を図ることを勧められ、そのまま入院。

119番オペレーターに、救急隊員に、診察してくれた医師(院長先生でした。受け入れて下さって有り難うございます)に、病棟看護師に、氏名、年齢、状況、状態、罹患歴等々、幾度説明を繰り返したことだろう。
取り敢えず持って来たものの他、入院中必要なものを看護師に教えてもらい、常用薬を預け、病院支給のおむつ使用を了承し、緊急連絡先を聞かれ、事務から入院保証金の請求書を渡される。

そうこうしているうちに病室には昼食が運ばれて来て、爺様は痛がる様子もなく起き上がって一人で食事しているので、婆様にもなんぞ食べさせなければと近くのコンビニに走り、肉まんとかドーナツといった簡単に食べられるものと温かいお茶を買って来る。

大部屋は認知症の方が居るとかで個室に入れて頂いたのだが、冷蔵庫、折り畳みパイプ椅子、カード式TV、ロッカー、洗面台とトイレが付いてるだけの、良く云えばシンプルな、正直なところ実に殺風景な病室だった。

爺様は電動ベッドにテーブル付きだからいいけど、こっちは折り畳み椅子だけでテーブルもなく、窓の桟にお茶置いたりして不自由この上ない。

しかも、椅子は1脚しかないので、婆様を座らせると、立場上嫁は立つことになる。行儀悪いけど立ち食いですわ。さすがに後半疲れて来て、使われていない椅子見つけて座ったけど。

昼食が下げられ、爺様がうとうとし始めると、急に疲労感が押し寄せて来た。
夕方もう一度、入院に必要なものを届けないといけないし、婆様もかなり疲れたようだから、看護師に断って一旦引き上がることにする。

で、タクシーで帰宅。
即ひっくり返って休む婆様をよそに、着替えの下着、パジャマ、タオル、バスタオル、お茶用プラスチックカップ、箸、スプーン、介護用手袋1箱を揃え、夜逃げみたいな大荷物をチャリの荷台にくくり付け、再度病院へ。

家に帰り着いた頃は、すっかり日も暮れていた。
長い一日だった…

さすがに疲れたぜ~と、有り合わせのもので夕食を用意した私の目に飛び込んで来たのは、左足を不自由そうに引きずって歩く婆様の、痛みに歪んだ顔だった。

…え?
漸く爺様が片付いたと思ったら、今度は婆様かーい!(まだ続く)

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POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

since2009.2.10

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