WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)


ショートステイ 出発

  1. 2010/05/29(土) 16:07:34_
  2. 爺様
  3. _ tb:0
  4. _ comment:2
約束の時間は午後2時だったんだけど、1時半にチャイムが鳴らされ、お迎えの職員Tさん(女性)が登場。

車椅子の爺様を手慣れた様子で車に乗せ、安全ベルトで固定。
着替えを入れた、サンタクロースみたいなスーパー袋を積み、
ワタシも同乗して、いざ、出発。

爺様にとっては退院以来の外出(外泊)となる。

荷造り準備に駆けずり回ったワタシも緊張していたけれど、爺様も、初めての施設ということで、結構ナーバスになってるようで、

隣に座った、お迎えのTさんに話しかけられると、妙にハイテンションで答えてる様子が、何だか痛々しい。

実はこの日の朝、爺様は5時頃から目が覚めて、色々なことを考えていたらしい。

半年近くになる婆様の不在
思うようにならない自分の身体
何だかよく分からないけれど、決まってしまったお泊まり
初めての施設
初めて会う人達

自宅に居られれば、その方が気楽でいいのだけれど、嫁が一週間留守になるので仕方ない。 

えー、ショートステイ利用について爺様説得にあたり、ワタクシ、具合を悪くして、入院加療の必要ありと診断され、大学病院に一週間入院する という嘘をつきますた。

いやー、正攻法で、婆様の転院準備があるので、日中婆様の病院へ行かなきゃならないので、お爺ちゃんの昼の支度ができなくなります と説得しようかと思ったんですが、

それだと、俺は昼喰わなくたって構わないとか言われそうだったので、

ワタシは入院して不在になるので、その間、お爺ちゃんを預かって、お食事やお風呂やリハビリして下さるところを、ケアマネのsさんが見つけてくれました という方向で話したら、それじゃあ仕方ない、アンタも治療頑張りなさいと素直に応じて下さいました。

まー、あながち全部嘘という訳でもないんですけどね。
爺様のショートステイ利用中に、乳腺外科の診察も受けて来なきゃいけないし。

で、早朝から目が覚めて、あれこれ考えてしまった爺様の緊張は腹具合にまで影響を及ぼし、

朝食の最中、何度もトイレに行きたがり、
(小じゃないのよ、大っきい方、だもんで)
その都度、食事を中断してトイレに急行。
便座に移乗させて、パジャマズボンとオムツ(朝だったので、夕べのテープ式のままだった)を緩めて下げて、
トイレの外で待機するも、やっぱり出ないと言うので、ズボンとオムツを上げて、車椅子に乗せて、食卓に戻る。

戻った途端、やっぱり出ると言うので、急いで再びトイレへ。
しかし、やはり出ないので、食卓へ。

延々これを繰り返し、何と朝食中断してトイレに行くこと計8回ですよ。

いやー、爺様もその都度、手摺に掴まって立ってなきゃいけないんで、大変だったろうとは思いますが、48キロをトイレ介助するワタクシも、体力の限界に挑戦 て感じでしたわ。

でも、8回目にして、見事なバナナさん2本分が出たので、思わずバンザイでした。

お疲れ様でしたー。これ出したかったんだねー。でも、ショートの前に、お腹すっきり出来て良かったわー。



やがて、車は老健のぞみ(仮名)に到着。
そのまま爺様とワタシは3階、爺様が滞在する4人部屋に案内される。

婆様のリハビリ病院並みに、ベッド周りはゆったりとしたスペースが確保され、中型の収納棚、薄型テレビ、隣のベッドとは格子障子で仕切られ、和風な良い感じのお部屋でした。

まあ、病院と老健施設なんだから、その目的も設備も違うのは当然だけど、申し訳程度の収納ロッカーに、仕切りカーテン一枚のすぐ隣に人が寝ていた、ぎゅう詰め◯田中央病院とはエラい違いですわ。

久しぶりの移動で、既に爺様は疲れてしまったようだけれど、爺様担当スタッフが集められ、爺様のショートステイ利用についての打合せ会議が始まる。
(この打合せの為にワタシは同行して来た訳です)

介護相談員
看護師
PT(理学療法士 リハビリ担当)
ケアマネ
介護士

といった面々を相手に、爺様の普段の健康状態、生活様式、食事の好み、性格、趣味、リハビリに対する家族の要望等々を説明していたら、

爺様「私は疲れたんで、もうベッドで休ませてもらいます」

そうねー、そろそろお爺ちゃんは体力の限界よねー と思ったが、

担当スタッフはにこやかに微笑みながら、しかし、誰一人爺様をベッドに連れて行こうとしないのですよ。

「なるべく起きていましょうねー」
「寝てばかりだと、身体弱っちゃいますよー」
「えーと、それでは次にですね(あっさり打合せに戻る)」

うっわー、さすが、家族と違って、物言いは柔らかだけど、甘やかさないのねー。

( ̄Д ̄;)
デモ大丈夫カイナ

この後、再三ベッドで休ませてくれと泣きが入るものの、
やれ、レクレーションの民謡聞きに行きましょうとか、おやつ食べましょうとか移動させられたけど、一向に部屋に連れて行ってもらえず、

漸くベッドに戻してもらったら、よほど横になりたかったらしく、介助もされず、一人でさっさと横になったそうで、

介護士さん曰く「一人で動けますね」

…へ?そーなの?
じゃ、家で、ワタシが全介助してた人は何処に行ったんでしょー?(・・;)

やっぱり家族だと甘やかしちゃうのかー。



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2010_05_29  [ 編集 ]

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comment

NoTitle

  1. 2010/05/29(土) 20:35:09 |
  2. URL |
  3. pegi
  4. [ 編集 ]
嘘も方便といいますが、見事な展開。
POTEさんにとってよい方向に向かっているようですね。良かったです。
ショートステイも第三者が介護することで刺激があっていいと思います。歩けない分、排便に時間がかかるのは解りますが、8回のトイレ介護はちょっと。。。ご苦労様です。

>pegiさま

  1. 2010/05/30(日) 20:57:44 |
  2. URL |
  3. POTE
  4. [ 編集 ]
初のショートステイでいきなり10泊って、大丈夫なんだろうかと心配しましたが、病院と違って、食堂で大勢と食事して、体操して、習字したり、リハビリしたり、おやつ食べたり、お風呂入ったり、婆様の部屋に連れて行ってもらったりして、結構楽しく過ごしておられるようです。

8回トイレは、まー、たまたまそうなったということなんですが、トイレに行きたがる時の顔があまりに悲愴で、「またですか」とは言えませんでしたね(笑)

5回くらいまでは正確にカウントしてたんですけど、その先は実は良く覚えてません。10回にはなってない筈ですが、6、7回以上だったと思うので、8回ということにしました。

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ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護4 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

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