前回までは、

ある日、リハビリ病院の婆様の主治医から電話が入り、

老健施設との連絡は途絶えたきりで、
このままでは、婆様は月末一杯でリハビリ病院を退院せざるを得ない状況にあるという。

慌てて、ケアマネs氏に確認すると、どうもどこぞで連絡が滞り、老健の地域提携相談員も、リハビリの病院のソーシャルワーカーも、全員相手からの連絡を待って、無為に一週間が経過していたことが判明。

s氏に、このままでは、リハビリ病院から老健への転院が出来なくなり、中間にまた別のリハビリ専門病院へ転院するようになるかもしれない と言われ、驚愕動転。

冗談でしょー!

こうしちゃおれんと、寝たきり爺様に、婆様の病院に行って来ますから、動かないでねっと言い聞かせ、婆様の着替えをでかバックに詰め、一週間ぶりのリハビリ病院へ。

面会者受付を済ませると、いつもは婆様の病室やリハビリ室を訪ねるのだが、この日は階段を駆け上がり、2Fの医療相談室にまっしぐら。

相談室受付を覗くと、丁度婆様の担当SW(ソーシャルワーカー)S木さんが出てらして、すぐ面談席に通して頂く。

お互いに、どうもこの度は連絡不行き届きで色々と御迷惑を…と挨拶を交わした後、

S木SW「それで、大変申し訳ないのですが、こちらの病院に入院して頂くのは、ぎりぎり頑張って、今月一杯ということになります。それ迄に、老健さんから転入のお話が頂ければ一番良いのですけれど、万一そうならない場合は、別のリハビリ専門病院にお移り頂いて、そちらで転入の日にち調整が整う迄お待ち頂く…ということもあろうかと思いますが」

POTE「そうですね…こちら(の病院)は入院待機してらっしゃる方もたくさんおられるということですし、あまり無理なお願いをしてはいけないと言うことは重々承知しておりますけれど、ワタクシ個人の気持ちと致しましては、次から次へと病院を移るようなことはさせたくありません。
本当でしたら、今月中は退院して自宅に帰って頂く筈でしたのに、(婆様)本人も、それを楽しみに毎日のリハビリに励んで参りましたのに、お爺ちゃんの骨折というアクシデントと、その後のADL(日常動作評価)低下で、二人を看るには、あまりにもワタクシの(介護)負担が大きいと、言ってみればワタクシの為にお婆ちゃんには老健に行って頂くようなものです。
退院を延期して、老健に行ってくれとお願いするときも、私達家族には大変辛い決断でした。
高齢者にとって環境、状況の変化は我々以上に大きい負担となりますし、順応するまでの労力も相当なものというのは、ご存知のことと思います。
勿論、紹介頂ける病院さんも、良くして頂けて、安心してお婆ちゃんをお預け出来るところだとは思いますが、それでも、間にもう一箇所違う病院を挟むということは、到底お婆ちゃんには伝えられませんし、大変自分勝手な感情で申し訳ありませんが、何よりワタクシ自身が承服…」

しかねます と言いかけ、ワタシの言葉は途切れた。

自分の非力、常に半歩先を先んじられる事態への憤り、辛かった決断、婆様と義姉上の涙、様々な想いが一気にわき上がり、S木SWの前で、ワタシはぼろぼろ落涙。

S木SW「お嫁様も、今回のことでは、さぞ動転されたことかと思います」

POTE「ごめんなさい。色々な立場の人がおられることですから、なかなかこちらの思い通りにいかないというのも、それはしょうがないことだと思っています。ただ、出来うれば、お婆ちゃんはこちらの病院から、そのまま老健に入れさせて頂きたいというのが偽らざる気持ちです」

S木SW「そうですね。私共も出来るだけお力になれるように致します。実は本日、主治医のS医師から私の方に書類が回って来ましたので、早急に老健の相談員の方宛てに郵送しております。今後は、今迄よりも状況が動く筈ですし、私の方からも老健相談員の方に、早急にお嫁様宛てに連絡を取って頂くようプッシュ致します」

POTE「よろしくお願いします」

相談室を出た後、トイレの水道でぐずぐずの顔を洗い、何事もなかった風で、婆様の病室へ。

病室を訪ねると、婆様はもとより、同室の皆様(別名車椅子シスターズ)が、それまで精力的に日参してたのに、爺様の退院以来ぱったり姿を見せなくなったPOTEを歓迎して下さる。

「まあ、お久しぶり」
「お元気でしたか?大丈夫?POTE村さんも随分心配してましたよ」
「一人で大変なんじゃないかって」
「お爺ちゃんのお世話もあるでしょうけど、無理しちゃダメですよ。自分の健康が第一ですからね」

ブログでも、ご近所でも、病院でも、皆様から可愛がって頂けて、POTEは本当に幸せです。

老健転院のゴタゴタについてはおくびにも出さず(とても婆様の耳には入れられません)、「お爺ちゃんは?」「完全寝たきりで、えらいこっちゃです」と、ひとしきり在宅介護の愚痴を語り、それでは爺様が待ってますんでと、次の洗い物をバッグに詰めて退出。

帰宅して、今度は爺様との夕食の支度に取り掛かると、電話が鳴った。

「ワタクシ、老健のぞみ(仮名)の介護相談員A沢と申します」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



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POTE
Posted byPOTE

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