で、お弁当買って帰って、ベッドの爺様起こしに行くと、食べたくない、寝ていたいというので、一人で唐揚げ弁当で遅いお昼にする。

何だか、何も手に付かず、食べ終わってぼけーっとしてたら、雨の中、ケアマネs氏来訪。

s氏「(お爺ちゃん)如何ですか」
POTE「退院で疲れたみたいで、お昼も食べないで寝ています」

と、和室へ案内。

タンスを片付け、飾り棚、冷蔵庫、TVを隅に寄せ、介護ベッドを置いても、まだ充分広々とした和室に、

s氏「ずいぶんすっきりしちゃいましたねー」
P「だって、お婆ちゃんのベッドも入れるつもりでしたから」

◯田中央から預かって来た書類を渡すと、爺様のデイケアも申請済みだけれど、デイケア参加はテープ式オムツではなく、リハパンで行けるように、成る可く寝かせきりにしないよう言われる。

…うーん、食事はダイニングで自分で食べて貰うようにしますけれど、元来面倒くさがりやな人ですから、病院のリハビリも全然乗り気じゃなかったようですし、デイケアまで漕ぎ着けられるのか、怪しいもんです。

s氏「息子さん(ダンナ)に、また、ばしっと説得してもらえばいいじゃないですか。お婆ちゃんを説得してくれたみたいに」

…は?…ああ、あれはですねー、結局ワタシが説得したんですよ。
ゞ( ̄∇ ̄;)

s氏「え?、ご主人に話してもらうって…」

そう思って、あの直後ダンナにメールして相談したんですけど、はっきり説得するって言ってくれなくて、あの時はもう時間的に待った無しだったじゃないですか。
ダンナさんが決心して話してくれたところで、週末まで待たなきゃならなくなっちゃうんで、どうせ話するなら急いだ方が良いだろうと思って、それであの後、ベッドが到着してから、ワタシが婆様の病院に走って行って、話したんです。

s氏「あの日にですか?」

あの日に、ですよ。丁度、主人の姉も来ていて、もー二人に泣かれちゃって、ワタシも辛くて泣きましたけど、でも、それであの日に話を先に進めることが出来たんです。

s氏「(物凄く感心したように)そうだったんですか…。それは、お疲れ様でした」

いえいえ、ここの家の子供さん達は、根は善人ですけど、自分が憎まれ役になるとか、親に物申すのは苦手らしくて、適当に口実作って逃げるというか、ワタシがやってくれればラッキーみたいに思ってるところがあるんですよ。
まー、ワタシも今更カワイコぶってもしょうがないんで、鬼嫁の本性発揮してやっちゃいましたけどね。
\( ̄^ ̄)/

s氏「それは、何と言うか、…損な役回りですねえ」

同情頻りのs氏の口調に、思わず苦笑。

先程N先生の所へも行って、診療情報提供書置いて来て、直接お話もさせて頂いたんですけれど、やっぱりsさんの仰ることが正しいと言われました。

s氏「そうですよ。アナタも正しい決断をしたんですよ」

実はね、今までお話ししてなかったんですけれど、ワタシもそうそう元気な健康体じゃないもんで。

s氏「それは、今迄だって、お一人でお年寄り二人世話してたんですから、具合悪くして当然ですよ」

いえ、それだけじゃなくて、ワタシ、こう見えて、乳ガン患者なんですよ。5年前に手術して、再発はしてませんけど、要治療ということで、今も薬飲んでますし、まだ再発のリスクが高いので、三ヶ月ごとに乳腺外科の診察受けてるんです。

s氏「そうだったんですか!そういうことは、もっと早く教えて下さいよ」

えへ、年寄りの方はもっと簡単に片付くかと思ってたのと、せめて一人ずつとかだったらどうにか出来るかと思ってましたんで。
二人同時に介護となると、ワタシの方がへばって免疫下げて、先に再発しちゃいそうだし、もうカミングアウトした方が良いかなと思って。

s氏「(真顔で)そういうことでしたら、特養(特別養護老人施設)の申請もなさって下さい。区内に10箇所あります。全部の施設に御家族が直接出向いて入所申請するんです。代理申請や郵送、電話だけでは出来ません。申請しても、何百人待ちですから、入所出来るまで2~3年、下手するともっと掛かりますが、先に申請しておかなければ、急に入りたいと言っても入れません」

…それは、明らかに、ワタシが再発してか、あるいは綾戸智恵姐さんのように介護疲れで入院、介護者不在になった場合のことを想定なさってますね。

まー、病気のコト話すと、手のひら返したように優しくなったり、腫れ物に触るような扱いされることに閉口してたんで(皆さん、善意でなさってるんでしょうけど、再発もしてないのに、今にも死んじゃう末期患者みたいに対応されると、ちょっと、まだすぐには死なないんだからーと微妙に不愉快になるんです)、s氏の事務的な態度はかえってせいせいしてて良かったかも。

s氏「入所可能になったら施設から連絡が来ますが、その時点で必要がなければ、今回は見送りますと言って良いんです」

施設の一表というか、そういう資料はあるんですか。

s氏「では、この次お持ちします」

入所申請で伺いたいと言えば良いんですね。受付は平日だけですか。

s氏「病院じゃないですから、施設ですから、土日でもスタッフは居ます。ただ、飛び込みとかより、予め入所受付担当者と話して、日時を予約して行った方が良いと思います」

介護保険証くらいは持参するんですかね。

s氏「そうですね、介護保険証は絶対必要です。それと、どうせ申請なさるのなら、お爺ちゃんとお婆ちゃん、お二人分なさって下さい。お爺ちゃんの名前で申請したけど、お爺ちゃんは行かなくなって、その代わりにお婆ちゃんを入れて下さいということは出来ませんから」

ははあ、成る程ね。分かりました。よろしくお願いします。

物事が進み始める時というのは、かくも一気に動くものなのか。
爺様の自宅での介護がどうなるか、
婆様の転院がどうなるか、
特養の申請がどこまで出来るのか、

皆目見当はつかないけれど、それでも、吹きすさぶ嵐に翻弄されながらも、遥か彼方の雲間に、進むべき尾根がうっすら見えたようで、

そこに至るまではきっと、山あり谷あり崖あり川あり、突風に、濃霧に、低温に、熱波、山賊に、野獣の襲撃もあるかもしれない。

だけど、今更尻尾を巻いて逃げ出すわけにもいかない。

不器用に、這いつくばりながら、泥だらけになって、それでも進み続ければ、いつか、あの人とあの人とあの人が待っている虹の彼方に辿り着けるかもしれない。

そうならなければ、それはまあ、その時のことで(笑)

主義主張路線を変更したところで、ワタシャ別に公人でもないし、単なる下町のちんちくりんの鬼嫁でしかないんだから、誰に迷惑かけるわけじゃなし、人間臨機応変に生きるのも必要だから。

あ、それから、ワタクシついに病気について公表してしまいましたが、だからといって、何がどう変わる訳でもございません。
ガン患者が孤軍奮闘でダブルの介護 と聞くと、もー有り得ないくらい大変なように聞こえますが、軽んじる訳じゃありませんが、高血圧とか糖尿とか貧血、喘息といった持病とそんな変わりませんから。
闘病中とは言え、ワタシまだ再発してませんし(強調)。

ですから、どうぞ皆様、気兼ねなく、今迄と変わらず、気楽に気軽に(それにしては最近展開がシビアで申し訳ない)拙ブログをお楽しみ頂けると嬉しいです。
よろしくー。
ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄)ノ



今日も今日とて、続きでお返事しております。


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19日16時nさま

人は皆、外面如菩薩内心如夜叉でござりますれば、すべからく反転罵詈雑言は人の本心でありましょう~。
POTE
Posted byPOTE

Comments 6

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まさひま  
NoTitle

POTEさん、はらはらしておりました。
s氏の指南が功を奏してほしいものです。
義両親様、どちらかだけでも健康なら、自宅でけんかしたり、軽口言い合って暮らして行けるでしょうが、今のお二人では、不安の方が大きいです。
施設入所までの間、義姉様が配慮していただけたらと思いますが、健康な人に望むのは無理ですかね。

2010/05/19 (Wed) 23:39 | EDIT | REPLY |   
まろっち  
おはようございます。

お邪魔します 先日は有難うございました

施設への申し込みを済ませても 落ち着きませんよね
物事は先に先に勝手に進みますが 今頭の中で考えている事や、
心の中ではいろんな物を引きずり 割り切れないでいる事・・・よくわかります

苦しみぬいて出た第一歩!です 二歩目 三歩目・・・・・
頑張って下さい
(人の事言ってる場合じゃないのにね。私も頑張ってます)

 

2010/05/20 (Thu) 08:48 | EDIT | REPLY |   
黒ゴマ7  
NoTitle

エェーーーーー(@。@;)

そうだったんですか・・・・・・・・

それでも頑張ってるPOTEさんをみて
たくましく感じます!

2010/05/20 (Thu) 10:14 | EDIT | REPLY |   
POTE  
>まさひまさま

夫婦のことは夫婦のこと、娘でもない嫁がそこまでしゃしゃり出る必要などないのだと、頭では分かっているのですが、
寄る年波で、情報収集、折衝、交渉、手続き、契約に全く対応出来ていないのを見ていると、つい代理人としてデバッて仕舞います。
義姉上は「いつでも手伝うから言ってね」とはおっしゃいますがー、指示待ち人間てホント使えねーというのがワタクシの本音です(笑)

コメント有り難うございました。

2010/05/20 (Thu) 20:47 | EDIT | REPLY |   
POTE  
>まろっちさま

いえいえ、こちらこそ有り難うございました。
良かれと思って、決断し、話を進めているのに、この胸の苦々しさは何なんでしょうね。
お婆様の不在が、まろっちさんにとって諸手を上げての安堵になっておられないのが、人の心の複雑さを示しているようです。
でも、少しはお休みになられましたか。
どうにも先は読めませんが、頑張り過ぎないよう頑張りましょうね。

コメント有り難うございました。

2010/05/20 (Thu) 20:52 | EDIT | REPLY |   
POTE  
>黒ごま7さま

えへへー、実はそうなんですよー。
でも、そこは重要じゃありませんので。
皆さん、積極的に喧伝なさらないだけで、病を得て、それでも介護に仕事に子育てに、頑張っておられる方はたーくさんいらっしゃるんです。

コメント有り難うございました。

2010/05/20 (Thu) 20:56 | EDIT | REPLY |   

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