WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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4と3のはざま

先日ご報告しましたとおり、爺様の要介護度は2から4に上がりました。

利用サービス限度額が増えたことや激励手当等が受けられることに、絵文字連発で、ついはしゃいでしまいましたけれど、参考までに一連の流れを紹介させて頂きます。

ケアマネs氏を通し、区に現行介護保険証(要介護2認定)を提出。
介護度変更依頼を申し出る。

区が委託した認定調査員による82項目の聞き取り調査。
 視力、聴力等について
 歩行や、立ち上がりがどの程度出来るか
 入浴や排泄、食事で介助が必要か
 ひどい物忘れ、徘徊等の行動があるか
 過去14日間に受けた医療に関すること
 外出の頻度
その他必要に応じて、概況調査、特記事項が調査員によって記入される。

コンピュータによる判定や主治医の意見書、訪問調査による特記事項等をもとに、保健・医療・福祉の専門家で構成される介護認定審査会が総合的に審査、判定を行う。

ひと月後に文書にて、要介護4認定の通知と、新しい介護保険証(要介護4)が郵送される。

で、この要介護3と4の違いですけれど、例としてあげられている心身の状態は次の通りなんですが、一読した感じでは、それほど差があるようには思えません。

要介護3 立ち上がりや歩行等が自力では出来ない。排泄、入浴、衣類の着脱等に全体の介助が必要。
要介護4 日常生活を行う能力がかなり低下しており、排泄、入浴、衣服の着脱等全面的介助が必要。

うちはせいぜい要介護3だろうと思っていたのが、予想外に今回要介護4の認定を頂けて、爺様本人のみならず、家族も激励手当の恩恵に与ることが出来て(とはいえ、支給されるのは4月になってからだけど)、本当に有り難く思っていますけれど、この3と4の差って被介護者の負担の実態としては大差ないのに、利用出来るサービス内容に大きく差があるんですよね。

要介護3の、立ち上がりや歩行等が自力では出来ず、排泄、入浴、衣類の着脱等に介助が必要という時点で、世話をする家族の負担は時間的にも神経的にも体力的にもかなり大きい訳です。

自分で出来る、一人で出来ると主張する要介護者の言い分を受け入れつつ、よろめいたらすっ飛んでって支えられるよう、常に気持ちと身体はスタンバってますし、姿が見えなくても大きな物音がしたらすぐ反応出来るように、妙に耳聡くなるし、成る可く本人にやらせた方が良いと承知していても、いつまでたってもフリースのファスナーの最初の掛け合わせが嵌められずにいるのを見てると、根負けして(じれったくて)つい手伝ってしまったりするんですよ。

助成制度もどこかで線引きをしなければいけないのでしょうし、先にあげた心身の状態云々だけで決定されるわけではなく、そのための訪問調査、関係各方面の専門家による審査なのだとは思いますが、しゃんしゃん自力で動けて、トイレも入浴も布団敷きも自分で出来るお年寄りならいざ知らず、完全寝たきりより、中途半端にやる気があって、中途半端に弱ってるお年寄りというのが正直一番、判定も難しくて、扱いにも苦労するというもんで。

実際、要介護4貰っておきながら、最近の爺様は加速度的に回復しており、ホントは3だな~と思うくらい、色々自分でやりたがりますし、積極的に動こうとしてます。

その前向きな気持ちはとっても大事なのだけれど、如何せん、体力の低下、筋力の衰えは隠しようもなく、ものは落とすし、食べ物はこぼすし、仏壇のロウソクに火をつけるチャッカマンの使い方が分からなくなったり、シェーバーを充電するのに折りたたみコンセントを出すスライドボタンを必死に押してたり、気持ちだけではカバーしきれない「現実」を踏まえると、完全復活にはほど遠いと言わざるを得ません。

本人の意向や自尊心を尊重しつつ、でも気配り目配りが欠かせない介助というのは、拘束時間の長さもさることながら、宙ぶらりんの生殺しに遭ってるような神経をすり減らす毎日です。

これだったら、ベッドから起き上がれなかった1月の方がましだったかもと、思うこともしばしば。

4時間毎のおむつ交換は大変だったものの、あの頃は多少目を離しても大丈夫で、留守電にして施錠してしまえば、婆様と私が同時に外出することも出来たんだから。(いや、ホントに今でも寝たきり状態だったら、そんなこと思ったりしないでしょうけれど)

今は、人が訪ねて来ると、出なくて良いのに応対しようとするから、廊下か玄関たたきか、どこで転ぶか分かったもんじゃないので、婆様にも絶対爺様を一人にして外出しないようお願いしてます。

今回は骨盤だったから、下半身は使えなくても上半身と腕の力で何とか切り抜けられたけれど、また転倒して手首でも骨折しちゃったら、今度こそ寝たきりになっちゃうから。

…という我々の危惧をものともせず、爺様はポストに郵便物取りに行って、後で知った婆様から物凄い剣幕で怒られてました。
       
       ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・

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