WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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お友達

東京R病院(リハビリ専門)に転院し、一週間が過ぎ、新病院での生活環境に慣れて来た頃、

婆様、微熱が続き、食欲が低下。

前の病院から引き続き、尿道管挿入だったのだけれど、出来れば自力でのトイレ排泄に移行したいと、何度か管を抜くが、膀胱には尿はあるものの、排尿がうまく出来ず、膀胱内に留まったままなので、再度尿道管挿入を繰り返す。

排便も、便意はあるものの、便を押し出す力が弱いうえ、固いので肛門が痛み、看護師が摘便してくれるが、一回の排便に2~30分かかってしまうので、体力的にもかなり辛そう。

主治医からは連日わざわざ電話を頂き、
(その都度、えええ?ななな何ぞありましたか?と肝を冷やしましたが)
(だって、東京R病院の医師のSですって言われると、問答無用で心臓がドキッとするんですよ)

なかなか微熱が下がらず、食事も充分に取れていないので、
(嚥下障害を警戒してか、婆様の食事はお粥と刻み食なんだけど、献立は毎回違うけれど、皿のおかずの形状が猫餌みたいなフレーク状なので食べる意欲が湧かないらしい)

抗生剤と栄養点滴を開始したい、後日、効果が見られるようになってからは、まだ平熱に下がりきらないので、一週間は現在の点滴を継続する予定である旨、説明をして頂いた。

やはり83という高齢な訳だし、若いもんみたいに、食べて寝てればそのうち治るという楽観は出来ず、

転院してからの環境の変化から、そろそろ疲れも溜って来る頃ではあるし、面会家族・見舞客の中には平気で咳とかくしゃみする人も居るから(入院患者さんは免疫力低下してる人も居るから、風邪気味の人は面会に来てはいけませぬぞ)、どこぞで風邪菌貰っちゃったかもしれない。

墨◯に緊急入院してから、ずっと尿道管は挿しっ放しだったので、身体が排泄のリズムを失調してしまい、元のように機能するのにも充分な時間とリハビリが必要なのは分かっているが、

もしかしたら、このままずっと尿管は取れなくなってしまうのかもしれないという不安も胸をよぎる。

考えようによっては、トイレ介助しなくて済むし、尿管交換は泌尿器科の医師がやってくれるから、安全かつ衛生的ではあるのだけれど、

でも、婆様、やっぱりトイレで普通におしっこしたいよね。

墨◯では、尿管入ってる患者さんは皆クリアパックの中の尿は丸見えで、たぽたぽ波打たせながら、車椅子で移動してたけど、ここ東京R病院では尿パックは可愛い和柄の巾着袋に入れられ、外からは見えないようになっている。

婆様にはそれも、とても有り難いことだったらしい。

婆様「いくら病人だからって、何が悲しくて、自分のおしっこ人目に晒しながら動かなきゃならないのかって思ったわよ」

…そーだよねー。墨◯では機能、情報、正確が最優先で、患者の感情はともすれば二の次にされがちだったから、
(そこが急性期のERと療養型病院の違いなのだということなのだろうけれど)

因みに、ここ東京R病院では巾着に入った尿袋を「お友達」と呼んでます。

ベッドから車椅子に移乗して、リハビリ室や入浴に向かう際、「はい、大事なお友達もお供に持って、出発~」と言ってくれます。

殆どの人が、尿袋ぶら下げた自身の状況を、こんな身体になってしまってと卑下したり、恥ずかしく思っているのだけど、その恥の元凶の尿袋を「大事なお友達」と呼び、発想の転換を促す契機を与えてくれるあたりは、さすが専門病院。

その後、抗生剤と栄養点滴が功を奏し、平熱に落ち着き、お粥と刻みおかずが嫌みたいなんですーと恐る恐る主治医に申し立てた甲斐があったか、普通食にはまだ遠いけれど、猫餌フレーク状おかずは一口大にカットされたおかずに昇格。少しは人間らしい気分で食事が出来るようになったらしい。

また、廊下で看護師さんや看護助手さんとすれ違う度、
「POTE村さん、ウ◯チ出た?」
「POTE村さん、ウ◯チ出るといいね」
「POTE村さん、ウ◯チ出たの?おめでとう!」
と皆さんが声をかけて下さるので、婆様はとても励まされ、思うようにならない排便も頑張ろうという気持ちにさせてもらいました。

凄いなー。
仕事だから当然かもしれないけれど、病人・けが人ってナーバスでセンシティブだから、取るにたらないことで落ち込んだりもするけど、些細なことで勇気づけられたりするんですよね。
ホントに有り難うございます。

婆様は今、食後に6種類の薬を出してもらっているのだけれど(内容については未確認)、お通じを柔らかめにする緩下剤も入っているようで、最近は決まった時間に便意があり、以前のような痛い思いもせず、割とスムーズに出せるようになってきました。
(うっかりすると、リハビリで立ち上がる練習の最中、療法士さんに支えられながら下腹に力入れたら、ぷーが出たということも・笑)
(腸が元気回復して来た証拠で、誠によござんす)

それと前後して、何回かチャレンジするうちに、排尿もコントロール出来るようになり、めでたく尿管も取れ、お世話になった「お友達」はお役御免になりますた。

とはいえ、リハパン、就寝時のテープ式オムツ&尿パッドは外せません。

まだまだ看護師立ち会いでなければベッドからの車椅子への移乗も禁止だし、車椅子からバリアフリートイレへの移動も単独では厳禁。

焦らず欲張らず、一つ一つクリアして行きましょう、婆様。

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