WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

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今そこにある危険

18(水)
n医師、2度目の往診。

この頃になると、かなり体力回復。
昼寝もするが、以前のような食事以外はひたすら爆睡というようなこともなくなった。
コタツでテレビ見ながら婆様と会話する時間も増え、ベッド~車椅子~トイレの移乗もスムーズで安定しているので、車椅子押さえてるくらいで、介助の手を貸すことも殆どなくなった。
トイレも小水は、明方、朝食前、午前(10:30前後)、昼食後、午後(14:30前後)、夕方(16:00前後)、夕食前、夜(21:00前後)の8~9回。
お通じもほぼ毎日あり。
おむつは夜間だけフル装備だが、日中はおむつパンツ。ただ横漏れ等は無いが、時折おしっこ出てる。

n医師の来訪を起き上がって迎える。
初診時に比べ、随分元気になっていて、受け答えもはっきりしていて驚かれる。

毎週月曜日の訪問入浴サービスも既に4回目になるが、スタッフの皆さんが驚くほどの回復ぶり。
室内に設置した浴槽にまだお湯が溜っていないのに、一人でさっさと脱衣始めちゃって、「まだ早いです」と言われる始末。

はい、先月、退院直後は西方浄土がうちの玄関先まで来てると信じて疑わなかった嫁も、あれは単なる気の迷いと、今は思っとります

大正生まれって、タフだよね。
うちの父親なんか(ガンだったけど)70才にもなれずに逝っちゃったけど、元々頑健な人とはいえ、爺様の生命力って並外れて強靭な気がする。

n医師に聴診器で胸の音を聞いて頂き、血圧測定、身体を動かす際(特に仰向けになる時)、骨折した左尻に痛みがあるのを確認するも、今後はなるべく上体を起こして過ごすようアドバイスされる。

ベッドの縁に腰掛けたまま、片方ずつ膝を上げる運動を1日5回くらいから始め、慣れて来たらもっと回数を増やして頑張るようにとのこと。

相変わらず元気いっぱいのn医師がお帰りになった後、爺様ぽつりと呟く。
「もうずっとn先生なのか」

t医師から、かかりつけ医を変更したのが気になってるらしい。
だって、先月の有様じゃ、もうt医院に通うのなんて不可能だと思ったんで、ケアマネのsさんに紹介してもらって、往診してくれるn先生に頼み込んで来て頂いてるんだよー。

爺様的には長年お世話になったt先生への義理もあるかもしれないけど、また具合が悪くなった時のことを考えると、携帯番号まで教えて下さったn医師は何かあったら何時でも呼んで下さいとまで仰って下さってるのに、たまたま安定してるからといって今更t医師に戻ることは出来ません。

t先生は穏やかで良い先生だけど、往診はなさらないし、通うとなれば外用車椅子で出掛ける訳で、雨だと行けないし(実際、帰りに降られてエラい目にあったことがあります)、他の患者さんで混雑してても順番が来る迄待ってなくちゃならないし(ワタクシ、ここでよく風邪菌貰うのでインフルエンザシーズンはマスクが欠かせませんでした)、でもn先生の往診なら寝て待ってれば良いのだから、どっちが楽かっていったら、比べるまでもないじゃありませんか。

確かにね、爺様の回復は目覚ましくて、それはとっても喜ばしいことだけど、でも完全に復活したかと言えばそういう訳じゃない。

入院中、弱った背筋、腹筋、脚力、握力は回復しつつあるとは言え、すっかり元通りとはほど遠いというのが現実で、年齢から言っても今後もいつ急変の事態があるかわからないし、嫁としては爺様の回復を素直に感嘆しながら、いまだ警戒感を緩められないというのが正直なところです。

実際、動くことは動けるようになったので、自分で室内用車椅子を押して1人でトイレに行こうとしてみたり、キッチンカウンターの皿をテーブルに運んでくれようとするのだけれど、気が付くとバランス崩してうずくまったまま動けなかったり、大きな物音にびっくりして駆けつけると、床で尻餅付いてたりするので、その都度「振り出しかーい!」と血の気が下がります

一度なんか、おむつフル装備してるのに、夜中トイレに行こうとして、襖の手前でよろめき、横にあった仏壇に倒れかけ、御鈴が転がり落ちたそうな。

「危ないったら、ねえ」

…と呑気に言ってる婆様は、その仏壇の前で寝てますよね。
しかも、枕、仏壇の方に向けて。
先代のお婆様が戦後間もなく見つけてらした、小さいけれど、想いのこもった黒檀の仏壇。
それが、何で、仏壇台から5センチ近く、ずれてるんですかああ

仏壇の奥には、御本尊(ちっちゃな鋳造仏なんだけどやたら重くて凶器になりそう)が鎮座しておわすし、飾り棚には生花が花瓶に生けてあるし、何が転げ落ちても、大事なんだけど、まかり間違って仏壇そのものが寝ている婆様の頭部直撃、いやいや、それよりよろめいた爺様の50kgの身体がまんま婆様の上に倒れてきたら…
想像するだに恐ろしい

なまじ動けるようになってきたので、本人も自分で動きたいのだろうけれど、動いてもらった方が良いのだけれど、骨折の年寄りって、直りかけた矢先、また転倒して更にひどくなる場合が多いからねー。

早々にデイサービスに復帰して、施設内で歩行訓練とかさせてもらおうかなー。

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POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

since2009.2.10

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