「尻が痛くて動けない」

1月6日(火)
それは、三が日も恙無く終わり、正月気分も漸く抜け、週二回通ってる通所介護に年明け初めて出掛けようという朝。
爺様が激しい痛みを訴え、ベッドから動けなくなっていた。
要介護2の、脚もすっかり弱ってしまって、外出時は車椅子で連れて行くようにはなっていたけれど、それでも家の中では壁や家具に伝わり歩きしながら、一人でトイレにも行き、風呂にも入っていたのに、前日までとは打って変わった爺様の様子に、一体どうしたことかと婆様も嫁も戸惑うばかり。

そもそもは、年末和室(爺婆自室)で尻餅をついたことから始まった。
脚が弱いので膝の踏ん張りが利かず、派手に尻を打ちつけたらしいのだが、何をしようとしてどこでどうなったのか、詳しい状況は本人に聞いてもよくわからない。
結構痛がってたので、心配はしていたんだけど、その日の通所介護も元気に参加していったし、尻餅をついて大分痛がった旨を連絡帳に書いて持たせたら、痛みはあるようだが、入浴時の身体チェックでも特にアザになっている様子はないとの返信だった。
その後、折りにふれ尻を痛がる素振りはあったものの、前述の通り自力でトイレ、入浴も出来ていたし、正月にはダンナの姉一家が遊びに来て大層ご機嫌だったので、こちらもつい大したことはなかったようだと楽観視してしまった。

肩を貸してトイレに連れて行こうとしても、痛くて立てない。
結局その日は食事も摂らず、お茶やスポドリを飲んだくらい。
夕方には38℃に発熱。

翌日になっても状態が改善されていなければ、救急車を呼んだ方が良いかもしれないとダンナと話す。

翌朝、熱は37℃に下がったものの、痛みは変わらず、動けないまま。
この痛がり方は明らかに尋常ではないと、婆様の反対を押し切って119番通報。
(近所に知られたらみっともないとか、近所の整形外科に車椅子で連れてって痛み止めの注射でも打ってもらえばそれで済むとか、痛みで立つことも満足に出来ないのに、もーそんな悠長なこと云ってる場合じゃありませんてば、大体玄関の4段の階段どうやって下ろすのよ

10年前に爺様は大腿骨骨折をやっているので、当時入院手術したs病院に連絡したが、満床で断られてしまった。
幸い、次に問い合せた隣駅のy病院が受け入れてくれることになったので、そのまま入院した場合のことを考え、常用薬やら着替え、タオル、ティッシュを紙バッグに詰め込んで婆様と救急車に乗り込む。

そして、のどかな下町にサイレンを響かせながら、救急車は病院へと走り出した。(…続く)
POTE
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