在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

エンドレスリピートーク

婆さまは

もうずいぶん前から耳の聞こえが悪くなってきており、

面と向かっての会話は支障無いものの、

視界外からの呼びかけは何処から聞こえているのか、自分に向かって発せられたものなのか分からず、

結果的にシカト(無視)或いは伝わっていないことが多いです。

テレビの音声も、ベッドで寝たままの体勢だと聞こえにくいと言い繕っていますが、

ニュース等のアナウンサーが一人で読み上げるものならまだしも、

解説員やゲストと会話しながらだと、もう何を言ってるのか聞き取れず、

ドラマに至っては、

主人公とその相手役くらいは判別できますが、その他の子供やら友人やら仕事の関係者はもう誰が誰やら相関図崩壊状態なので、

一緒に見ていると、「これ誰?」「これどういう人?」「今何やってるの?」「なんで泣いてるの?」「どうして怒ってるの?」とひっきりなしに質問され、

視覚障害者用音声放送並みに、ずーーーーっと解説させられる羽目になります。

公共放送の朝ドラはドロドロ愛憎劇でも殺人もトリックも出てこない分かりやすさで、

結構お好きですが、

主人公の子供が成人して、同じ会社に入社した辺りから、

子供と、同じ部署の先輩と、幼馴染の彼氏と、昔社員だったけれどすぐに見切りをつけて退社し、今は商社勤務で再登場した社員の区別が全く出来ず、

主人公の一人娘と、主人公の元学友で、今はデザイン部門の責任者である役員の一人息子は幼馴染で、

一緒に親の会社に入社し、でも実は結婚したいと思っている間柄で、

何度となく、二人だけのいい雰囲気になって、でもキス寸前に必ず邪魔が入るというシーンが繰り返されましたが、

その度に

婆さま「いとこ同士なのに、いいの?」

POTE「いとこじゃないです。この子は健太郎くん。主役のすみれさんのお友達で、デザイン部門の責任者のきみちゃんの一人息子」
(主人公の姉に長男がいて、学生時代はそのいとこと多少絡む場面はあったが入社してからは登場せず)

と説明し続けてきたんですが、

今日、会社の上層部が揃っているところで二人で現れ、「結婚させてください」と頭をさげるシーンで、

婆さま「いとこ同士なのに、結婚!?」

だーかーらー、いとこじゃないの。

この子は、お姉さんのゆりさんのとこの子供じゃなくて、きみちゃんの長男ですから。

と、辛抱強く説明しましたが、ゆりさんが誰で、きみちゃんが何処の人かもわかっていない様子でした。


…まーな、90才の認知能力なんてこんなもんだわさ。

髪型変えたり、衣装変えたりすると全然誰だかわからないし、

久しぶりに登場した人物と再会の挨拶を交わしてるだけなのに、

婆さま「この人歌手になったの?」
(何すか、そのすっ飛び予想は)
(企業の中の話で、芸能パートなんか気配すらないストーリー展開なのに)

デイでやらせていただく計算ドリルがどれだけ短時間で回答できても、短期記憶や人物判別がここまで衰えちゃあねえ。

婆さまはテレビのせいだとか、音が遠いからとか、セリフが早いからとか言ってますが、


そうじゃない。


認知能力がかなり低下しているのは事実だと思います。


他者に迷惑かけるような暴力や不潔行為がないから放置してますが、

相変わらず、ことあるごとに老健のショート中、深夜トイレで看護師同行で、トイレ個室内見守りが嫌で、担当PTに直訴してトイレ入室をすぐ止めさせてもらった話を得意満面で繰り返してますし、
(ワタシの記憶では、本人の意向を受けて、家族名で嘆願申し出て深夜トイレの対応を特別に変更してもらった出来事)
(もう3年だし、今では老健はショート利用していないのに、それでも未だに根に持ってるらしい)
(老健の対応は間違っていないと家族は思っておりますし)
(自立歩行でトイレに行けない、車椅子で介助見守りの必要があったんだから、拘束されてオムツ排泄強要されなかっただけでも幸運ですよ)

初めて見せるけどと、大事そうに若かりし頃の婆さまが日本髪結った晴れ姿のモノクロ写真をご披露頂いてます。
(500回以上拝見してますけどね)
(おじいちゃんも同じことしてたっけなあ…)
(おじいちゃんが見せたがったのは自分の写真じゃなくて、じゃっくさんが2~3才頃の写真でしたけどね)
(息子(じゃっく)は色々あって父親と向き合うことを最後まで拒否してましたけど、おじいちゃんは息子が可愛くて自慢だったんだろうと思います)

某公共放送の現在放送中の朝ドラも4/1(土)まで。

また明日、朝食後に視聴しながら「いとこ同士で結婚?」と婆さまが叫び、いとこじゃないと訂正する朝が繰り返されるんだろうと思うと、

ちょっとだけ気が重いっす。
(めんどくさいから、いとこは結婚できるんですよって言っちゃおうか)
(いとこ婚は別に禁止されてることじゃないし、もういとこ同士だけど結婚ってことにしちゃった方が婆さま的には安心するんじゃないか)
(本筋とは懸け離れた展開だけどな)

(その程度のことでとか言わないで)
(同じようなことが毎朝繰り返されてるんだから)
(いい加減にしてよと言いたいけれど、言えないのが超高齢者相手の苦しいところ)
(しかも相手は姑さんで、こっちはいちおー嫁の分際 笑)
(常に新鮮、常に今)
(誇張でなく、3秒後には忘れてる)
(そのくせ、忘れていいことは蛇のように覚えてる 笑)






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