WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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入院当日・3

病室の収納設備ですが、

病室ベッドサイドには床頭台。
TVは有料。テレビカードを購入するタイプ。
最下段は冷蔵庫。こちらも有料ですが、支払いはテレビカードで。
syoutoudai.jpg
ワタシは今回TVも冷蔵庫も使用しなかったのでうろ覚えですが、要するにテレビカード1枚あればTVも見られるし、冷蔵庫も1日単位で使用可みたいです。
夏の暑い時期だったら冷たいものを冷やすのに必須でしたでしょうけれど、10月の初めくらいなら常温でもそれほど苦じゃないし、
デイルームに行けば無料の給茶器(温・冷)があったし、EVホールには自販機があったので、それほど不自由しませんでした。

セーフティボックスは引き出しの白い箱。
鍵付きですが、こんなコンパクトなボックスじゃせいぜい財布とガラケーくらいしか入りません。
Safetybox.jpg
残念ながらここ梅ノ花大学病院(仮名)でも盗難は多発しているようで、

ベッドの上でスマホの充電したまま、診察や買い物に行って帰ってくると、スマホが忽然と消えているそうですから、「見えるところに出しておかない方がいいですよ」とは看護師さん達に言われましたし、

日に何度も貴重品の管理に気をつけるよう、放送が繰り返されていました。

うちの爺さま(当時93才 既に色々怪しかった)が入院中、親戚の方がお見舞いに行ってくださったのはいいんだけど、本人にお見舞い(金)渡してしまわれたもんだから、

後からその話がワタシの耳に入って、すっ飛んでった時には遅く、

お見舞金、袋ごと盗られました。

ああ…今思い出してもハラワタが煮え繰り返る。

詳しくはこちら→

婦人科病棟ですから、当然付き添いや介添えが期待できない方も多いですし、そもそも女性というのは荷物が多いものですから、床頭台ともう一つ収納棚がありまして助かりました。
病室の写真撮ってくればよかったんですが、実物と似たようなの探したら、こんな感じで開き戸タイプでした。
hiraki.jpg
この上にも色々ものが置けたのでそれも便利だった。

ただ、最初スーツケースを床頭台とベッドの間に置いておいたら、

それを見た看護師さんから、翌日の、術後体制で、そこにベッドサイドモニターを置くからスーツケースはどかすようにと指摘され、
monita.png
こんな感じになるらしい。
そらー、↑ここに荷物あったら邪魔だよね。

じゃあ、ベッドの足元ならいいかと思ったら、術後はワタシ、このベッドで帰されるそうで、
(行きはワタシは徒歩で手術入りするんだけど、「間もなく手術終了」の連絡を受けて、ベッドを6F手術部へ移動させるので、帰りはそのベッドに寝かされて帰還するらしい)
(乳ガンの時は外科病棟だったので、当然男性の患者さんも居たし、男性看護師さんも居たので)
(ドラマでよく見る、ストレッチャーで病室に帰ってきて、そこからベッドへ寝たままの患者さん移すのに、4~6人で「1、2、3!」で呼吸合わせてやる、アレだったんだけど)
(じゃっくさんの時もそのやり方だった)
(周産・婦人科は女性看護師しかいないので、力技の作業は手術室の方で済ませちゃうらしい)
(手術室も15室あるから、男女問わず手数は充分ある)
(因みに、TO大病院、KO病院、JUN天堂は手術室数22~23)
(あと、内視鏡手術は「外科手術」ではなく「処置」相当に当たるケースもあるので、手術数にカウントされていない場合もあり)
(ワタシの乳ガン 乳房温存 内視鏡による摘出は手術でしたが、じゃっくさんの カテーテルアブレーション(頻脈している心臓部位に内視鏡先端部から熱を当て静止させる)は不整脈根治治療ということで、手術室ではなく処置室で行ってた)
(つまり、大学病院というところは、外科・処置、双方含めたら相当な高度医療技術が連日実践されているという場所で)
(災害時以外は全手術室が同時に稼働ということにはならないだろうけれど、連日10~13科の外科手術に対応しているわけだから)
(そら、普通の風邪、それも咳と鼻水くらいで大学病院受診するんじゃないよという流れもわかろうっつー)


ベッドを動かすのに邪魔にならない場所にしてくれというので、

じゃあどこに置けば?と聞いたら、結局窓際の、収納棚並びに置くことで落着。

その後、テーブルにビニール袋が二つ置かれているのに気付き、
一つはしげちゃんがサイズ測ってくれた、血栓予防のハイソックスで、
もう一つはシールで「手術着」と貼ってあったので、
M-MO1-79-234.jpg
何も聞いてないけど、ここに置いてあるってことは、明日これ着て行くのか?
(乳ガンの時はあらかじめ術後着に着替えて手術室に行った)
(EV乗ったら、同じような格好のおじさまと看護師さんが2組いて、皆で同じ術後着姿で仲良くぞろぞろ歩いていったっけ)と袋から出して、
随分使い込んでて、色も褪せてるしヨレヨレだのぉと眺めてたら、

また覗きに来てくれた看護師さんに、血栓予防ハイソックスは履いて手術室に行くが、術後着は手術の後に使うものだからまだ出さないようにと注意され、慌てて畳んで袋に戻す。


さて、18:00に仕事を早抜けしてくれたじゃっくさんと、主治医Dr.ミツシマ、病棟担当医ホンダ先生、サブのイトウ先生、ヒヨ子先生の全員が揃い、

では、カンファレンスルームへ、と移動したら、

何と予定してた部屋で別の先生が緊急カンファレンス中。


Dr.達「え?じゃ、あっちの部屋は?」「鍵かかって開かないんです」「向こうの小会議室は?」「そこはAチームが今、会議中で」「鍵貰ってきたら?リーダーさんに声かけて」

と、ゴタついて、暫く部屋探しでヒヨ子先生が走り回ってくださり、

何とか無事、部屋を確保し、ワタシの術前カンファレンスが始まる。

といっても、取り立てて新しい情報が披露されるわけでもなく、

これまでの検査結果をもとに、経緯と現在の状況を確認、

診断名 子宮体ガン 進行度1aと思われる(決して断言はしない)
手術内容 全身麻酔及び硬膜外麻酔 子宮・卵巣の全摘及びリンパ郭清 

術中所見次第では術式の変更もあり得るとか、手術中の副作用、危険性、合併症等、費用は保険適用である旨、医学教育研究資料として診療情報の利用がなされる場合は必ず匿名で取り扱う等々についても説明され、

我々夫婦も愛想よく辛抱強く拝聴し(笑)、

あらかじめDr.の署名が入った、

術式説明書と同意書
輸血についての説明書と同意書
特定生物由来製品使用に関する説明書と説明確認書
梅ノ花大学病院(仮名)バイオバンクへの試料提供のお願いと同意書
(ぜいぜい…)
にワタシとじゃっくさんが署名し、書類手続きは完了。


さほど動揺する様子もない、平然と淡々と説明を聞いている我々をDr.達がどう思ったかは定かではないが、

主治医のDr.ミツシマは「根治を望めるケースであると考えています」と明言。

(後で聞いたら、じゃっくさんはこの時の主治医の力強い口調で、かなり安心したというか楽観的になったそうで)
(そなの?ワタシャ、Dr.ミツシマから病理結果聞くまで生きた心地しなかったけどなー)
(まあ、ワタシ自身2度目のガン手術だし、じゃっくさんもTO大病院で開胸とカテーテルアブレーション経験してるから、そういう点では無用に動揺したり、妙な民間治療聞きかじってきてDr.を困らせるようなことはなくて良かった)

他に何か質問は?と問われ、

じゃっくさんは「リンパ節」の意味がよく分からないようで、それは臓器なのかと質問したら、

Dr.ミツシマは「リンパ節郭清」について詳しく説明してくださったのだが、結局、質問と回答がかみ合わないまま、じゃっくさんが「わかりました」と切り上げてしまったので、これにてカンファレンスは終了。


ここで蘊蓄

リンパ節 とは循環器でも呼吸器でも消化器でもなく、免疫系に属する二次リンパ器官である。

哺乳類の免疫器官のひとつ。
全身からリンパ液を回収して静脈に戻すリンパ管系の途中に位置し組織内に進入、あるいは生じた非自己異物が血管系に入り込んで全身に循環してしまう前にチェックし免疫応答を発動して食い止める関所のような機能を持つ。

豆の様な形の0.2-3cmの大きさの小体で一つの場所に2~10数個集まり、全身で600個程度ある。

リンパ節は細網組織から構成されるリンパ洞と、リンパ球(免疫抗体を産生する細胞)の集まるリンパ小節により成る。

リンパ小節ではリンパ球の増生が行われリンパ洞は濾過装置として細菌や異物を食作用によって処理する。
抗体生産も行う。

病原体などの異物が流入したとき、免疫応答のパターンによっては発赤腫脹を起こしてリンパ節炎を起こすことがある。

またガン細胞が組織液に遊離してリンパ管に流入した場合には当然癌細胞をここでせき止めて殺そうとするが、殺しきれない場合にはそのまま癌細胞が増殖してリンパ節自体に転移が生じることが多い。

いずれにせよリンパ節の異常の多くはリンパ管系のリンパ節より上流側に位置する末梢組織に病原体や毒素などの非自己異物の進入、あるいは悪性新生物などの自己起源の非自己異物の発生が起き、それに対する免疫応答が発動したことを意味する。

主なリンパ節は後頭、耳下、顎下、腋窩、気管支肺、腸、ソ径(他にも多数あり)。
ワタシが今回覚醒するのは、骨盤内や腹部大動脈周囲のリンパ節。

そら豆状の形をしているリンパ節には細い血管が何本も入り込んでいるそうで、
全摘された子宮卵巣とともに、郭清されたリンパ節は病理検査部門に回され、それらは一つずつ丁寧に薄くスライスされ、血管一本一本を剥がし、ガン細胞の有無を調べる。

手術はまた別に、気の遠くなるような、それでいて実は最も重要で見落としの許されない作業です。


翌日はじゃっくさんは有休を取り、午前8時前に病室に入り、

手術室の準備が整い次第、ワタシはパジャマ姿のまま、担当看護師さんと徒歩で手術室へ向かうこととなる。

手術終了(病棟帰室)予定時間は15~16時。

「じゃあ、明日」と、初めて婆さまもワタシも誰もいない家に、じゃっくは一人で帰って行った。
(でも、ワタシが出発する時、廊下の明かりはつけて出てきたから真っ暗な家にはなっていない筈)





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