WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

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紹介状

「POTE村POTEさん、診察室にお入りください」と呼ばれ、

診察室に入った途端、ドクター(女医)は優しくにこやかにワタシを迎えてくださり、

ドクター「前回出血があるとのことでしたが、そちらの方は如何ですか?」

POTE「まだ続いています」

ドクター「そうですよね、実は前回の検査の結果ですが、(ちょっと表情を曇らせ)残念ながら悪いものが出てしまいました」

POTE「はい」
(自分でも呆れるくらい淡々としてた)
(今朝のトイレで告知済みだし 笑)
(改めて言われても、あ、やっぱり という感じ)

ドクター「なるべく早急に設備の整った大きな病院で、精密検査を受けられることをお勧めします」

POTE「しかし、以前も筋腫の手術を勧めて頂いた時、お爺ちゃんとお婆ちゃん二人を介護している為とお断りしましたが、今もまだ主人の母親の在宅介護が続いています。
お婆ちゃんがデイサービスに出かけている間隙を縫っての自分の病院通いをしているくらいですから、検査ひとつとっても、今すぐとか明日にもという訳にはまいりません。
今後、CT、 MRI検を経て入院手術となるにしても、まずお婆ちゃんを預ける先を確保してからでないと、自分の都合だけで予定を組むことが難しい現状です。
ショートステイの予約は原則2ヶ月前からですし、今7月ですから、8月1日にケアマネさんに抑えてもらうとしてもそれは10月のショートということになります」

ドクター「ああ、そうでしたね。お婆ちゃんがいらっしゃるんでしたね。
おっしゃる通り、ショートステイ先が見つからないと先に進めないご事情でしょうが、しかし、だからといってくれぐれも一年先延ばしとかはなさらず、なるべく早く精密検査を受けられた方がよろしいと思います。
これまでの経緯については既に詳しく紹介状を書かせていただきましたので、後は宛名を書くだけです。
まずは乳癌手術の時の乳腺のドクターにつなぎ、乳腺のドクターから婦人科に紹介していただくのがよろしいと思いますが」

POTE「それが乳腺外科のドクターは当時の大学病院から移られてまして、今は四谷のクリニック勤務なんです。
四谷までかるくーぶ(仮名)というクリニックで、乳癌の経過観察もそこで受けておりますが、そこは良性の筋腫くらいしか手術対応がないので」

ドクター「そうなりますと四谷ではダメですね。私の方で他の大きい病院をご紹介することも可能ですが」

POTE「ですが、ドクターは異動されても、手術した病院にはワタシのカルテがありますし、御茶ノ水は治療に通うのにも都合がいいので、婦人科は受診したことはないので特定の先生は存じ上げませんが、紹介状をお願いできるのでしたら御茶ノ水の梅ノ花大学病院(仮名)の婦人科宛という形でお願いできますでしょうか」

ドクター「わかりました。それでは誰々先生宛ということではなく、婦人科のドクター宛ということで書かせていただきます」

POTE「よろしくお願いします。来月8月には受診するよう調整します」

ドクター「この後は検査だけでは終わらなくなることも充分考えられます。頑張ってくださいと簡単に言うのはどうかと思いますがどうか頑張ってください」

POTE「はい、頑張ります」

細胞診結果のクラス(分類)はⅠ〜Ⅴからあり、
Ⅰは異常なし 
Ⅱa ・Ⅱbは問題無し 
Ⅲa ・Ⅲbは悪性細胞の疑いあり 
Ⅳ初期のガンの疑い
V明確なガン細胞

で、後から思い出すと、この時、ドクターからは明確なクラスの通告はありませんでしたが、どう聞いてても場の雰囲気的にクラスⅤでしかないよゆー。

患者が取り乱したりしないように、細心の注意を払って、優しいソフトな言葉で話してくださいましたが、要約すると、

おまいさんの子宮にガンがあるから、どの程度のものなのか詳しく検査して、さっさと手術で取ってしまいなさい つーことだべさ。

そして、告知されてるワタシも(10年前の乳ガンに続き、人生2度目の告知っつー経験値もありますが)まー動揺の欠片も無く、落ち着き払ってスケジュール調整の方を重要視していたとゆー。
(普通、私ガンなんですか?死ぬんですか?とか泣くのかね)
(でも、ドラマや映画、マンガ、小説ではそーゆー陳腐なのがお約束)
(現実じゃ、本当に告知された時って逆に妙に落ち着いてるか、泣きたいけれど泣いてる余裕も無いもんだよね)

その後、会計で「梅ノ花大学病院 婦人科担当医殿」と表書きされた封書を受け取り、支払った金額は1,130円。

…安くね?

POTE「あのー、ワタシ今回紹介状書いて頂いたんですけど、その分も入ってます?」
(普通、紹介状書いてもらうと5,000~8,000円くらい文書代つー名目で請求されるよね)
(逆に、紹介状なしで大学病院受診すると初診時選定療養費として5,000~8,000円請求される)

会計「はい、保険内で収まって、この金額です」

POTE「そうなんですか(ビックリ)。ありがとうございます」

会計「お大事になさってください」


時に7/25、夏も次第に本番を迎えつつある蒸し暑さとは裏腹に、

どこか冷え冷えとした気持ちで医院のドアを押し開けながら、多分諸々うまくいって子宮全摘になるから、そしたらもう此方にお世話になることはないだろうし、下手して一気にガン死になれば徳利の別れの赤垣源蔵のように霊魂になってお盆の頃に帰って来るしか出来なくなるかも。

そんな支離滅裂なことを考えながら、

「女医先生、いろいろありがとうございました。お世話になりました」

そんな思いを噛み締めつつ、チャリにまたがり、その足でPOTEが向かった先は。

(続く)





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POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

since2009.2.10

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