2016. 03. 21  
お待たせしました(笑)




ランキング参加中
よろしければクリックを
介護ブログ 在宅介護へ

拍手して下さるアナタに感謝



大正5年生まれの父、大正11年生まれの母、
hanketu3.png

曲がりなりにも同居16年、長男の嫁にして人生捧げて在宅介護に日々奮闘中のオニヨメとしましては、

もー、この役割分担だけで、


はぁ?(;・∀・)



でございます。

実働 長男嫁
金の管理 長男
口出し 次女  だよね、これ。


そうくるんだよなー。

で、嫁一人が排泄にまみれて働いて、それが美談になっちゃうんだよなー。

夫の親は自分の親も同然とかさー、舅によく仕えるできたお嫁さんとかさー、介護は愛ある家族の手でとかさー。
(「軍神」だの「聖戦」だの「神の娘」だの戦時下における美辞麗句の詭弁同様)
(都合のいい時だけ家族になったりキーパーソンになったり他人になったり)
(ヨメって忙しいわ)
(タダだからせいぜい褒めて持ち上げときゃ、調子こいて何でも引き受けるってかぁ?)



まあ、長男も自宅が横浜、勤務先が東京、父親の認知症傾向が始まった時長男はまだ50代後半、

定年までまだしばらくあるし、親の介護の為に自分の仕事と家を投げ打って田舎に引き込み、名実ともに介護の中心になる決断は下せなかったのでしょう。

いくら親が長生きしたって、既に86才。
これからの介護の年数が長く見積もっても5年か10年、まさか幾ら何でも100迄はいかないだろうし、そうなったら施設に入れるしかないけれど、希望的観測でもしかしたら1~2年で終わるかもしれない。

自分(長男)も妻も介護が終わってまだ60代でいられた場合、実家の愛知で余生を過ごすより、綺麗さっぱり親孝行(介護)という一大仕事を完遂し、現住所の横浜で晴れて悠々自適の生活を送りたい。

そう考えたのはむしろ普通のことかもしれない。
(実際介護が始まったら、そんな甘い願望は木っ端微塵に粉砕されるわけですが)

だから、1日も早く介護が終わることを祈りながら、自分の妻を介護要員として親の傍へ派遣した。

最も信頼でき、最も有能で、自分の名代として自信を持って送り出せる存在として。

経済的なバックアップと、重要な決定には当然自身も積極的に関わる気持ちもあったようですし、(長男としては)仕事の有る身にも拘わらず、できるだけの協力もしようと週末は親宅へ赴き、長男妻とも連絡を密に取っていた。








失礼ながら、正直、物足んないなー見通し甘かったなーという感想もございますが、

後からどうこう言うのは簡単ですし、親の認知症発症だなんて驚天動地に、理性的に的確に動ける人なんていやしませんから、この辺りの初動反応は極めて一般的で、誰もが経験する当惑と恐慌と逃げ腰です。

それでも、長男にとっては自分にできる最大の努力、妻への協力、限界までの親孝行であったのでしょう。
うちのじゃっくさんも「お前(POTE)を両親の傍に置いたのが俺の一番の孝行だ」って言い切りましたからね。



で、これがこの長男一人しか子がいないっつーなら、男の人だし、仕事もあるし、奥さんに介護役をお願いするのもそれはそれで仕方ない部分もあろうかと思いますが、

長男の下に次女が居て、三女も居て、養子に出された長女も居て、
いずれの方も既婚で家庭があるようですが、
長男のように遠方に住んでいるわけでもなく、

しかも、中でもこの次女さん介 護 職 。

だもんで、介護職で介護の実情に精通しているから、

父親の認知症の悪化から、介護認定を受けるべきと進言し、
在宅介護継続が難しいのではないかと思われる段階の家族会議においては、入所させると認知症の悪化がさらに進行する懸念と、申請しても入所までは2~3年待たされると専門職ならではの進言をし、在宅継続を推奨。



… 推奨?



介護職で介護の実情に精通しているどころか、ズブの素人が現実から目を背け、感傷的な理由から現状維持にこだわり、兄嫁に丸投げして口だけ出してくるいるいっちゃんうざってー無責任小姑としか思えないのはワタシが捻くれているからですか。

誰の 親の 介護方針決めてんだ?

本職だからこそのアドバイスじゃなくて、何故アンタは介護に直接拘わらない?


他の姉妹も居て、長女は養女に出されているとか、
まあそれぞれ現在の家庭の事情等もあろうかと思いますが、

出来る出来ないじゃなく、否応なくやらざるを得ないのが介護です。

認知症というグラウンドで孤軍奮闘してる長男嫁に、実子一同応援旗振って声張り上げてるだけというのは如何なものかと思いますし、
(異論はあろうかと思いますが、ワタシにはそうとしか見えません)

自分の妻にそこまでの負担をかけておきながら、「長男の嫁だから、そのくらいは当然だと考えていた」とする長男に、判決要旨18~19Pにおいて、裁判官の一人が苦言を呈しているように読み取れる箇所があり、

裁判官の中にも、否、裁判官だからこそ、

相続時、なんら財産分与に関与しない「長男の妻という名の同居している他人」一人に集中して、
そこまでの介護労働を押し付けている自覚もなく罪悪感もないという時代錯誤な認識に、
判決とは別に物申さずにはおられなかったのかもしれません。


すいません、ちょいと私情が入り過ぎますた。


まあ、よくある長男嫁に対する時代錯誤な認識ですよ。

この家庭が特段非常識なわけでも冷酷なわけでもなく、

老親が要介護になって、子達が協力しあって面倒見てて、でも嫁さんがノータッチだと「嫁は何してるんだ?」って責められるじゃないですか。

嫁に介護看病の義務はないのに、旧弊な長男嫁の職責範疇を戦前級に考えている大正小町昭和一桁、いるよねー。
最近の若い世代にもざくざくいるもんねー。


やりたくない汚仕事押し付ける身代わりの山羊には「長男の嫁」って称号、最適だもんねー。


でも、

もしかしたら、

長男嫁は別に嫌々とかじゃなく、
夫である長男の為に、自分にできる精一杯のことをしようと努め、誠実に一途に頑張っただけなのかもしれませんし、

その選択と決断を外野が無責任に批判することもないのですが、


でも、もっと早くに介護認定受けて、

在宅で看るなら、主治医に相談して眠剤の増量等も考えるとか、

長男嫁一人に任せずヘルパーを頼むか、兄妹が分担して介護に参加するべきだったし、

住み慣れた自宅に居させてあげないと可哀想云々の感傷はこの際置いといて、

ショートステイも利用し、待機期間が長いからなんて先送りしてないで、施設入所申請にも積極的に動くべきだったし、

2ちゃんでもさんざん叩かれていましたが、
格安の特養に拘らず、5,000万の資産、コンビニ店舗、愛知と横浜の不動産という潤沢な資産を大幅に処分してでも即座に入れるサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームを探すべき だったかも と無責任な外野は思うわけです。

まあ、父の後にいずれ母の介護も控えてるから、父の介護だけで財産使い果たすわけにもいかなかったでしょうけど、その辺りの計算が世間的には財産独り占めとか金出し渋りという不当な汚名を着せられる原因だったわけで、

「まだ大丈夫」だと思ってたんでしょう。

24時間一緒にいて、全ての動向見てる半分他人の介護役と、週末にしか来ない実子フィルターの視界ってかなり温度差も危険度の解釈も違いますから。

いよいよになったら、父親の資産全部使うことに躊躇いは無い。その予測も覚悟もできている。

ただ、「まだその時じゃない」

この見誤りが致命的だったと考えます。
(だって、ワタシをはじめ在宅介護最中や経験者の諸兄諸姉なら、「今だよ、今!今入れずにいつ入れるの!!」ですよ。
この家庭のケースで在宅継続って無理を通り越して既に破綻してますでしょー)

そういう、正しい冷静な判断ができる、本当に介護実態に精通した第三者の意見が反映される環境でなかったのがこちらの家庭の痛恨のミスです。

介護職の次女の発言て、介護職としてじゃなく、介護かじった実の娘としての発言でしか無いのに、それを専門家だと盲信しちゃったってのがねー。

セカンドオピニオンって医療以外でも大事だな。




とはいえ、現在の仕事を辞められない、現住所も手放せなかった長男同様、

介護職の次女も、介護職で勤務していれば給与が出ますが、親の介護じゃ一銭も出ません。
(そうやって皆さん、なけなしの預金切り崩したり生活保護受けてまでして介護してる方もおられるわけですが)

金銭事情だけでなく、訪問介護なら担当している利用者さんを見放して親の介護を選ぶことになり、施設勤務なら利用者だけでなく同僚達にも多大な負担と迷惑をかけるわけで、

それらを天秤にかけ、親の見守りより、兄嫁への申し訳なさより、収入と信頼と愛着と志を採ったという「だけ」なのかもしれません。

それが唾棄すべき愚行だと断じる資格は誰にもなく、長男は長男なりに、次女は次女なりに思い悩み(多分)究極の選択をした「だけ」。

それは人の生き方であり、それが正しいか否かは後年、本人達が知ることになる。
ただ、それだけのこと。


そして、裁判ではまるで出番無しの長男嫁さん。

勿論、父の事故に対し責任の所在を問われる立場から長男嫁が除外されるのは正当な判断であるのだけれど、

認知症が悪化し生活全般に介護が必要だった父の起床から就寝まで、実の子供が誰もやらないシモの世話まで行い、
病院受診も付き添い、介護保険に関わる書類提出等も担当し、
父のみならず恐らくは母の日常生活をも、たった一人で守り支え尽力していた長男嫁。


これだけ尽くして頑張った長男嫁さんの真心は実を結ぶことなく、

父の徘徊による鉄道事故という残酷な結末で幕を閉じ、

姑と夫は鉄道会社に訴えられ、裁判の矢面に立たされ、

長男嫁は夫の姉妹同様、被告とはならなかったが、心血注いで介護に従事してきた筈が裁判ではまるでそこにいないかのように、責任も問われず、評価もされず、まるで忘れ去られたような扱いになっている。

それは喜ぶべきことなのか。
それとも悲しみ怒るべきことなのか。



最高裁はJRの賠償請求に対し母及び長男に責任なしとの判決を下しましたが、



死んだ人は死んでしまったけれど、残された人は裁判の後も様々な思いを抱えて生き続けなければなりません。


子達は父の子として、

ですが、

長男嫁さん、貴方は?

貴方の、人生捧げ尽くした真心の日々に、心から尊敬と感動と労いの思いを捧げつつ、


貴方は今、何を感じ、何を想っておられますか…



ここまでお付き合い頂き有難うございました。
Twitter RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加 はてなブックマークに追加
NEXT Entry
Je Suis Bruxelles
NEW Topics
結果は己に返ってくる
火中の栗は掃除トングで
YellCard
術後半年
距離事情
Comment
詳細ありがとうございました。
注目の裁判でしたので
判決内容については新聞紙上やネットなどでも掲載されてはおりましたが
・・・いかんせん難解(笑)
おかげさまで初めていろいろ詳細が見えたような気がします。

しかし、当初から私も引っかかっておりましたのは
やはりこの『長男のお嫁さん』の立ち位置でした。
「キーパーソンでも嫁に責はないのか」と
フツフツ疑問が・・・。

勿論、日々大変なご苦労をされていたお嫁さんが責められるのは
同じ立場として望むところではありませんが
あまりにもその存在の薄さに違和感を覚えたのは確かです。

長男が同居だったらどうなのか
実子が全て関わりを持たなかったらどうなのか

責に問われる、問われないに関わらず
携わる者には何らかの悔悟が残ります。

逃げたモン勝ち。
逃れそびれたモン負け。

そう思いたくはないんですけどね。

辛い話ですね
こんばんは。私の両親は老老介護で、私は50台の一人ものの娘です。
長男夫婦がまだ一番近いところに住んでいるのですが、介護から逃げ回っています。
私自身、非常に緩慢に進行する致命的な病気が見つかって、あまり無理はできないのですが、もう兄はいないもの、と思って、週末介護に通っています。いずれ会社を辞めて、自分が看取らなくてはいけないのだろうなあ、と思いますが。
兄弟仲良く分担、ということは、どの家でもできないものですね。
>山田あしゅらさま
地裁の判決が出た頃から、ポツリポツリとニュースには上がっていたんですが、地高裁、最高裁と進むにつれ、何だか当初聞いていた内容とトーンが変わってきていて色々不思議でした。
おかげで随分関連記事を読みましたが、嫁という名のつく立場にある者としてまず真っ先に思ったのは長男嫁さんは本当によく頑張られたという感想でした。
自分の親ならともかく、舅の介護のために別居派遣だなんて、それだけで桁外れの貢献です。
長男の嫁だからって、なかなか出来ませんよ。つか、しませんよ、普通。
事故は不幸なことでしたが、(まさかとは思いますが)このご兄妹は兄嫁さんを責める資格はありませんし、そもそも兄嫁さんに対し、足向けて寝られ無いくらいの恩義があることは理解されてるんでしょうか。
たらればを言ったところで今更詮無いことですが、少なくとも今後この兄妹には残された母を守り送り出していく仕事が残っています。
長男嫁さんだけでなく、是非皆で協力していって頂きたいと思います。

コメントありがとうございました。
>kinseyさま
はじめましてPOTEと申します。
>兄妹仲良く分担 
できればいいのですが〜、残念ながらそうならないのが現実です。
兄弟は他人の始まり とはよく言ったもので、同じものを見ていても、責任感や義務感の温度は異なりますし、それぞれに家庭があると配偶者の方の考え方によっても大幅に主張が食い違います。
これは正直もうどうしようもありません。願わくば金の切れ目が縁の切れ目、人間関係の清算と割り切れればいいのですが人間そこまで達観できるには相当修行が必要なようです。

コメントありがとうございました。
>3/22 7:53 拍手からコメ下さったiさま
>実家で起きてる事は 嫁ぎ先でも起きてるだろーに
そうなんですよねー。
よっぽど婚家に恵まれてるとゆーか、出番無しなのかと思います。
それとも、嫁の苦労はしていても、実家で実子に戻るのは「それはそれこれはこれ」なんでしょうね。
そりゃー、先送り丸投げの方が楽ですから。

拍手からコメントありがとうございました。
介護とはどうしてこんなに人の汚い部分が出るのだろうかと嫌になります

どうやって逃げるか
どうやって上手く立ち回るか
そればかり

で実際には全く義務も相続も無縁である嫁が担うしかない


もしも兄弟で負担をわけあい皆で介護をしていたなら
疲れきった老妻が寝てしまうなんて事は無かったかもしれない

でもそれは机上の空論です

今回裁判では責任を問われはしなかった長男嫁の方が実子さん達から責められはしなかったか
何故長男と老妻だけが責任を問われる事になるのか
何故他の兄弟は責任を問われないのか
その事自体がおかしいのでは?と

考えさせられる裁判でした

長い記事ありがとうございました


>ツンデレさま
誰も介護なんかしたくないんですね。
面倒に巻き込まれるのはゴメン。
汚い仕事はゴメン。
キ◯ガイの相手はゴメン。
それは正直で素直な本音ですが、誰かがその代わりをしなければなりません。
義務を負わない以上権利は放棄すべきですし、変わって負うてくれる人に対し最大級の感謝を示すべきでしょう。
(間違っても「長男の嫁だから仕方ないよね〜」とかいうんぢゃないよっっ)
あの裁判は事故に至る経緯を踏まえ、監督責任が誰に有ったかを問うものでありましたが、我々のような半分他人でありながら主介護者である(あった)者にとってはその視点からも非常に関心の高いケースでした。
お付き合い頂きありがとうございました。

コメントありがとうございました。
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9に95才で逝去 要介護4の車椅子)
子供なし
生来のずぼら・てけとー・スーダラ人間オニヨメにつき、こまめなレスや相互訪問を求められましても、お応えできぬ場合がしばしばございます。
基本きまぐれ更新、きまぐれコメレスの大雑把。
ここはそうゆうところなのね…と生温ーく受け入れて下さる方歓迎。

since2009.2.10

来て下さってありがとう
きっといいことありますように にほんブログ村 介護ブログ 在宅介護へ
にほんブログ村 病気ブログ 女性・婦人科の病気へ
ブロとも申請フォーム
最新記事
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
検索フォーム
月別アーカイブ
カウンター
QRコード
QRコード