WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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認知症事故 3 安全保護義務

今更ですが、電車の急ブレーキがどのくらいで機能するかご存知ですか。





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例えば急ブレーキ時の減速度を単純に4.5キロメートル毎時毎秒(1秒当たり時速4.5キロ減速)とすると、

時速100キロで走っていた場合、急ブレーキをかけてから22秒後に309メートル進んで止まります。

時速40キロなら50メートル(9秒後)、
時速60キロなら111メートル(13秒後)、
時速80キロなら198メートル(18秒後)、
時速130キロなら522メートル(29秒後)で止まります。

実際には、運転手が気づいてからブレーキが効き始めるまで時間がかかりますし、

雨のときは急ブレーキの制動力が強すぎてスリップすることもありますので、

止まるまでの距離はもっと長くなります。

当該事故の列車の運転士がどの時点で線路に侵入した父に気づいたかは不明ですが、

駅接近で減速していたとして、仮に時速40キロでの急ブレーキだったとしても、

50メートル滑ってからでないと止まることはできない。


咄嗟に退避避難も出来ず、ホーム先端の線路上で呆然と立ち尽くすだけの老人に向かって、急ブレーキをかけながらもなすすべもなく電車は滑り続けた。

だから、電車は法で優先保護されおり、「線路に不法に侵入した奴は死に損」になる というのが今迄の常識でした。

安全の為には「線路に入ってはならない」のが大前提というわけです。


しかし、その大前提が認知症徘徊老人には通用しない。

これは、電車に限らず、すべての公共の乗り物、工事作業現場にとって由々しき事態です。


参考までに、

①事故のあった駅

裁判で、JR側の不備として見られた、
駅員が常に見守っていない(ホーム全部を常時見る人員を置かない)
閉じられた鉄製の侵入防止柵に更に施錠していない(つまり開いてるのだと)
箇所 が下の写真です。

→で示したフェンスが、父が開けて線路に下りてしまった駅員通用口。
kyouwaeki2_convert_20160315094229.png
(「思いを紡ぐ」)

②当時は施錠されていませんでした。
現在はワイヤーロックされているようです。
kyouwaekifensu.png
(「思いを紡ぐ」)
①②の画像は、参考写真としてホーム端の通用階段の写真を探していましたところ、
 思いを紡ぐ さま→が当該訴訟について記事を書いておられ、事故発生駅の写真もお持ちで、画像拝借をお願いしましたところ快く了承していただきました。改めて感謝申し上げます。
訪問の際はどちら様もマナーとルールを守って良い旅を。


のどかな地域では無人駅も珍しくありませんし、
全ての駅で線路侵入を警戒し、充分な駅員配置をせよというのも、これはこれで鉄道業務的に難しいでしょう。
駅員通用口
(参考写真)


徘徊の人が外へ出ようとするスイッチが入ってしまったら、幾つ鍵をかけても難しいように、
立ち入り禁止の表示や施錠があったところで、それを理解し遵守する能力がなくなったら、侵入阻止は困難であるとも思います。
駅員通用口2
(参考写真)
業務のコンピュータ化と人員削減が進み、東京駅や新宿駅のような街みたいな超巨大駅構内ならまだしも、

うちの最寄駅は一応都心にあるのに、みどりの窓口は廃止されるわ、改札横の窓口に駅員は一人しか常駐していないわで、
駅事務室には他にも居るようですけど、駅構内複数箇所で事故や病人が発生しても、昔ほど即座に対応できるような充分な人数がいるわけではありません。

駅ホームに限らず、田舎の方では田園地帯のど真ん中に延々線路も遮断機のない踏切だってあるわけで、
もうそうなったら危険想定だ安全保護義務といってもキリがない。

都心では日常的に人身事故が起こり、
その都度、駅構内放送や事故処理対応に忙殺されてる駅員や保安員の方のご苦労もさることながら、

運転士の方も大変だなあ…

職務だし、そういう研修も受けているんでしょうけれど、
目の前で人が、ねえ、衝撃とか音とかねえ…。

Comment

難しいです
編集
線路内にヒトが侵入したりモノがある場合には、列車が自動的に制御または停止するシステムは作動しないのでしょうか

この判例はひとつの事例で、認知症が関わる事件は様々だと思います
2016年03月18日(Fri) 19:56
>ゆきよさま
編集
線路内侵入に対するセンサーも3分間隔で電車が運行している首都圏内でそれを運用したら始終停止しそうです。
都市部では「人」でも地方では野生動物(猿・イノシシ・シカ・カラス等)にいちいち反応されるとその都度安全確認するには手間も時間もかかり過ぎますし、技術開発、設備設置、システム運用と常に費用もかかりますからすぐに対応するのは難しかと。
認知症の人に立ち入り禁止も触るな危険も押すなよー絶対押すなよーも通用しませんからね。
「言っても分からない」相手にどう対応するか。
だからといって外に出ないようにすると、人権侵害とか虐待と言われるわけで、どーせいっちゅうねんというのが現場の正直なところです。

コメントありがとうございました。
2016年03月19日(Sat) 09:05
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2016年03月19日(Sat) 19:27
>限定公開記事に質問の方
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頑張ってください。

質問ありがとうございました。
2016年03月19日(Sat) 22:02
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2016年03月20日(Sun) 00:33
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2016年03月20日(Sun) 05:33
>ガラケーをお使いのYさま
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自営の同居とはさぞご苦労が多いことと推察致します。
ワタシの実家も販売ではありませんが事務商売でしたので、公と私の線引きが出来にくく、仕事での険悪がそのまま家庭に持ち込まれて、子供ながら絶対自営業には嫁がないと心に誓ったものです(笑)

非公開記事について色々お手数をおかけして誠に申し訳ございません。

ガラケー/スマホのかたは、該当記事タイトルをクリックすると
「この記事を閲覧するにはパスワードが必要です」
という案内が出る

「パスワード入力」を選ぶ

すると「パスワード認証」というページに飛ぶ

閲覧パスワードは内緒のお問い合わせで正解なので、
その3文字を閲覧パスワード欄に入力して「閲覧」ボタンを押すと記事に飛ぶ…はずなのですが。

それでも見られないとなると、正直お手あげです。

ワタクシ自身、ノートPCでしか管理記帳しておりませんので、モバイルでも通常記事の閲覧は可能なようですが、おっしゃる通り非公開記事はPCでしか閲覧できないかもしれません。

そんな大層なことは書いていないのですが、特定の記事について制限したいというワタクシのわがままでご不便をおかけします。
PC環境がない方はネットカフェ利用か、公共PC(図書館、ハロワ等)利用か、諦めていただくかしかありません。
誠に申し訳ございません。
2016年03月20日(Sun) 08:32
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2016年03月20日(Sun) 17:12












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