WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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チャンスはピンチの顔をしてやってくる

ワタシは10年前乳ガン罹患することで、多くの知己を得ることが出来ました。

在宅介護主介護者になることで、更に多くのことを学び、自分の未熟さ至らなさを思い知り、かつ新たな出会いに恵まれました。

失意と苦難と悲嘆を避けて通れないのが人生だけれども、

この世は不条理と非情と残酷に満ちているけれど、

だからこそ美しくかけがえのない優しさと温かさもまた確かにそこに在るのだと、身をもって学ぶことができたような気がします。


その一方で、

油断大敵、困っている時ほど人当たりの良い優しい親切面した欲の皮突っ張った良からぬ輩がすり寄ってくるのも残念ながらお約束で、

実父が余命を切られ、緊急入院を繰り返し、

父を失うことを受け止めきれず、混乱し、不安に狼狽え、怯えていた母、弟、妹を励ますどころか、崩れ落ちそうな自分自身を保つだけで精一杯だった自分。

食べ物の味すら感じられぬまま、病院前のコンビニに軽食を買いに出た際、

交差点の電柱の足元に貼ってあった小さい手書きのポスター。

「あなたの悩みを話してください 
私達の先生が必ずあなたを救います 
某新興宗教」




地面から30センチほどの低さに貼られたその貼り紙に、猛然と怒りが込み上げて来た。

病院はがんセンターだったので、この交差点に立つ人の殆どはガン患者の家族や知り合いが入院している。

実父同様、既に余命を切られていたり、ガン罹患という現実、辛く苦しい治療に打ちのめされている人もいるだろう。

空を見上げたり、周りの風景を眺めながら交差点に立つ人より、暗澹たる思いで項垂れ、信号が変わるのを待つ人がどれだけいることか。

その人達を的確に狙い撃ちするような意図がひどく不愉快だった。

大方、ガンを消して、あなたの大切な人をお救いします。つきましては霊験あらかたなこの掛け軸を格安でうん10万、水晶玉を、守護札を、観音像をと攻勢掛けて、ただでさえ困っている人から更に搾り取ろうって魂胆だろう。
(違うかもしれないけれど)
(違わなかった事例は山のように聞いてます)
(人間余裕がなくなってくると、何にでも縋りたくなるものだから)
(だからこそ卑劣だし酷いと思う)
(人助けと言いながら信者獲得や霊感商法の販路拡大に勤しんでるだけで、到底陰徳とは思えません)

そういや、実父の自称友人だって人が病気のことを聞きつけて、

身体にいい電気を流す健康椅子50万 
の購入を勧めてきたのがいたっけなー。

自称友人「本当にいいもので、できれば私が買いたいくらいです」だと。

じゃ、友達なら貴方が買って、うちに譲ってくれよ(とは言ってません)。


不幸は人を疑心暗鬼にさせるけれど、考えようによっては人間関係の精算には丁度良いかもしれません。

難破船から一斉にいなくなるねずみのような、晴れの日だけのお友達は退散し、後に残るのは損得勘定抜きで寄り添ってくれる友人です。

とはいえ、その友好関係も永遠に不変という訳でもないんですけどね。

人は変わるものだし、それもまた人生。

失意と望外の喜び、別れと出会いの繰り返しだから。





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