WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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自意識過剰もほどほどに

何か不具合なことが起きたり不愉快な出来事が生じた際に、自分の失策を責められないよう間髪入れず力の限り他者を攻撃し、「自分のせいじゃない、自分は何一つ悪くない、悪いのはあいつだ、親だ、学校だ、会社だ、社会だ、時代だ」とまくしたてる、図体とスマホの扱いだけは一人前の幼児というのも珍しくない昨今ですが、
(他人のせいにしないという基本的躾は真っ先にどこかで無くしてきたらしい)
(そのくせ、説教する立場になると臆面もなく偉そうに「他人のせいにするなんて恥を知れ」とか言っちゃってたりする)

その一方で、
「アタシのせいだわ」「アタシがきちんとやらなかったから」「アタシがもっと気をつけていれば」と、誰もその人の責任なんか問うていないのに、一人で勝手に懲罰意識持っちゃってたりする人も居たりして、

ワタクシなんぞは優しくも親切でもない、ひねくれ屋で疑り深いオニヨメですから、

なに一人で悲劇のヒロインぶってんだぁ?
「そんなことないわよ~」って言って欲しいだけなんじゃないのー?
つか、「自分のせいで」って、アナタどこまで自信過剰なんですかー?

な風に鼻でせせら笑いつつ、相手の懺悔をスルーする日常です。


ええ、婆様なんですけどね。

去年の11月から毎月風邪ひいて、年末年始はインフルまでもらってきて、正月元旦は中止になるわ、おせち煮物は作っちまったわ、カニは買っちまったわ、お土産菓子折りはキャンセル出来なかったわで、我が家は大混乱だった訳ですが、
ε-(;ーωーA フゥ…

元は滅多に風邪なんか引かない人でしたが、88歳、体力も如実に低下しているようで、

最近の婆様の風邪引きの特徴としては、まず気管支をやられ、その後発熱。

かかりつけドクターのおかげで的確な処方薬で、いずれも大事には至らず、数日で平熱に落ち着くんですが、咳と痰は毎回しぶとく尾を引いて、

熱は下がっているけれど、咳き込みが止まらないので、デイを最長半月休んだりしました。


で、復活してデイに行き始めた本人の話によるとですねー、

同じデイの利用者さんで、テーブルの向かいの席にAさんという方が居られ、

ガン患者(治療中か治療終了してるかは不明)らしくて、抗がん剤副作用で頭髪が無いので、常に毛糸の帽子を被っておられるそうなんだけど、

どの風邪の時かは忘れたけれど(本人談 ヨメは11月の風邪だと思います)、引き始めでひどく咳き込んでしまった時、向かい側の席にいたAさんが凄く嫌そうな顔をして(本人談)、「あんた、風邪ひいたんじゃないの?」と避けるように身体を遠ざけた(本人談)そうです。
(=n=;)ムムゥ

その翌日から、Aさんが心配してくださった通り(ヨメ推察)婆様は風邪で寝込み、咳が落ち着くまでしばらくデイをお休みし、

2週間後、ようやくデイに参加したところ、Aさんの姿が見当たらず、今度はAさんがお休みかなと思っていたら、

別の利用者Bさんが「あんたの前にいた人、死んじゃったそうだよ」と教えて下さって、
ΣΣ( ̄◇ ̄;)!ハウッ!?

“私の咳のせいでAさんは肺炎を患って死んでしまった”
“私が死なせたのも同然だ”

と、デイから帰ってきてから、沈痛甚だしく、事あるごとに自分を責めておられるんですけれどー。
(;・∀・)ハッ?

ホントかー?とヨメはいまいち疑念を払拭出来ず、

同じ曜日の利用者さんがどなたか亡くなったのは本当でしょう。

しかしですねー、婆様も、教えてくれたBさんも、亡くなられた人の氏名をはっきり覚えていないのですよ。
だから、それがAさんなのかどうかはっきりしない。

ただ、「あんたの前にいたあの人」ってだけで、婆様はAさんに間違いない!他に当てはまる人なんかいない!と言い張ってますけど、出席人数によってテーブルのメンツが変更になるのって珍しくないし、

正面も斜め向かいも「前にいた」ことになるんじゃないんですか。

大まかには違ってないと思うけど、どちらも90近い年寄りの言うことだから、正直どうよ?と直ぐには信じ難いのが介護者の経験てヤツでして。
( ̄- ̄;)ンー

そもそも、仮に婆様の咳のせいで亡くなった方が居たとしても、それはご本人の体力免疫力に原因があることであって、30人近い高齢者、スタッフが行き交い、手すりやらテーブルやら何人もの人が手を触れ、送迎車に乗り合う介護サービスを受けている以上、そういった接触感染リスクはどうしようもない問題だし、うちの婆様だって、本人の体力が一番の原因とワタシは思っていますが、同時にどこかから誰かから風邪をもらった可能性も充分有る訳ですよ。

それを完全に防ぐというなら、通所介護は止めて、家で引きこもって、訪看と往診とヘルパーくらいしか接触しなければいいということで、

だけど、人とおしゃべりしたり、皆で一緒に体操したりゲームしたり、賑やかに過ごすのが決して嫌いじゃない方なんだから、それは現実的な対策とは言えず、

で、婆様の自虐話当事者意識はおなご特有の、解決を求めていない、語るだけのカタルシスに陥っているようなので、どうかな〜そうかな〜とスルーに務め、全くこのヨメはと不穏な空気が漂っております。
(ノ_-;)ハア…

趣味:心配 特技:おせっかい 資格:自虐 な人だからなー。
ああいうのが「可愛い女」っていうのなら、ワタシなんか突然変異でしかないだろうなー。

確かに、自己のせいにすることで自分を納得させることは出来るでしょう。

しかし、他人のせいにしない ことが即ち 何もかも自分のせい にすることではない。

おそらく多くの方から顰蹙を買うとは思いますが、「自分のせい」を中心にした思考は本人にとって結構楽で甘美だったりする場合もある訳で、

トラブルの発生というものは様々な要因が複雑に絡み合って発生するものであって、たかだか一人の功罪によって解決できるような甘っちょろい代物ではないと考えます。

自分のせいだとする考え方は、当事者意識を持ち続けているようで、実は思考停止状態なんです。

問題が起きた時、何故だ、どうしてだと原因元凶を追求分析するのも確かに必要ですが、物事を停止させず、走りながら、現在事態がどのようになっており、誰がどのようにすれば修正解決されるのかを考えるべきではないでしょうか。

何もかも一人で勝手に背負いこんで、悲痛な孤高のヒーローや悲劇のヒロインに酔ったところで、救われるのは「アタクシこそが主人公!」の本人の気概くらいで、勝手に自滅して、周りが非協力的だからと被害妄想を始めたところで、物事は何も解決しない。

自己責任とは自分の行動結果に対して責任を持つことであって、その人の責任範囲を著しく超越した物事に対してまで、アタクシのせい、ごめんなさい と言って回るのは、今度はこのカモにおっかぶせておけば全部尻拭いしてくれる、やったぜヒャッハー!と責任回避に長けた良からぬ輩を助長する悪習となりかねない。

それもこれもアタクシのせい の本質にあるのは、基本善意だとは思いますが、その善意の更に下に潜むのは「色々難しいこと考えるのも面倒だし、誰かに嫌な思いさせて別のトラブルが起きるのも嫌だから、ここはひとつ自分が大人の余裕で悪者になっておけば、全部解決」という甚だ無責任な先送りと他人の評価を期待した下心満載の欲求欲望ではないでしょうか。

自己責任という名の他力本願。
自分がどうしたいかより、自分が他人にどう見られているかをより重要視している。

己を客観視するのと、耐えず周囲の評価に神経を尖らせるのとは同じとは言えない。

だから、ぐじぐじと自分のせいにしている人はいつまでも自立できないし、いつまでも本当の責任を全うしないし、他人に意見する語彙も技術も力も身に付かない未熟なまま停滞している。

それがその人の処世術であり、ポリシーであるというなら、それはそれでありだと思います。

だけど、状況分析、自己責任、自己分析の反復を繰り返し、挑戦と実行と失敗と経験の頂上にしか「自己の確立」は成り立たないものだから、

恐れるべきは失敗して糾弾されることではなく、失敗を恐れ問題を先送りする自身の弱さなんじゃないかと。

出来ない自分を認められず、屁理屈を弄して逃げ回るより、
嗤われ誹られる恐怖を受け止められず、先んじて攻撃して威勢を誇示するより、

己のなんたるかを受け入れることが真の「ありのまま」であり、何重にも纏った武装を解くことで初めて得られる気づきも多々あるのではないかと思うのです。


ところで、婆様の風邪を感染されて肺炎で死んだと言われていたAさんですが、

先日のデイにちゃんと参加されていたそうです。
(* ̄m ̄)ぷぷぷ
(足もあったし、紛れもなく生きてる御本人で)
(帯状疱疹でしばらく寝込んでいたそうです)

ほら見ろー。
\( ̄^ ̄)/





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Comment

何かと
編集
先日ケアマネとちょっと話したのですが、年寄りの
男性はほとんどが他人が悪い、自分は何もしてない、って言い訳しがち。
女性はわたしのせいよ、私が悪いの、って言う、ですって。
家は父親ですから、勿論{自分は悪くない、リモコンが悪い」とほざきます。
ちょっとだけ意識がある人は周りを見るのも自分勝手自分のよい様に解釈するのでしょうね。
自分をしっかり受け止められるままで生きていられるのは80歳くらいまでなのかな~?
2015年02月27日(Fri) 11:07
編集
まったく実父がそのとおりです。
「誰もオレの言うことをきかんっ!」と怒りまくり
何がなくなっても
「お前(私)がどこかにやった!」
「余計なことばかりするっ!」と。
私のせいにしたすべては
父親自身がしでかしたことです。
本当に毎日「くそじじぃ!」と呪ってます。
2015年02月27日(Fri) 13:51
編集
ほんまやねえ 私は

すべては結果次第で 
いい結果の時は全部自分の才覚のお蔭
悪い結果の時は全部お前のせい
という母親とナガ~ク付き合って 
そっちには まあ慣れてるせいか

「私のせいよ」と泣きながら 背中の口が
「さあ 違うと言え~」的 めんどくさいタイプを
最も 苦手としております
2015年02月27日(Fri) 16:34
編集
某御仁の口癖は「俺じゃない!」
発病前からそうでしたが、
今は記憶保持できないので尚更。
責めても仕方ないので、放置ですね(苦笑)

逆に、先週・今週立て続けのトイレ詰まりを
報告してくれた末っ子くんが、
私に「悪いね」と謝るので、
アンタのせいじゃないし、報告してくれるから
大惨事(水浸し)を免れてるのであって
逆に感謝だよ~と言ってます。

ま、彼にしてみれば、母親に後始末を
押し付けているようで申し訳ないみたいでが、
最近あまりに優しいので、私は余命短いのか?と
疑ってしまうほどです(ぷ)
2015年02月27日(Fri) 19:02
>みかんさま
編集
そういえば、故じじ様も事あるごとに婆様のせいにしてましたわ。
財布無くしたって言うんで、バス停のベンチにまで見に行ったこともありましたねえ。
自分は悪くないと主張するのも、自分が悪いと訴えるのも、問題のすり替えであって、解決には至りませんね。
老若区別なく、そういう傾向の強い人は居ますから、それが高齢になって一層酷くなるなんて怖いですね〜。

コメントありがとうございました。
2015年02月28日(Sat) 21:21
>トルーディミミさま
編集
「ママが自分の言う通りにしてくれない!」と癇癪起こしてるコドモさんみたいですね。
こちらが大人になって上手に転がさないといけないのでしょうけれど、つい、そのまま崖から落としたろか、と。(本当に落としちゃダメよ〜ダメダメ 笑)

コメントありがとうございました。
2015年02月28日(Sat) 21:23
>TOMAMAさま
編集
>背中の口が「さあ 違うと言え〜」
に大受けしますた。
言えと、言ってくれと強要されると、絶対言いたくない意地っ張りです。

コメントありがとうございました。
2015年02月28日(Sat) 21:24
>miuさま
編集
記憶が欠落してしまう高齢者にあんなことした、こんなことしたって言ってもねえ。
それにしても、miu様の毎日の奮闘ぶりは胸が痛みます。
そりゃ、子供さんもせめて優しく接してくださるでしょう。
仕方の無いこととはいえ、他に何も出来ない負い目もおありでしょうしね。
でも、気持ちに寄り添ってくれる家族が居るだけで、随分救われますね。

コメントありがとうございました。
2015年02月28日(Sat) 21:27












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