WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)

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その罵声は誰の為か

7(月)に某国営放送の朝の情報番組で、

ゴミ屋敷化していく親の家の片付けにどう対処すべきか という特集をやっておりまして、

悩む子の立場(視点)からの問題提起と幾つかの解決方法が紹介されていました。


あんなに綺麗好きできちんとした人(母)だったのに、

鍋類は床に置きっ放し、料理へらやお玉、水切りカゴといった同じ物が幾つも出て来て、

冷蔵庫の野菜室には同じ野菜が幾つも詰め込まれ、当然の如く一番下には腐敗してしまったモノも。

ストック棚には常備食料というには明らかに過剰な数量の乾物類・レトルト食品、勿論消費期限はとうに超過。

床下の大量の果実酒瓶の惨状(musiさんが湧いてたって ひええ)。


あはは〜、高齢者あるある。

何人かの実娘さんの実体験を例に紹介してましたが、再現ドラマの一コマで、

娘「(食べかけで放置の瓶詰めを示して)もうこれ食べないなら捨てるわよ」
老母「待ってよ、後で食べようと思ったのよ」
娘「この前もそんなこと言ってたけど、結局食べてないじゃない。こんなの食べたら身体に毒だよ。捨てるわよ」
老母「食べる、食べる。食べるから捨てないで」

と、瓶を取り返そうと哀願する母と聞き耳持たず捨てようとする娘のやり取りは、

うちでも何度となく繰り返された不毛な戦いです。


認知症とまではいかずとも、買ったことを忘れて次から次へと同じものを買って来たりというのは高齢者には普通にあることですし、
(買物自体楽しいから)
(うちも婆様が脳梗塞で倒れた後、和室をガサ入れしたら、引き出し開ける度に未開封のヒルドイドローションが出て来ましたっけ)

昔はひょいひょい脚立や足台に乗って上の棚から出し入れ出来た鍋類が、腰痛や関節痛で床に直置きした方が楽で使い易いという事情もあります。

戦後の食糧難で苦労した世代の人ですから、とにかく「捨てる」という言葉には拒否感(罪悪感)が強く、
無理してでも食べようとするので、価値観の相違と言えばそれまでですが、その辺りの攻防はどのお宅でも見られる衝突であろうとも思います。

ただ、感心したのは、割とどの娘さんも真摯に問題に取り組み、何故そうなってしまうのか、何が母親をそのような行動に駆り立てているのか冷静に分析しようとされていました。

一度は強制廃棄できれいにしても、結局数ヶ月で元のモノが溢れる状態にリバウンドしてしまった現実。

自分の行動は絶対的に正しいのだけれど、母親にとってはそうではない、

ではどうすればいいのか、母親の立場になってもう一度考えてみる必要がある。


そーなんですよねー。

モノへのこだわり、思い入れ、家族の歴史の認識は子より母の方が遥かに深く、どれ一つをとっても浅からぬエピソードに満ちているものです。


(ウチでも爺婆様の衣替えのお手伝いはまんま昔語りの虫干しの日でもありまして)
(毎年同じセーター、同じ夏服出し入れする度に、同じ昔話を拝聴し、衣替えは一向に進まないと言う苦行 笑)

今回取り上げられたケースの子供さん達は皆、結婚し家を出た立場の人だったので、殊更久しぶりに実家を尋ね、足の踏み場もない実家の有様に仰天するというケースが多かったですが、

ウチの場合は鬼嫁が委細構わずずかずか侵入してましたけど(笑)、同居してても、テリトリーは完全分離、向こうは何をする人ぞ的な関わり合いしか持たない場合もかなり有るんじゃないでしょうか。

関知せず が無用な衝突を回避する知恵ということも有りますし。

どこからどこまで介入し、どこから手を引くかは10の家庭が有れば10通りの遣り様が有るので、

軽々にこれが最善、最良、唯一の正解ということは無いのだということを前提に、



母親の視点で考えてみようと思い至った娘さん達は、そのスタンスに立とうとした時点でかなり大きく解決に近付いたのではないでしょうか。

正攻法で、正論で追い詰め、強制的に受諾させても、親は反感を持ち反発するだけで、ピント外れの逆切れ応酬になるだけなのに、

子の方が冷静に努め、立場の逆転を嵩に着ることも無く、敵ではなく味方として協力者として寄り添おうとしている姿は、

まさしく孝行でありましょう。

大きな枠の捉え方をすれば、それもこれも「老い」の為せる業であり、

衰え、変容して行く親に対し、子はどのように向き合い、寄り添って行くべきかを示唆した特集であったように思いました。



因に、言ってはいけないNGワードは以下の通り。

こんな物までとっておいて
もういらないでしょ
前はキレイ好きだったじゃない
何でできないの
やってあげているのに
私が大変になる
捨ててよ!

ははは…(こりゃキツいっすねー、つか、相手傷つけるのに実に有効な罵声だなー)
(でもこれ、「前はキレイ好き…」以外は、耳タコなくらい親に言われた台詞ばかりですじゃ)
(「何でできないの」は勤めてた頃、新人で鈍臭かったんで随分言われたもんだ)

罵声って、マウント側の快感の雄叫びに過ぎないよな〜。
問題解決の為には百害あって一利無し。





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Comment

おはようございます 

皆一様に老いは訪れる。
親も自分も。
親以上に
自分を何とかしなきゃのワタクシです(汗)

いつやるの?今でしょ。…そゆことなんだなぁ。

こちらはだんだん雨が強くなってきました。
今日
つるさんかめさんが途中返却にならなきゃいいけど
(もっと汗)
  • posted by 山田あしゅら 
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  • 2014.07/10 06:43分 
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昔は・・・ 

私の親も良く言ってましたっけ。「もったいない」
それが結局ものがたまるきっかけなんでしょうね。
いつか使う、いつか捨てる、それの繰り返し。
我が家、私は書類は保存する方、旦那さんは何でもポイポイ
捨てちゃう。物は捨てる私、何でももったいない、がつく旦那さん。
体育館のような部屋に住みたい私(笑)
一人になるまで無理だわね。
  • posted by みかん 
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  • 2014.07/10 10:23分 
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イヤー我が家もさっき親子でじい様に雷を落としましたわ

どうしても目薬を自分で確保したい義父
体温で品質下がりそうだけど…まっもう良いよねと放置してたけどさっきその目薬がわからなくなってベッドから降りようと右往左往!
気がついた娘が大声で後から私も雷で…

そろそろ判んなくなって来たかな?指示が…

我が家もそのうち…でございます
  • posted by ツンデレ 
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  • 2014.07/10 12:30分 
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No title 

先日 てつ子の部屋 で曽野綾子さんが
実母が亡くなられた後(同居で6畳の間にいらした)
外出用の着物1枚 通院用のゲタ1足 のように必要最小限のものしかなく
押入れと整理ダンス1さお の整理は半日で終わった と言ってられて
もって銘すべし と思いましたが…

NGワードのシャワーを浴びて育ったような 不出来な娘?には
ハードル 高~い なぁ  (^^;; 
  • posted by TOMAMA 
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  • 2014.07/10 16:30分 
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No title 

実家がまさしくゴミ屋敷でした

おまけにタンスの中に住み着いていた青大将を
ン十年前にタンスごと処分してからというもの
天敵が消えたせいか、ネズミが大繁殖して
両親が寝ている布団の上も走り回るありさまで
至るところ糞だらけ・・・
洋服も食料も家具もかじられてボロボロ!

使える物など皆無に等しい状態でしたが
何度も通って、かろうじて写真などを発掘し
それ以外の大半のゴミは、とても苦労して
1人で片付け、何度も回収に出しました

それに懲りて、さっそく自分の和服は
二束三文だったけれど、リサイクルに出し
(着付けできないし、手入れも大変なので)
少しだけ断捨離しましたが、
母が倒れてからは、片付ける余裕もなくなり、
わが家がゴミ屋敷寸前になってきました(涙)




  • posted by miu 
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  • 2014.07/10 17:41分 
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>山田あしゅらさま 

自分にとって大切な思い出の品をがらくた呼ばわりされて勝手に捨てられたら、それは恨み骨髄でしょうね。
(子供時代はよく親にやられましたわ)
だから、その辺りの踏み込みには細心の注意を払いながら、不在時を狙ってガサ入れしてます。
大切なアクセサリーや手紙には手は出しませんが、「記念に取っておく」のが何より好きな婆様なので、外出レクの昼食の箸袋とか、折り紙作品とか、もう3年以上前のものはいいんじゃないでしょうか〜?

コメント有り難うございました。
  • posted by POTE 
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  • 2014.07/10 21:47分 
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>みかんさま 

「もったいない」都合のいい口実ですよね。
如何にもモノを大事にしているようで、そのくせ無駄な使い方を平気でしてると言う。
いつか使うと思って取っておくものは残念ながら使いませんね。
稀に、「あ、あれ取っておけば良かった」と思うときも無いではないですが、無きゃ無いでどうにかなるものなので(笑)

コメント有り難うございました。
  • posted by POTE 
  • URL 
  • 2014.07/10 21:47分 
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>ツンデレさま 

こちらの指示に背かれるとイラッとしますね。
指示されることが気に食わないのか、或は指示そのものを覚えていられないのかで大分こちらの対応も変わって来ますけど。
でも、どうせ分からない、覚えていないとタカをくくっていると、案外鋭い指摘してきて、ぎょとさせられます。

コメント有り難うございました。
  • posted by POTE 
  • URL 
  • 2014.07/10 21:48分 
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>TOMAMAさま 

立つ鳥跡を濁さず といいますが。
死に赴く際、きちんと身辺整理が出来る人は稀ですね。
世俗にまみれた自分は、未練たらしく自分が生きて来た証しにしがみついて、虚しくあがき騒ぐような気がします。

コメント有り難うございました。
  • posted by POTE 
  • URL 
  • 2014.07/10 21:49分 
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>miuさま 

あおだいしょう ですかー。加えてネズミが大繁殖だなんて、それは凄いですねえ。
心情的負担よりも肉体的負担が大変だったのではないでしょうか。お疲れさまです。

うちも、婆様の和服が幾つもしまい込まれたままで、折に触れ、いいものだから砧紙から出して風を通したいと言われてますが、ワタクシ着物畳めませんし、とてつもない重労働になるのが目に見えてますので、懸命に逃げ回っています。
残酷なようですが、どれだけ良い着物でも、もう婆様は着られないし、ワタシも着物の趣味は無いし、噂の国賓はマンション住まいで収納が少ないからと母親が作ってくれた着物も置いて行ったくらいだからアテにはならないし、古着屋に売ったところで二束三文で買いたたかれるのが関の山。

きちんとした呉服屋さんで反物から選んだ着物だそうですが、今となってはタンスの肥やし以外の何ものでもありません。

POTEちゃんが着れば良いじゃないって、やですよ。困ったもんだ。

コメント有り難うございました。
  • posted by POTE 
  • URL 
  • 2014.07/10 21:50分 
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プロフィール

POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
子供なし
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9逝去 享年95才 最後は要介護4の車椅子)

since2009.2.10

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