2016. 03. 11  
3.11のあの日、

東京は震度5弱。

まだ、じじばば様二人(要介護3&4 両方とも車椅子)を在宅介護してたMAX期。


2階から1階に下りかけたその時、ズシーン…という予波があり、(地震?)と思ったその直後、

強く大きなガタガタガタ…ッという揺れと、いつまでも続く揺れ戻し。

一瞬で(いつもと違う!)(大きい!)と、腰が引け、息を飲む、そんな激しい揺れでした。

東京下町にある我が家では、

棚に並べておいたCDケースの、一番端にあったのが落ちてプラスチックケースの端が欠けたのと、
仏壇奥の真鍮のご本尊が斜めになったのが唯一の目立った被害でしたが、

うわうわうわ!と、とにかくパニックになりながらも、キッチンの火元と1F和室のじじばば様の無事を確認した後、

2階で凄い音がするので慌てて再度階段上がって見に行ったら、

ワタシ達の寝室のペンダント型照明(吊り下がったタイプね)が大きく真横まで揺さぶられ、
スイッチチェーンが死にものぐるいの蛇のようにのたうち回り、
シェードががっつんがっつん天井にぶち当たっていたのと、

今でもまざまざと思い出すのは、寝室の壁際に置いてあった和タンスが、
↓こんな感じの、着物納めてある引き出しがあって、観音扉式になってるヤツなんですが、
(参考写真)
IMG_2260_convert_20140506210419.jpg
このタンスが、誰も触れてないのに観音扉が開け放たれ、
透明人間でも居て裏から押してるの?というくらい、
着物引き出しが全段交互に、凄い勢いで出たり引っ込んだりしていた
という有り得ない光景。
(空の引き出しじゃないんですよ)
(ワタシの一張羅と婆様の高い呉服や帯が入ってるのに、それが出たり入ったりって、自分が見たものが今でも信じられない)

そして、庭を見ると、物置の引き扉もまた勝手に開閉を繰り返し、大きく開いた拍子に、丸めて突っ込んであった車のカバーや空き段ボール箱が吐き出されるようになだれ出て来ていた。

外に出ると、電柱はワイパーのように大きく揺れ、電線は縄跳びのようにうねり、

外を歩く人、自転車に乗っていた人は一様に足を止め、家々の戸口から出て来た人達も不安げに周囲を見回していた。


仕事中のじゃっくさんは車で郊外の街道沿いに居て(停車中だった)、
実感としての揺れは体感できていなかったものの、
周囲の電柱と電線の揺れの大きさの異常さに戸惑っていたところ、
道路沿いに建つビルの出入り口から次々と人が転げるように走り出して来たのと、
その中で怯えた様子で泣いてる女子社員の姿に、(これは普通じゃない)と直感。

その後、近くのマkuドで軽食を買おうとしたところ、地震の第二派が襲来。
悲鳴が上がる中、店の指示で急ぎ全員外に出されたとのこと。

首都圏JRは運行不能となり、徒歩帰宅困難者と言われた人達が夜通し踏破して自宅へ辿り着き、
(有り得ない大渋滞の中、都電やバス、私鉄が懸命に終夜運転してんのに、JRは安全の為だと利用客を外に追い出し、駅出入口全封鎖して構内避難トイレ休憩さえさせてくれなかった)
(駅が封鎖されたせいで、駅ビルは想定してた避難誘導ができず)
(日頃の避難訓練も肝心の時に何一つ役に立たず)

勤務先が東京西端にあるじゃっくさんはその日帰宅できませんでした。
(自宅は東京東端、直線でも40キロの距離で電車通勤なら90分ですが、徒歩帰宅は絶対無理)
(会社近所に住む後輩宅に泊めて頂きますた)
(ヨメが年寄り抱えて、即時対応可能なように服着たまま寝たってのに、夕食ご馳走になって風呂まで頂いたって、オメーなー)
(翌日、ケータイの地震速報ギュイギュイ鳴らしながら、スーパーに買い物に行く途中、交差点でコート姿のビジネスマンとすれ違いました)
(うっすら青くヒゲが生えちゃって、夜通し歩いて来られたんですか?と言いたくなるようなご様子でした)



あれから5年。

もう5年、まだ5年。


ボランティアの数も随分減少してしまっているようです。

今何ができるのか。
今何が必要とされているのか。

こんな記事がありました。→


ワタシは在宅介護で年寄り抱えているのを口実に、何のボランティアにも参加出来ていない立場の者ですが、

それでも、善意が全て有難いかというと、

まあ、無関心よりはマシかと思う一方、かえって手間を持ち込まれるだけの善意なら、無関心の方がマシ という本音は大変共感できました。

キツイ言い方ですが、送れば良いことした、満足した はボランティアじゃなくてエゴでしょう。

うちも、これおじいちゃんおばあちゃんに食べさせてあげてね と頂き物を頂戴することは今でもありますし、有難いお気持ちだとは思いますが、

それ、包装解いて、食べやすいように切って、皿に盛って、食べさせて、あと片付けして、ゴミ捨てる のはワタシの仕事な訳ですよ。

それくらいしてやれって言わないでくださいね。
朝はオムツにポータブルの片付けに、喀痰補助に、入歯装着、着替え介助、食事の支度、髭剃り、食事の後片付け、掃除洗濯、10時のお茶…と午前中だけでも仕事は山のようにあったんですから。
(午後は寝るまで仕事ありますが長くなるので省略 笑)

その生活サイクルの中で、一人二人の年寄りに送られて来たもの出すだけでも、「仕事増やされた」感ありありなのに、タダでさえ手が足りない被災地に、仕分けするのにも一苦労なものばかり送られたってそら迷惑なだけやろ。

だったら、お前が来て仕分けしろって言いたくなることは随分あっただろうと思います。
(ええ、ワタシも言いたかったですわよ)

被災された人の苦難を思い、

今でも、今からでも、自分にできる、現場で求められていることをする。

そんな基本的なことですら、実際その場になってみないと分からないものです。


5年目の3.11。

あの日のように、寒い日となりました。

午後2:46 合掌。



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義母が亡くなって、そのお返しに金券を買いに出掛けたショッピングセンターの広場のテレビで私は津波を知りました

遠い山口でも何が起きるか判らないと慌てて家に帰ると
ニュースで悲惨な状況が流れるばかり

ネットでしか知らない多くの方が巻き込まれてやしないかとハラハラとし、
後日無事を知らせるブログで胸を撫で下ろしたり
自分の無力さに唇を噛む思いでした

被災した東北の神社の為に寄付金を送金したり
行政で肌着やタオルを援助物資で送ると知れば義母の使わなかった肌着や頂き物のタオルをかき集めました

私が出来るのは東北の物資を購入することくらいしか無くて

でも皆が力を合わせればと思ってました

被災地の復興はまだまだ遠くて長い道程でしょうけど

忘れない事
あの被災地には多くの人の笑顔があったこと
震災は天災だったけれど
多くの被害は人災であったと

忘れてはいけないと思います

POTEさんのブログにまたその思いを強くしました



今でも
あの時の地震の怖さは今でも忘れられませんね。今でも家の前をトラックなんかが通行するときの音が、「地震か?」って思います。
地震はいつも東から来るのですが、地震の音が聞こえるんです。「ゴオ~」と地鳴りが聞えますよ。
五年が過ぎちゃうと忘れる人もたくさんいるでしょうが、津波だけは忘れないで逃げて欲しいですね。
>ツンデレさま
きっかけは天災でした。
そして、更なる被害を拡大させたのは人でした。
しかし、いずれの場面でもそれは仕方のなかったことだったかもしれません。
後からはなんとでも言えますから。
ただ、事件事故に限らず、天変地異というものもけっして絵空事でなく、実は身近に眠っているものなのだという思いを改めて実感しました。

コメントありがとうございました。
>みかんさま
本震の揺れっぷりも凄かったですが、いつまでたっても終わらない余震にも随分参りました。
それに、うちは電気もガスも水も無事でしたが、あの空っぽのスーパーの棚には本当に暗澹とした思いにさせられました。
(戦後の食糧難経験者の年寄り抱えていたんで)
(とにかく年寄りの米だけは死守!の決意で、自分は陰で切り餅とかカステラ切り落としとか食べてました)
(もー切り餅は正直見るのも嫌 笑)

コメントありがとうございました。
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プロフィール

POTE

Author:POTE
家族:
ダンナ(じゃっく・仮名)
婆さま(ダンナ母・90才要介護3 脳梗塞で左麻痺の車椅子)
爺さま(ダンナ父・2012.9に95才で逝去 要介護4の車椅子)
子供なし
生来のずぼら・てけとー・スーダラ人間オニヨメにつき、こまめなレスや相互訪問を求められましても、お応えできぬ場合がしばしばございます。
基本きまぐれ更新、きまぐれコメレスの大雑把。
ここはそうゆうところなのね…と生温ーく受け入れて下さる方歓迎。

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