WINDING ROAD

在宅介護という名の過酷にして壮絶な終わりなき戦いの日々 自分の病気、ジツボとの関係 荒野に俺は一人だけ(笑)
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「寄与」の解釈

「寄与」=社会や人のために役に立つこと。貢献。例「世界平和に寄与する」




長いし、今更ですし、あまり面白くないので、おヒマな方だけどうぞ。






まず、

民法では相続人になれる人を決めており、

亡くなった人(被相続人)の夫・妻(配偶者)は常に相続人で、直系卑属(子、子が死亡していれば孫)が第1順位の法定相続人になります。

第1順位の法定相続人がいない場合は実父母、養父母が第2順位、実養どちらの父母もいなければ祖父母が相続人、

第2順位もいない場合は亡くなった人の兄弟姉妹、兄弟姉妹が亡くなっていればその子(甥・姪)が第3順位となります


が、



お気付きのように、亡くなった人の配偶者以外、相続人は亡くなった人の子や孫、親、兄弟と血の繋がりのある人に限定され、
子の配偶者、孫の配偶者、甥姪の配偶者は

「相続」には一切絡みません。


と言うか、基本、相続とは同居別居に限らず血族対象の民法の話であり、
子以下の配偶者は無関係の「他人」
です。
相続人リストに子や孫の名前の欄はあるのに、嫁や娘の夫は名前書く欄が無いんだぜ。



という基本をまず押さえておいて、ですね。

この「法定相続人」の中に、亡くなった人の財産(法定相続人全員に分配相続される財産)を増やすことに特段に協力した人物がいた場合、

単に直系家族というだけで相続に浴する人と同列に扱うのは如何なものか。

増やすだけでなく、相続財産減少を防ぐことに尽力した場合も同様で、相続が開始された時、当該財産が有るのは相続財産の増殖に協力した相続人がいるおかげであり、その働きのおかげで、他の相続人も恩恵にあずかることができたという考え方です。

その貢献分を考慮し、貢献した相続人には他の特段な働きのなかった人より優遇しようという制度が「寄与分」です。


口開けて待ってるだけだった他の血縁者より、貢献のあった相続人の働きを評価し、感謝し、相続額を増加させる という配慮です。


で、


共同相続人のうち、特定の相続人だけに増加を認める制度ですから、基本重視の法定相続分制度においては重大な例外になりまして、

どのような形でもすぐ寄与分が認められるかというと、そう簡単には参りません(笑)




民法上、寄与分が認められる場合は、
「被相続人の事業に関する労務の提供又は財産上の給付,被相続人の療養看護その他の方法により被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした」場合に限定されています(民法904条の2第1項)。


まず一つは被相続人が事業を行っている場合に、その事業に関して労務を提供、つまりは事業を手伝って、被相続人の財産の維持や増加に貢献した場合です。

また、被相続人に対して、生活費や医療費等の援助などの財産的な給付を行い、それによって、被相続人の財産の維持や増加に貢献した場合も、寄与分が認められる場合に当たります。

さらに、被相続人が病気などになってしまった場合に、その療養看護をしてあげたことによって、被相続人の財産の維持や増加に貢献した場合も、やはり寄与分が認められることになります。

これら以外でも、被相続人の財産の維持や増加に貢献したといえる場合には、やはり寄与分が認められることになります。

ただし、上記のとおり、寄与分が認められるのは、あくまで「被相続人の財産の維持や増加」に貢献した場合です。

したがって、単に被相続人の事業に協力したり、財産上の給付をしたり、療養看護しただけで、結局、被相続人の財産が減少することを防ぐことに貢献できなかったり、財産を増加させることに貢献できなかったりした場合には,
寄与分は認められないことになります。
アタシ一人になんもかんもおっかぶせておいて、公平だなんて冗談じゃないわよー!とか、
介護したくらいで一人占めしようなんて欲張り!許せないー!とか、
血で血を洗う争いはこういう良かれと思って作られた制度によって一層助長されてるような気が。

こういう例を見ると、実子介護っつーのもご苦労が多いなあと。
一人っ子ワンオペ介護もしんどいとは思いますが、一致団結協力体制取れるなら大勢兄弟は有り難いですが、役立たずの口先外野だらけなら雑音対応で却って気疲れ多そう。


たとえば、被相続人が認知症となり、その介護をしたとしても、その介護によって被相続人の財産の減少を防止したり、または増やしたといえるような場合でなければ、
現行法上、介護したことだけでは寄与分は認められません。
この辺が如何にも在宅介護が少なかった頃の法律だよね。
介護しながら株で大儲けしてる人なんて、居なくは無いだろうけど、出る額の方が絶対多く無いか?
老親介護で仕事も失い、自分の貯金も親の貯金も切り崩し、今日明日生きるのだけで精一杯の実子さんがどれだけいると思ってんだ。

売れっ子作家で印税でビル建てちゃったり、マンション建てられるレベルならまだしも、小冊子級の出版印税なんてお小遣い程度で寄与だの遺留だのといったレベルでは無いような。
記念としての仕事の意味合いの方が大きいと愚考してますけど。



しかも、繰り返しますが、ここまでの説明はあくまで共同相続人の人達
亡くなった人の 夫 妻 子 孫 親 兄弟 甥姪 の話
でありまして、

子の配偶者、孫の配偶者、兄弟の配偶者が
亡くなった人と何年同居していようと、
口の中からお尻の穴まで世話した実績があったところで、

それは相続には全く無関係の話になります。

ヨメの端くれと致しましては、食事、洗濯、掃除、買い物、着替え補助、スケジュール調整、与薬、電話連絡、支払い、美容院予約、車椅子外出付き添い、
喀痰補助したり、オケツ覗いて軟膏塗ったり、摘Benしたり、Ben付着した下着手洗いしたり、夜中のコールに飛び起きて駆けつけたりしてんのに、単なる同居の他人扱いって。


まず、この同居配偶者の実績を評価する法律の立法を早急に実現されたい。

つか、

世の中「察してくれる人」なんて滅多に居ないんだよ。

労働に見合った報酬くれよ!!

義親のシモの世話なんか1日も早く卒業してえーーーー!!!






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